秋に楽しむ陶芸オークション

先週行われました「リニューアル記念特別オークションY氏コレクション―ART JUNGLE」にご参加いただいた皆様ありがとうございました。

今回は、今週末に行われる「近代陶芸/近代陶芸PartⅡオークション」の作品をご紹介いたします。

■LOT.209 加藤唐九郎「絵志野茶碗 銘 残月」
 H9.3×D15.0cm
 高台脇に掻き銘「玄」
 共箱 1984年作
 「生誕百年記念 加藤唐九郎展」出品 日本橋髙島屋他/1997年
 『加藤唐九郎作品集』掲載 №38(日本経済新聞社)
 落札予想価格
 ¥6,000,000~¥8,000,000

加藤唐九郎は、1897(明治30)年に愛知県東春日井郡水野村(現在の瀬戸市)で生まれました。唐九郎は誰よりも陶磁器を研究し、陶芸界に多大なる貢献を果たしました。その豪快でおおらかな人柄も相まって、未だ人気が衰えることなく愛され続けている陶芸家の一人です。

元々唐九郎は作品に作者銘をほぼ入れておらず、戦後の短期間だけ「TK」(唐九郎の意味)と記していましたが、作品に作者銘を入れることの必要性を感じ、1961年から作者銘を入れ始めました。この銘が年代とともに変遷することが、コレクター心をくすぐる一つの要因かもしれません。本作のほかにLOT.208「志野茶碗」の搔き銘は「一ム」と入っています。そのころ唐九郎は、漢学者の服部担風の元を訪れ、「からっぽになって一からやりなおせ」という意味で、「一無斎」という号を贈られました。そこから「一ム才」という銘を入れ始め、翌年にはそれを略した「一ム」という銘に変え、1979年頃まで使用しました。その後、「ヤト」「六三」「陶玄」と続き、晩年に本作で使用された「玄」へと移行しました。この「玄」は、「陶(とう)玄(くろう)」の略で、丸みを帯びたものだと「団子の玄」とも呼ばれます。

亡くなる前年に作陶された本作は、紫とまでは行かないまでも、ちょうど明るくなり始めた明け方の空を思わせます。そこに絵付けで入れられた半分消えかかった月。唐九郎自身が付けた作品の銘「残月」により、作品の情感がより際立っています。

 

また今回は蒔絵の作品が多数出品されます。

 

平安時代に発達した蒔絵は、日本の漆工芸を代表する装飾技法であり、仏教美術、茶道具、文房具、日常雑器と多岐に渡ります。本オークションでも印籠、香箱、太刀掛、刀掛、箪笥、笙、文箱、硯箱等をご覧頂くことが出来、いつもとは違ったきらびやかな下見会場をお楽しみいただけます。蒔絵や螺鈿といった技法のみならず、箪笥や箱物の仕立ての妙にもぜひご注目ください。

 

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執筆者E

岸田劉生の人物画―《村娘座像》と《麗子像》

こんにちは。
いつのまにか暑すぎる夏が終わり、朝晩はすっかり涼しくなってまいりました。6月から行っておりました当社1階の改装工事も終了し、今回のオークションから新しい下見会場で皆様をお迎えすることになります。

というわけで、改装後初めてのオークションとなる9月15日(土)は、「リニューアル記念特別オークション Y氏コレクション―ART JUNGLE」を開催いたします。
このオークションは、下見会場のリニューアルオープンとShinwa Prive株式会社のギャラリー開廊のご挨拶として開催させていただくものです。創業以来、独創的な経営術で増収増益を更新し、一代で巨大企業を築き上げられた財界の革新者Y氏が、ご自宅の様々な空間に飾り、賞玩されたやきものや絵画、愛用されてきた家具など、そのプライベートコレクションが出品されます。

今回はその出品作品の中から、おすすめの作品をご紹介いたします。
没後90年を来年に控え、早くも各地で展覧会が開催されているあの偉才の名作です。




293 岸田劉生(1891-1929)
《村娘座像》
50.5×34.0cm
紙・水彩 額装
大正9(1920)年3月14日作
右上にタイトル、中央上にサイン、左上に年代
劉生の会登録証書付

