先週、BAGS/JEWELLERY&WATCHESオークションにお越しいただいたお客様、誠にありがとうございました。
今週は、4週間連続オークションのラストを飾る近代美術PartⅡオークションが開催されます。6日(水)にスタートする銀座での下見会に、皆様のまたのお越しを心よりお待ちしております。
【下見会】
日程:7月6日(水)~7月8日(金) 10:00~18:00
7月9日(土) 10:00~12:00
場所:シンワアートミュージアム
【オークション】
日程:7月9日(土) 14:00~
場所:シンワアートミュージアム
版画・日本画・洋画・外国絵画・工芸など、毎回多様な作品を楽しむことができるシンワの近代美術PartⅡオークション。今回もルノワール・モネ・ピカソなどの優れた版画作品や、梅原龍三郎・小磯良平・児島善三郎の絵画などがたくさん出品されます。
今日は、その中から外国絵画の作品2点をご紹介したいと思います。
LOT 756
全 惠苑 (ジョン・ヘウォン) B.1978
『ピンク色の顔』
53.0×45.5cm
キャンバス・油彩 側面にサイン・年代(2011)
エスティメイト:\50,000~\100,000
LOT 756 『ピンク色の顔』は、韓国人の若手作家・全惠苑(ジョン・ヘウォン)の作品です。海が綺麗な韓国の釜山(ブサン)で生まれた全は、釜山大学校美術学科・同大学院を修了し、現在韓国を中心に制作活動続けている作家です。作家自身を含む人間の内面に閉じ込められた「記憶」をモチーフとして描き続けてきた全は、きわめて個人的で抽象的である「記憶」の、現在と過去との間に生じる感覚的な「隙間」に焦点を合わせています。その「隙間」とは、ある事件が起きた時点から現在までの間に起こった感情の変化、またはその事実に対する受容態度の変更をいいますが、このような過去と現在の感覚の微妙な不一致を彼女は「曖昧な差」と呼びます。もう忘れてしまった過去の感情、あるいは当時は気付かなかった気持ちにまでを改めて向き合おうとする作家の姿勢は、単なるノスタルジアではないのでしょう。本作品の、画面の中からこちら側を見つめるピンク色の顔は、どんな時代のどんな物語を語りかけているのでしょうか。
LOT 757
方 靖雅 (バン・ジョンア) B.1968
『Chicken house』
53.0×33.4cm
キャンバス・アクリル 左下にサイン・年代(2011)
エスティメイト:\50,000~\100,000
上は、もう一人の韓国人の作家、方靖雅(バン・ジョンア)の作品『Chicken house』です。韓国では最も有名な美大である弘益大学校美術学科を卒業し、東西(ドンソ)大学のDesign&IT専門大学院・映像デザイン科を修了した方(バン)は、2002年釜山青年作家賞、光州市立美術館・河正雄(ハ・ジョンウン)美術賞を受賞するなど、故郷である釜山を中心に情熱的な制作活動で注目を集めてきた若手の作家です。パブリック・コレクションとしては、国立現代美術館、釜山市立美術館などに作品が収蔵されています。方靖雅は、日常の風景の中、瞬間的に目に入ってきたある場面を独自の淡々とした感覚をもって描き出してきました。何気なく、あるいは無関心にも見える作家の視線は、「客観的な瞬間」から感じることができるユーモラスなイメージを観る者に与えます。
本作品は、最近「生」と「死」の対比に興味を持つようになったという方(バン)の最新作。画面には、キッチンでの料理には相応しくない服装の女性が鶏を手に握ったまま考え込んでいます。生命力溢れる豊かな肉体をもつ女性は、食材となった鶏が持つ「死」のイメージと強く対比されるようにも見えます。しかし、その対比とは「生」に対する「死」の排斥ではなく、むしろ生と死がわかちがたく存在するということに対する素直な受容を表すものではないでしょうか。
(執筆:W)
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カテゴリー別アーカイブ: オークション
BAGS/JEWELLERY&WATCHES下見会@銀座
先週、長谷川利行コレクション・近代美術オークションにお越しいただいたお客様、誠にありがとうございました。
7月には、BAGS/JEWELLERY&WATCHES・近代美術PARTⅡオークションが2日・9日の土曜日に連続で開催される予定です。
今日は、本日から銀座でスタートしたBAGS/JEWELLERY&WATCHES下見会の様子を少しだけお伝えいたします。
今週のBAGS/JEWELLERY&WATCHESオークションでは、夏本番となってきた今の季節に相応しいコレクションが多く出品されます。

まず、下見会場に入ると、各ブランドの夏コレクション・バッグが涼しげに皆様を迎えます。コーチからヴィトンまで、お好きなブランドの中からこの夏のお供をチョイスされてはいかがでしょうか。
上は、Lot 407ルイ・ヴィトンのペガス50です。50×35×18cmのコンパクトなサイズ、鮮やかなポム・ダムール色やヴェルニ素材の軽さは、いつものお出かけをもっとオシャレで気持ちの良いものにしてくれそうです。
また、こちらはバッグオークションで毎回注目を浴びるエルメス・コレクションです。今回もよりたくさんの商品が用意されております。全133ロット中、メンズ・レディースのバッグはもちろん、ベルト・デスクパッド・キャリーバッグなどいろいろな種類やサイズの商品が43点も出品されます。エルメスのファンの方ならぜひご来場の上お試しください。
バッグだけではなく、今回のJEWELLERY&WATCHESオークションも夏向けとも言えるような品揃えです。

中でも、たくさん出品されますホワイト・ゴールドのダイアモンドピアスは目が離せません。洗練されたホワイト・ゴールドにダイアモンドの輝き、そしてどのようなファッションにも似合いそうなユニークなデザインは、年齢を問わずお勧めです。

また、ティファニー、カルティエなどのブランドジュエリー・コーナーもぜひご覧ください。中でも、Lot 243ヴァン クリーフ&アーペルの「ダイアモンドピアス・マルチストーンチャーム7点セット」は、お出かけ先やその日の気分によって多彩なチョイスができる組み合わせとなっています。
他にも、真珠コーナーや時計コーナーも充実したコレクションで、皆様のご来場をお待ちしております。

今年も猛暑が続きそうですね。皆様、銀座にお出かけの際は、下見会場でジュエリーやバッグをご覧になりながら一休みされてはいかがでしょうか。
(執筆:W)
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孤高の天才画家・高島野十郎の《水蓮》
みなさまは高島野十郎という画家をご存じですか?
ここ数年、テレビ番組や美術雑誌の特集でご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。近代洋画コレクターの方なら、作品を探してもなかなか手に入らない「幻の画家」として記憶していらっしゃるかもしれませんね。
その高島野十郎の作品が6月26日の近代美術オークションに出品されます!
野十郎は、画壇とは無縁の制作活動を行っていたため、生前ほとんど名前を知られることがありませんでした。彼が脚光を浴びたのは、没後5年を経た1980年のこと。そのきっかけは福岡県文化会館(現・福岡県立美術館)の企画展に《すいれんの池》(1949年作・同館蔵)という作品が展示されたことでした。この1点の魅力によって画家の研究が進み、各地で回顧展が開催され、次第にマスコミで取り上げられるようになっていきます。こうしてようやく高島野十郎という類まれな才能が評価されるようになりました。
今回出品されるのはこちらの作品です。
【オークション終了につき、図版は削除いたしました】
Lot.240 高島野十郎(1890-1975)
《水蓮》
60.6×50.0cm
キャンバス・油彩 額装
1974年作
左下にサイン
裏・裏板に署名
「孤高の画家 高島野十郎展」出品
(2000年/柏市民ギャラリー)
エスティメイト \3,000,000~5,000,000
1890年、野十郎は福岡県久留米市の酒造業を営む家に生まれました。東京帝国大学農学部水産学科(現在の東京大学)を首席で卒業し、将来を嘱望されながらも画家の道を選びます。しかし、師につくことや美術教育を受けることはなく、「世の画壇と全く無縁になる事が小生の研究と精進です」※と決め、個展を主な作品発表の場としました。自ら設計した質素なアトリエで一人制作に没頭し、鋭い観察眼と仏教的な思想により一貫して写実を追究した画家です。
水蓮を題材とした作品は、野十郎の発見につながった前述の《すいれんの池》や、死期を悟った画家が遺品として姉に渡した《睡蓮》(1975年作)など、印象的なエピソードとともに現在、数点が確認されています。水蓮は仏教において「蓮華」として浄土を象徴する花。仏教に傾倒した野十郎にとって思い入れの強い題材であり、それを描いた作品には画家の精神性が色濃く投影されたということでしょう。
本作品は、白い花と蕾、複数の葉を池に配し、画面左下に岸に咲く菊を描いたものです。徹底的に凝視し、克明な写実と堅牢なマチエールで表現した情景からは、「花一つを、砂一粒を人間と同物に見る事、神と見る事」※という野十郎の強い信念が伝わってくるようです。またここでは、野十郎は余計なものを削ぎ落とし、極めて平面的に池を描き出しました。よってそれは、夕暮れの空の色と水蓮の影をわずかに映しながら、模糊として深々とした異次元のような空間として見て取れます。この世のものではないような気配と静寂に満ちた池に咲く、白く清らかな水蓮の花。その情景は野十郎が思い描いた浄土の世界なのかもしれません。
※『高島野十郎画集 作品と遺稿』求龍堂 2008年
明日23日(木)から始まる下見会でぜひ実物をご覧ください。
下見会・オークションスケジュールはこちら
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
(執筆:S)
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モザイク画 ~「フローレンスモザイク」と「ミクロモザイク」~
4月9日のBAGS/JEWELLERY&WATCHES、浮世絵/近代美術PartⅡオークションにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。下見会の日程やオークション開催日の変更にもご理解いただき、心より感謝申し上げます。
さて、今日は4月23日に開催いたします西洋美術オークションの出品作品をご紹介いたします。
今回の西洋美術では、モザイク画がたくさん出品されますが、まずはこちらのフローレンスモザイクから。