落札予想価格 
¥60,000,000~¥120,000,000








【掲載文献】

・『岸田劉生画集』(1980年/岩波書店)No.70
・『郡山市立美術館 研究紀要 第3号 岸信夫作成「岸田劉生の作品に関する私ノート」1915-1929』
(2003年/郡山市立美術館)P.71、図29   ほか多数

【出品歴】
・「岸田劉生 三十三周忌記念 代表作展」1961年(銀座松坂屋/朝日新聞社)
・「没後50年記念 岸田劉生展」1979年(東京国立近代美術館)  ほか多数


岸田劉生は、夭折の画家にして、日本の近代美術を代表する巨匠の一人です。
重要文化財となった《道路と土手と塀(切通之写生)》(東京国立近代美術館蔵)や《麗子微笑(青果持テル)》(東京国立博物館蔵)など、幅広い主題に名作を残しました。
特に、人物画においては、「岸田の首狩り」と呼ばれるほど、家族や友人、知人の肖像を次々に手掛け、愛娘の麗子、そして村娘・お松をモデルとした優れた連作を生み出しました。

劉生の日記より、本作は大正9(1920)年3月13日に着手し、翌日完成させたお松9歳頃の座像。
14日の日記には、その出来栄えについて、「よく行きたる様なり」と記されています。
このお松という少女は、劉生が神奈川県鵠沼に住居を構えた時期(1917~1923)に近所に住んでいた漁師の娘で、麗子の遊び友だちとなり、劉生の絵のモデルも務めました。
一連のお松像では、田舎娘らしい素朴な美しさを表わすため、主に水彩や素描の技法が用いられていますが、劉生は水彩の「新鮮な自由な大胆な強い味」を好み、油彩ほど時間をかけずに対象の「美をいきなりつかむ」ことができる技法として重視しました。本作においても、お松から感じ取った「顔や眼や眉の変(ママ)に宿る不思議な澄んだ永遠な美、生きた力」を水彩で直ちに捉え、実にみずみずしく描き出しています。
少女の真直ぐさ、純粋さを感じさせる、きらきらと輝く瞳が印象的な作品です。


294  岸田劉生
《麗子像》
20.0×14.0cm
紙・インク  額装
大正9(1920)年11月3日作
中央上にサイン・年代・タイトル
劉生の会登録証書付

落札予想価格
¥2,000,000~¥4,000,000

【掲載文献】
『岸田劉生と草土社』(1985年/下関市立美術館)P.113
『郡山市立美術館 研究紀要 第3号 岸信夫作成「岸田劉生の作品に関する私ノート」1915-1929』
(2003年/郡山市立美術館)P.78、図70



【出品歴】

「江戸堀画廊開廊20周年 洋画物故作家展」1990年(江戸堀画廊)


近代美術を象徴するイメージ、と言っても過言ではない「麗子像」の一点です。
劉生は、生まれたばかりから16歳まで、座像を中心におよそ100点にも及ぶ様々な麗子像を描きました。
インクで描かれた本作の麗子は6歳頃。《麗子微笑(青果持テル)》と同様に、毛糸の肩掛けを羽織っています。この肩掛けは、元々お松が持っていたのを、劉生がその「毛糸のほつれた美しさ、色のひなびたとり合せの美しさ」に惹かれ、譲ってもらったものだそうです。彩色は施されていませんが、肩掛けのざっくりとした編み目やもこもことした暖かそうな質感が簡潔な線描で表わされています。
ちなみに、《村嬢於松立像》(東京国立近代美術館蔵)などでは、お松がこの肩掛けを身に付けています。


ぜひ劉生の名作を新しい会場でご覧ください。
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皆様のお越しを心よりお待ちしております。



(佐藤)