フローレンスモザイクは、16世紀後半ルネサンス時代のイタリア・フィレンツェで生まれた、大理石の小片を象嵌して花や人物などを表わす装飾技法です。「フローレンス」はフィレンツェの英語名です。当時、隆盛を誇ったメディチ家の庇護の下で発展し、巨匠ミケランジェロはその美しさを「永遠の絵画」と絶賛したそうです。
特筆すべきはその制作方法の緻密さと難しさ。図柄の部分は、例えばバラならば花弁の赤や白、葉の緑といった様々な色彩の石を重ね、弓に張った鋼入りの鉄線に砥石の粉を溶いた水を垂らし、少しずつ摺り切っていくという極めて緻密な手作業によって象り、下地の大理石に象嵌します。ほかの刃物や電動の機械などでは代用が効かず、この方法でのみモチーフの細部や柔らかな曲線を表現することができるそうです。美しく磨き上げられた作品からは、制作の困難さを想像させないエレガントな雰囲気が漂います。
Lot.317 フローレンスモザイク
「バラ」
78.0×130.5cm
エスティメイト ★¥250,000~350,000
バラを中心に蝶や鳥をあしらった作品。
お部屋が華やかで洗練された空間になりそうです。
「老貴族」
画面:73.5×45.8cm
(99.5×71.5cm)
エスティメイト ★¥250,000~400,000
知的で貫録のある老紳士を描いた作品。今回のフローレンスモザイクの中でも、色彩の美しさと細かさが特に秀逸です。
また、今回はとてもめずらしいミクロモザイクが出品されます。
ミクロモザイクは、1~2㎜角のガラスの小片を寄せあわせて埋め込み、滑らかに磨き上げて絵や文様を表す技法です。フローレンスモザイクの制作も大変細やかなものですが、「ミクロ」という名の通り、様々なモザイクの技法の中でも、とりわけ膨大な時間と繊細な手作業を要するものとして知られています。カタログをお持ちの方はよくご覧いただくとおわかりになるかもしれませんが、ガラスの小片が整然と密集する画面は圧巻です。下見会場では、その驚くべき緻密さをぜひお近くでご覧ください。
Lot.320 ミクロモザイク
「花」
画面:74.2×58.2cm
(98.4×82.0cm)
エスティメイト ★¥500,000~800,000
大輪の花をモチーフとした本作品では、極彩色のガラスを用いて花や壷の質感とそれらに降り注ぐ光を見事に表現しています。花と背景との明暗のコントラストが画面を引き締め、花の華やかさやみずみずしさがいっそう際立つようです。

Lot.321 ミクロモザイク
「フォロ・ロマーノ」
61.8×80.5cm
右下にサイン「G.RINALDIF」
エスティメイト ★¥800,000~1,500,000
Lot.320同様、ガラスを素材に用いて制作されたミクロモザイク画です。題材の「フォロ・ロマーノ」は、古代ローマ時代の政治・経済の中心地であり、現在は多くの観光客が訪れるローマの遺跡。ここでは遠近法に基づき、長い歴史の風格を漂わせる遺跡や広がりと奥行きを感じさせる青空を、絵具による風景画と見紛うばかりに写実的かつ精緻に表現しています。こうした大作をこれほど細やかに美しく仕上げるためには、十年を超える長い年月と高い技術力を必要とするでしょう。ミクロモザイク画の中でも極めて完成度の高い希少な作品です。
これらの作品は、現在下見会の準備の真っ最中です。
下見会・オークションスケジュールはこちら
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
(執筆:S)
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東洲斎写楽《三世市川八百蔵の田辺文蔵》
3月26日に開催いたしました近代陶芸/近代美術オークションにご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。会場の丸ビルホールにはたくさんのお客様にご来場いただきました。社員一同、心よりお礼申し上げます。
また、緊急開催いたしましたチャリティオークションにも、たくさんの方がご参加くださいました。急な募集にもかかわらずご出品いただきましたお客様、会場でお競りいただきましたお客様、ご協力ありがとうございました。チャリティオークションは今後も開催していく予定です。また、併せてスタートしました募金活動は、下見会やオークション会場で引き続き行っていきますので、こちらもよろしくお願いいたします。
さて、今日は現在銀座で下見会を開催中の4月9日浮世絵オークション出品作品から一点ご紹介します。この春、東京国立博物館で大々的な特別展が開催される、“謎の天才絵師”東洲斎写楽の作品です。
《三世市川八百蔵の田辺文蔵》
37.9×25.2cm
エスティメイト ¥7,000,000~10,000,000
東洲斎写楽(生没年不詳)は、寛政6年5月~翌年1月(1794-95)までのおよそ10ヶ月の間に役者絵・相撲絵150点余りを版元・蔦谷重三郎より刊行し、姿を消したとされる伝説の浮世絵師。その正体をはじめ、多くのことが謎に包まれていますが、現在では阿波の能楽師・斎藤十郎兵衛という説が有力とされています。ちなみに、画号の由来は「しゃらくさい」だそうです。
写楽は、豪華な雲母摺り(きらずり=雲母の粉を摺り付ける技法)の背景に、リアルに表現した役者大首絵で一世を風靡しました。その画風は、江戸時代の戯作者・大田南畝(おおたなんぽ)に「あまりに真を画かんとてあらぬさまに書きなせしかば」、つまり「顔の特徴をあまりにリアルに描きすぎてかえって異様だ」と評されました。それまでの役者絵が美化して描くことが原則であったのに対し、欠点と言えるような顔の特徴すら大胆にデフォルメして描いたためです。しかし、このユニークで迫力ある大首絵が、現在では写楽の人気の高さの所以と言えるでしょう。写楽は、レンブラント、ベラスケスと並ぶ世界三大肖像画家にも位置付けられています。
本作品は、三代目市川八百蔵が扮する田辺文蔵を描いたものです。田辺文蔵は、寛政6年5月(1794年)に都座で上演された時代狂言、「花菖蒲文禄曽我」に登場する人物です。
「花菖蒲文禄曽我」とは次のようなお話。信州小諸藩の剣術指南役であった石井宇右衛門が、弟子の身勝手な振る舞いを厳しく注意したことを恨まれ、闇打ちにあって殺害されます。石井家の忠義の家臣であった田辺文蔵は、遺された宇右衛門の幼い子供たちを影ながら支え、敵討ちを誓ってともに全国を探し歩きました。文蔵はそのための資金調達に東奔西走し、一行は28年の年月を費やして敵を探し出し、目的を遂げました。
写楽の描く文蔵は、借金返済のめどがたたずに思い悩む姿として表わされています。伸びた髪や質素な着物からもその様子が伝わってきます。三代目八百蔵は和事(恋愛もの)や実事(人物の精神や行動を写実的に表現する演技)を得意とした人気役者で、作品からその優男風の風貌がうかがえます。
写楽作品の中で、こうした大首絵と雲母摺りを組み合わせたものは、デビュー直後の1ヶ月ほどの間に制作した28点しかありません。この28点はそれぞれおよそ200枚ずつ刷られましたが、その奇抜さゆえに当時は不人気で完売せず、その後大正時代になってから評価をされ始めたため、現存している枚数は極めて少ないと思われます。現在その一部は、東京国立博物館やベルギー王立美術館に収蔵され、国の重要文化財にも指定されています。
この作品は4月2日まで、銀座の下見会でご覧いただけます。
下見会・オークションのスケジュールはこちら
みなさまのご来場を心よりお待ちしています。
(執筆:S)
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BAGS/JEWELLERY&WATCHES下見会@銀座
こんにちは。
今週はBAGS/JEWELLERY&WATCHESオークションを開催いたします。今日は、本日からスタートするその下見会の風景を少しだけお伝えいたします。

〈ルイ・ヴィトンBAGSコーナーです〉
今回のBAGSオークションには、日本の女性のNo.1チョイスとも言われるルイ・ヴィトンをはじめ、あらゆる有名なブランドバッグがたくさん出品されます。

それに、エルメスのミニハンカチーフなどの小物セットから、グッチのセレブな傘、サルヴァトーレ・フェラガモの靴など、ちょっと珍しい商品も揃っておりますので、お越しくださるお客様にはよりお楽しみいただけると思います。
Lot 147
HERMES エルメス
バーキン30
25×30×15cm
素材:二ロティカスマット 金具:パラジウム F刻印 色:ブラック
カデナ・キー・クロシェット・布袋・箱付き
エスティメイト:\1,800,000~\2,500,000
もはや、シンワのBAGSオークションのメイン商品に位置付けられたエルメスのバーキンシリーズ。中でも 毎回活溌な競りでその高い人気を見せてくれるブラックの「バーキン30」が今回も出品されます。
Lot 133
Chloe×VanCleef&Arpels クロエ×ヴァン クリーフ&アーペル
ジュエル・バッグ
15×27×3cm
素材:パイソン 布袋付き ラ・ソワレ・プレシューズ
色:シャンパンゴールド
エスティメイト:\500,000~\700,000
Lot 133「ジュエル・バッグ」は、Chloe(クロエ)と、ハイジュエリー・ブランドVanCleef&Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)の2008年初コラボレーションで話題になった「ラ・ソワレ・プレシューズ」の一つです。
クロエ・バッグの定番ともいえるパイソンを素材に、メタリックなシャンパンゴールドカラーを用いたこの商品は、持ち手に、ヴィンテージ・アルハンブラ、ビザンチン・アルハンブラなど、多様な種類で人気を集めてきたヴァン クリーフ&アーペルのアルハンブラ・モチーフが加えられ、「ラ・ソワレ・プレシューズ」の中で最もアイコニックな逸品とされています。また、可愛いリボン形の留め金部分からは、女性らしさをより高めてくれるクロエ・デザインの魅力を感じることができます。
本来、旅行などにジュエリーやアクセサリーを持って行くため使用された「ジュエル・バッグ」ですが、最近では、そのきらびやかなデコレーションからパーティー・バッグやイヴニング・バッグとしてもよく使われていますね。
定価3,024,000(税込)円のこの商品を、エスティメイト\500,000~\700,000というお得な値段で手に入れることができるかもしれません。
Lot 352
ダイアモンド
GIA Diamond Grading Report
No.1108538799 MarquiseBrilliant 15.07×7.93×4.03mm
2.73carat F VVS1 None(September 22, 2009)