能道のゆたかな色彩/樂随一の陶工・ノンコウ

 爽やかな初夏の季節となりました。梅雨がやってくる前に、もうしばらくこの季節を楽しみたいものですね。

 さて今週末に行われます近代陶芸/古美術/近代陶芸PartⅡオークションからこちらの作品をご紹介致します。


能道のゆたかな色彩

LOT.198 藤本 能道
「草白釉釉描色絵金彩小鷺飛ぶ沼六角大筥」
H13.0×W32.4cm
高台内に描き銘「能」 、「小鷺飛ぶ沼」記
共箱
落札予想価格:¥2,000,000~¥3,000,000

 藤本能道(よしみち)【1919-1992】は富本憲吉、加藤土師萌に続き、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業し「色絵磁器」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された陶芸家です。色絵磁器は普通、輪郭線を描いて絵付けする箇所を小分けにし、色が混ざらないように塗っていきますが、能道は没骨描法で描き、焼成して最終的に色が美しく溶けて混ざるところを予想し絵付けを行いました。また、釉薬も青み掛かった「草白釉」、雪のような白さの「雪白釉」、赤み掛かった「梅白釉」など独自の釉薬を生み出しました。

今回は草白釉と雪白釉の筥と陶板がそれぞれ出品されます。釉薬の色味の違いや、美しく溶け合う絵付けの様子をぜひご覧ください。


樂随一の陶工・ノンコウ

LOT.125 樂道入
「赤茶碗 銘 福の神」
H8.2×D12.5cm
高台内に印銘「樂」
覚々斎、玄々斎、即中斎書付
『上京神田氏所蔵品入札もくろく』掲載 一二五番
 京都美術倶楽部/大正十六年(1917)【目録付】
落札予想価格:¥4,500,000~¥6,500,000

 樂家初代長次郎の茶碗に千利休が影響を与えたように、三代道入(どうにゅう)【慶長四年‐明暦二年(1599‐1656)】も千宗旦から指導を受けたと言われ、別名の「ノンコウ」は、宗旦が道入に贈った竹花生の銘によるとも伝えられています。長次郎以来の伝統を踏まえながら、それまでには見られなかった装飾的で個性豊かな作行きを確立しました。

 本作では、道入の赤茶碗の特徴の一つである砂釉が施されており、釉表の光沢を抑えるためにざらめきのある砂釉を用いることで、素地土のような荒い趣が表現されています。

 なお、本作は、表千家六代覚々斎により「福の神」の銘が付けられ、裏千家十一代玄々斎、表千家十三代即中斎の書付が添えられています。

「樂の妙手」と本阿弥光悦が讃えたように、樂家歴代随一の陶工とされている道入の赤茶碗をぜひ手に取りご堪能ください。

 

 

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                              執筆者:E

彫刻家 佐藤忠良の子ども像

こんにちは。
先週の近代美術PartⅡ/戦後美術&コンテンポラリーアート下見会にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

さて、今週19日(土)は、近代美術/近代美術PartⅡ/戦後美術&コンテンポラリーアートオークションを開催いたします。今回のオークションでは、戦後の具象彫刻を代表する作家、佐藤忠良の作品がたくさん出品されますので、ご紹介いたします。

佐藤忠良(1912-2011)は、宮城県舞野村(現・大和町)生まれ。幼くして父を亡くした後は、北海道の夕張町(現・夕張市)で育ちました。小学校時代に絵の才能を開花させ、中学卒業後は上京し、川端画学校で絵画を学びます。
しかし、ロダンなどのフランス近代彫刻に感化されて彫刻の道を志し、1934年には東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科に入学しました。卒業後は良きライバルであった盟友、舟越保武とともに新制作派協会(現・新制作協会)の創立に参加し、以後は同会を主な活動の場としていきました。

佐藤忠良の彫刻といえば人物像、特に現代的な女性像に定評がありますが、忠良の独自性が最もよく表われた主題は、子ども像でしょう。戦後、小学生となった自身の息子や娘の頭像を手掛けたことから始まったこの主題は、1960年代に入り、友人の画家・朝倉摂の娘をモデルとして本格的に展開されました。




