エスティメイト:\2,400,000~\3,500,000
他にも、JEWELLERY&WATCHESオークションに出品されるLot 352「ダイアモンド」もぜひご覧ください。このダイアモンドは、透明感のある最上の原石を、マーキースカットで仕上げたとてもきれいなルースです。

〈JEWELLERY&WATCHESコーナーです〉
回を重ねるたびにより多様でハイ・クオリティなコレクションを見せているシンワのBAGS/JEWELLERY&WATCHESオークションを、これからも宜しくお願いいたします。
【下見会】
2011年2月16日(水)~18日(金) 10:00~18:00
2011年2月19日(土) 10:00~12:00
会場:シンワアートミュージアム
【オークション】
2011年2月19日(土) 14:00~
会場:シンワアートミュージアム
〈執筆:W〉
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川合玉堂が描いた日本の自然
今週1/29(土)は近代美術・近代美術PartⅡオークションを開催いたします。
今日から近代美術の下見会もオープンしましたので、
ぜひ銀座までお越しください。
近代美術オークションでは、川合玉堂の作品がたくさん出品されます。
今日はその一部をご紹介いたします。
川合玉堂(1873-1957)は、愛知県葉栗郡外割田(現在の一宮市木曽川町)生まれ。長良川など、岐阜の豊かな自然に囲まれて少年時代を過ごし、後に風景画家となる素地を育みました。14歳で画家を志し、京都の幸野楳嶺(こうのばいれい)に円山四条派を学びます。23歳で上京した後には橋本雅邦に入門し、狩野派の伝統的な山水描法を身につけました。やがて、墨による線描を主軸としながら彩色を効果的に用いて、平明でのどかな風景画を追求していきます。大正4年から13年間に渡って東京美術学校で教鞭を取り、昭和15年には文化勲章を受章。理想郷を描くものとされていた山水画の伝統を一変させ、人の暮らしと自然が調和した日本の山村風景画を確立した画家です。
玉堂といえば、優れた水の描写でよく知られています。
長良川の夏の風物詩を描いた《鵜飼》(昭和31年作・玉堂美術館蔵)や雨に包まれる水車小屋の情景を描いた《彩雨》(昭和15年作・永青文庫)など、数々の名品を残しました。
今回の水のある風景はこちら。
【 No Image 】
Lot.92 《渡頭春信》
41.8×58.3cm
紙本・彩色 軸装
左横に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
★ \2,000,000~3,000,000
舟が川を渡る情景は玉堂が好んで繰り返し描いた題材です。
ようやく春がやってきた里山の爽やかな空気が伝わってきます。
45.2×57.0cm
絹本・彩色 軸装
右上に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
★ \6,000,000~10,000,000
玉堂の水車がお好きな方は多いのではないでしょうか。
力強い墨の線と鮮やかな緑色が調和して、奥多摩の自然が生き生きと表現されています。
耳を澄ますと水車の水音が聞こえてきそうな作品です。
玉堂作品の主軸はなんといっても山村の風景です。
今回は様々な趣の山村風景が出品されます。
Lot.109 《長閑》
54.8×72.7cm
絹本・彩色 額装
右上に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
川合玉堂展 1982年(日本橋島屋/読売新聞社)※昭和13年作と記載
『川合玉堂 下巻』P.87 №13(美術年鑑社)※昭和5年作と記載
★ \5,000,000~9,000,000
タイトル通り、とても玉堂らしいのどかな風景です。
玉堂作品が支持され続けているのは、こうした郷愁を誘うようなあたたかな雰囲気が多くの人の胸を打つからかもしれませんね。この作品は東京時代、玉堂が牛込若宮町(現在の新宿区)に住んでいたときに制作されました。
写生をもとに、玉堂の理想の情景として仕上げられたものと言えるでしょう。
Lot.108 《水聲松籟》
48.7×60.3cm
紙本・彩色 額装
左下に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
★ \5,000,000~9,000,000
Lot.109とは逆に、こちらのモティーフは険しい断崖からの眺望です。
際立つ墨の線は、橋本雅邦に学んだ狩野派の描法を思わせます。
落款・印が昭和30年代に使用されたものであることから、晩年の枯淡の境地が窺える作品です。

左:Lot.93 《富岳》
56.5×72.7cm
紙本・彩色 額装
右下に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
★ \2,000,000~3,000,000
右:Lot.94 《溪山春酣》
132.6×41.8cm
絹本・彩色 軸装
右下に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
★ \2,000,000~3,000,000
Lot.93は富士を描いた作品です。
軽やかな筆致が味わい深いですね。
Lot.94は、縦構図を大きく使った画面構成と緻密な筆致で風光明媚な渓谷を表現しています。
春らしい色使いに雅趣が漂う作品です。
晩年にいたるまで、玉堂の制作の基本は水墨であったといいます。
そういった点で、雪景は玉堂芸術の根幹を垣間見せてくれる題材です。
Lot.95 《湖畔雪霽》
43.3×53.9cm
紙本・彩色 軸装
右下に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
★ 2,500,000~3,500,000
タイトル中の「雪霽」(せつせい)は、雪が止んだ後に晴れることを表わします。
雪が降った後のしんとした静けさの中、集落に住む人々は釣りに出ようとしているのでしょうか。
雪深い土地の日常の暮らしぶりがしみじみと伝わってきます。
Lot.110 《吹雪》
44.6×57.4cm
絹本・水墨 軸装
昭和23年作
右上に落款・印
共箱
玉堂美術館登録あり
『川合玉堂 下巻』P.161 №2(美術年鑑社)
★ \6,000,000~10,000,000
日本の四季を描いた玉堂にとって、風すなわち空気こそが絵画を構成する重要な要素でした。
特に、激しい風とともに雪が乱れ降る情景を描いた《吹雪》には傑作が多く、昭和5年にローマで開催された日本美術展に出品された同画題の作品の見事な墨の表現は、日本美術に造詣の深いヨーロッパの人々をも驚かせたといいます。この作品でも、淡墨の刷毛目で縦横無尽に吹き荒れる吹雪の激しさを動的かつドラマティックに表現しています。
今回のオークションではこのほかに《鵜飼》など、近代美術・PartⅡあわせて12点の玉堂作品が出品されます。
玉堂がお好きな方はぜひ下見会をご覧ください。
オークション・下見会スケジュールはこちら
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
(執筆:S)
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1月PartⅡ下見会@銀座
皆様、お元気に新年をお迎えでいらっしゃいますか。
シンワアートオークションとシンワブログを本年もよろしくお願い申し上げます。
本日より、シンワアートミュージアムでは近代美術PartⅡオークションの下見会を開催しております。1月29日にオークションを迎える東京では新年初めての下見会となります。
版画・日本画・洋画・外国絵画・工芸に至るシンワの近代美術PartⅡオークション、今年もより豊かな出品コレクションに力を注ぎます。
今日は、その下見会の風景を一部ご紹介いたします。
1階は日本画を展示しております。堂本印象の彩色画、片岡球子の版画など、人気作家の作品が出品されます。

左下の画像は、棟方志功の彩色画と板画の作品3点揃いです。棟方志功鑑定委員会鑑定登録証が付いた全ての作品が、魅力的なエスティメイトで皆様をお待ちしております。
地下は日本洋画・西洋絵画・工芸です。

こちらは、山口薫やオノサト・トシノブの作品などが展示された日本洋画コーナーです。

また、その向こう側には、ロバート・ロンゴやシャガールの優れた版画作品を見ることができる版画・工芸セクションが用意されております。中でも、村上隆の2010年新作コレクションは、今だからこそお得なお値段で手に入れる良いチャンスに違いありませんね。
最後にミレーのエッチング3点組やレルミットの素描もお見逃しなく。
Lot 427
Léon – Augustin L’hermitte
Les Dégustateurs d’eau-de-vie de Marc ou L’almbic
31.2×46.7cm(58.5×73.5cm) 額装
紙・木炭
M.Le Pelley Fonteny, Léon Augustin Lhermitte, catalogue raisonné, Paris, 1991, No.659 P.439
第三回松方氏蒐集繪書展覧會 東京府美術館(昭和五年) No.40
エスティメイト:\1,000,000~\1,500,000
レオン・オーギュスタン・レルミット(1844-1925)は、クールベ風のリアリズムにセンチメンタルな風味を加えた農民画や宗教画で良く知られるフランスの画家です。バルビゾン派の第2世代にあたります。ルコック・ド・ボワボードラン(Horace Lecoq de Boisbaudran)に師事し、1864年初めてサロンに出品した後、1872年にロイヤル・アカデミーに出品しました。その後、第2のミレーと呼ばれて人気を集めながら1900年にはパリ万国博覧会に出品し、注目を浴びます。
木炭やパステルのような柔らかなメディアと優れた素描力による作品を得意とする、センチメンタルな感覚が溢れるレルミットの絵画世界。ゴッホは、彼のデッサン作品を見て「理想的」という言葉を使って称賛したそうです。デッサンがお好きな方はぜひご覧ください。
また、この作品は「第三回松方氏蒐集繪書展覧會」に出品されており、かつては「松方コレクション」の一点でした。
額の裏にそれを証明するシールが貼付されています。
「松方コレクション」は、総理大臣を務めた松方正義の三男で実業家の松方幸次郎氏が、大正から昭和の初めにかけて蒐集した、近代を代表する美術品の大コレクションです。
国立西洋美術館が建設されるきっかけとなったことでもよく知られています。
膨大なコレクションの多くは松方氏の生前から売却されていましたので、この作品はそのうちの一点と思われます。また、現在コレクションの一部は、西洋絵画や彫刻が国立西洋美術館とブリヂストン美術館に、浮世絵が東京国立博物館に収蔵されています。
デッサンとして秀逸なだけでなく、大コレクターを魅了した一点としても美術史的に貴重な作品と言えるでしょう。
銀座の下見会と丸ビルのオークションで、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
【下見会】
2011年1月19日(水)~21日(金) 10:00~18:00
2011年1月22日(土) 10:00~17:00
会場:シンワアートミュージアム
【オークション】
2011年1月29日(土) 15:00~
会場:丸ビルホール
オークションスケジュールはこちら
〈執筆:W〉
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12月BAGS/JEWELLERY&WATCHES下見会
先週、近代陶芸オークションにお越しいただいたお客様、誠にありがとうございました。
今週は銀座でBAGS/JEWELLERY&WATCHES下見会を開催しております。本日は、クリスマスシーズンに合わせた華やかな下見会の風景をお伝えいたします。

< バッグ・セクション>
ファッションの決め手と言えばバッグ!今回のBAGSオークションでは、有名ブランド・バッグの選りすぐりの65点が出品されます。女性向けの可愛いハンドバッグをはじめ、男性用のビジネスカバンやトランクケース、またヴィトンのサッカーボールというちょっと珍しい商品も揃っています。
中でも女性の憧れとも言えるエルメス・バーキンは断然目立ちます。
Lot 65
HERMES エルメス
バーキン35
H28×W35×D18cm
素材:ポロサス 金具:パラジウム K刻印 色:ブラック
カギ・カデナ・クロシェット・あて布・レインカバー・布袋・箱付き
エスティメイト:\2,500,000~\3,500,000
古くから最高級革製品に使用されてきたクロコダイル「ポロサス」素材のLot65エルメス・バーキン35は、驚くほど細かく、均整のとれた美しい斑をその特徴とします。また黒色の皮が放つセレブな輝き、精巧な仕上がりで全体の緊密感をより高める洗練されたシルバーのパラジウムは、商品の完成度が頂点である事を示しています。さらに2007年製作という新鮮さと、35という余裕のあるサイズは日常でもより便利に使えそうですね。
皆様ご存じのように全てオーダー製作となるエルメス・バーキンシリーズ。定価4,700,000円のこの名品をお得な値段で手に入れることができるかもしれません。
Lot36
Louis Vuitton ルイ・ヴィトン
サンバード
H28×W40×D15cm
布袋付き 2009年コレクション
製品番号:M97012
エスティメイト:\200,000~\300,000
世界の女性たちに愛され続けてきたルイ・ヴィトン。Lot36の「サンバード」は、ヴィトンの2009年春夏コレクションです。鮮やかな色やソフトなマテリアルを使って豪華なエスニックテイストに彩られたサンバードは、飾り紐やタッセル、ビーズといった力強いディテールがトレードマークです。またゆったりしたデザインからの豊かな収納空間はお仕事や旅行先でより重宝します。
Lot33
Louis Vuitton ルイ・ヴィトン
カラハリPM
H25×W27×D9cm
素材:モノグラム 布袋付き 2009年コレクション
製品番号:M97016
エスティメイト:\140,000~\200,000
ルイ・ヴィトンの2009年コレクションのもう一つ「カラハリ」です。おなじみの「モノグラム・キャンバス」素材に、砂漠のオアシスを連想させるデザインとカラフルな飾りを特徴とします。円やかなシルエットやアフリカンテイストの雰囲気は、カジュアルはもちろんどんなスタイルにもオシャレな演出ができそうです。モデルのマドンナから「マドンナバッグ」とも呼ばれるカラハリは、年齢を問わず世界の女性に愛されています。

< ジュエリー&時計・セクション>
ジュエリー&時計はもちろん、全ての商品を実際に身に付けてみることができます。
BAGS/JEWELLERY&WATCHES、そしてワインオークションを同時に開催する今週のオークション。みなさま、クリスマスのプレゼントはもうご用意でしょうか?オークションを楽しみながら彼女・彼氏に素敵なプレゼントはいかがでしょう!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
【オークション】
2010年12月11日(土) 14:00
会場:シンワアートミュージアム
【下見会】
2010年12月8日(水)~10日(金) 10:00~18:00
2010年12月11日(土) 10:00~12:00
会場:シンワアートミュージアム
〈執筆:W〉
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上村松園の美人画
今週は長谷川利行・近代美術オークションを開催いたします。
近代美術オークションでは、上村松園の作品がたくさん出品されますのでご紹介いたします。
現在、京都国立近代美術館で上村松園展が開催されていますが、みなさまはご覧になりましたか?この展覧会は過去最大級の回顧展だそうで、東京展は来場者10万人を突破する人気だったそうです。私も先月東京展に行き、《序の舞》(昭和11年作・東京藝術大学蔵)など代表作の数々を見ることができました。
さて、今回のオークションでは、時代や題材の異なる様々な作品を通して松園の画業を辿ることができます。
32.0×36.3cm
絹本・彩色 額装
左下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト \1,400,000~1,800,000
松園は修行時代から膨大な数の古画の模写を制作し、構図や人物のポーズ、線を研究したといいます。また、古典文学を学び、その一場面を題材に用いることもありました。本作品は、松園が晩年まで描いた花を愛でる女性像ですが、女性の面立ちから平安・鎌倉期の大和絵を引用していることがわかります。
(左)Lot.261《うららか》
112.2×41.4cm
絹本・彩色 軸装
右下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト ★\2,300,000~3,500,000
(右)Lot.259《良夜吹笛図》
112.2×39.6㎝
絹本・彩色 軸装
右下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト ★\2,500,000~3,500,000
ともに落款・印から明治~大正のはじめ頃に制作されたと思われる作品です。
これらのように、柔らかで妖艶な雰囲気も漂う初期の顔立ちがお好きという方も多いのではないでしょうか。
(左)Lot.256《寿》
111.0×38.0cm
絹本・彩色 額装
右下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
「女性画家が描く日本の女性たち展」出品 1998年(京都島屋グランドホール/朝日新聞社)
エスティメイト\1,200,000~1,800,000
(右)Lot.196《白拍子》
110.4×31.6cm
紙本・彩色 軸装
左下に落款・印
上村松篁箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト ★\700,000~1,000,000
若い頃から古典芸能にも関心を抱いていた松園は、大正のはじめ頃から謡曲を習い始め、後には三味線や長唄、鼓なども試みたそうです。それらはすぐに制作に反映され、代表作の一つ《花がたみ》(大正4年作・松伯美術館蔵)など、謡曲や能に取材した作品を描くようになりました。舞い姿の女性を描いたこうした作品も、松園の芸事への理解の深まりを感じさせます。
Lot.217《春乃小鳥》
32.3×41.0cm
絹本・彩色 軸装
右上に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト
★\1,200,000~1,800,000
Lot.260《神ひな》
画面:94.4×28.0cm(全長:H118.6cm)
絹本・彩色 額装
右下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト\2,000,000~3,000,000
松園の作品では、市井の人々の暮らしのひとこまを描いたものがよく見られます。明治期には、写生に基づき身近な人々の姿を捉え、昭和期になると、江戸時代の雰囲気が残る京都の風俗を懐かしむように題材にしました。《神ひな》はそうした生活や風習への親しみから生まれたものでしょうか。男雛が向かって右側なのは松園が育った京都の様式です。
(左)Lot.258《志具連》
123.0×26.5cm
絹本・彩色 額装
左下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト ★\2,500,000~3,500,000
(右)Lot.197《花下美人》
47.1×28.0cm
絹本・彩色 軸装
右下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト\300,000~500,000
Lot.278
《秋のよそおひ》
54.0×66.3cm
絹本・彩色 額装
右下に落款・印
共箱
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書つき
エスティメイト
★\15,000,000~25,000,000
季節の風物を愛でる女性像は松園が生涯描き続けたものです。この主題では、《花下美人》のように花を見つめていた女性は、次第に《秋のよそおひ》のように視線を遠くに向けるようになっていきました。前者では、梅の花や蛍などとの組み合わせを通して、女性の美とともに四季折々の風情を表現しています。また、後者は女性の心の内を観賞者に想像させるようでもあり、「女性の内面性を表現すること」に松園の関心が注がれていることがわかります。
松園のほかにも、前田青邨、小林古径、横山大観、村上華岳など、今回は日本画がとても充実しています。
まだご覧になっていない方は、ぜひお越しください。
銀座の下見会と丸ビルのオークションで、みなさまのお越しをお待ちしております。
オークションスケジュールはこちら
(執筆:S)
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