101 《きかん子’78》                                                                102 《ミナ一年生》
H19.5cm                                                                                    H26.5cm

ブロンズ                                                                                    ブロンズ
昭和53(1978)年作                                                                昭和54(1979)年作 
側面に刻銘・年代                                                                     背面に刻銘・年代                              Ed.8                        Ed.8
佐藤忠良の会証明書付                      佐藤忠良の会証明書付     
落札予想価格                                                                          『佐藤忠良 彫刻七十年の仕事』         ¥300,000~500,000                                                              (2008年/講談社)№79-03
                                     ほか掲載  
                                                                                                   落札予想価格
                                                                                                      ¥500,000~800,000

101と102は、ともにふっくらとしたほっぺがかわいらしい子どもの頭像で、確かな技術とリアリズムに基づき、表現されています。
《きかん子》という作品名がぴったりな101の表情からは、モデルのいかにもわんぱくな感じが想像でき、思わずくすりとしてしまいます。102は自身の孫をモデルとした作品ですが、恥ずかしがりやで純粋な7歳の女の子の内面性がよく表現されています。



104 《指》
H47.0cm
ブロンズ
昭和45(1970)年作
側面に刻銘
Ed.10
自筆証明書付
『佐藤忠良 彫刻七十年の仕事』 
 (2008年/講談社)№70-06 ほか掲載
 落札予想価格 ¥700,000~1,000,000

こちらは、自分の指をじっと見つめる少女の像。上の2点の子どもたちより少しお姉さんです。
その姿は、どこかもの思いにふけるようでもあり、傷つきやすく繊細な思春期の心模様が丁寧に掬い取られているようです。腰掛けて足を伸ばした身体もバランスよく捉えられています。



105 《冬の子供》
H107.5cm
ブロンズ
昭和40(1965)年作
側面に刻銘
Ed.8
佐藤忠良の会証明書付
『佐藤忠良 彫刻七十年の仕事』
 (2008年/講談社)№65-02    ほか掲載
落札予想価格 ¥2,000,000~3,000,000

1960年代の作であることから、モデルは朝倉摂の娘でしょうか。小さな女の子が本当にそこに立っているかのような、確かな存在感を感じさせます。
さらに、寒い冬も外で元気に遊ぶ子どもの無邪気さが表わされており、膝小僧を出しながら、暖かそうなコートを着た佇まいがなんともかわいらしく、頭をなでてしまいたくなります。


立体作品には、画像では表現しきれない佇まいの良さがあります。
ここでご紹介した4点のほか、若い女性の頭像《Y子の像》も出品されますので、ぜひ下見会場で現物をご覧ください。

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皆様のご来場を心よりお待ちしております。


(佐藤)


宮本三郎の裸婦像

こんにちは。
10日の近代陶芸/近代陶芸PartⅡオークション、17日までの近代美術PartⅡオークション下見会にお越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。

さて、今週は、近代美術/近代美術PartⅡオークションを開催いたします。
今回のおすすめは、裸婦や女優などの女性像で知られ、東京や石川に美術館のある国民的な洋画家…当社のオークションでもおなじみの宮本三郎です。
24日(土)の近代美術オークションには、宮本の女性像の名作が3点出品されます。

宮本三郎(1905-1974)は、石川県能美郡未佐美村(現・小松市)に生まれました。
17歳で上京し、川端画学校で藤島武二に学んだ後、人物画の名手である安井曽太郎や前田寛治にも指導を受けます。第4回二科展に初入選して画壇に頭角を現し、1938年にヨーロッパに留学した際は、古典絵画に大きな影響を受けました。戦後は二紀会の創立に参加し、その中心的な存在として活躍。金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)や多摩美術大学で教鞭を執り、日本美術家連盟の理事長を務めるなど、日本の洋画界のために力を尽くしました。
正統的なレアリスムを基礎とする、豊麗かつ幻想的な「花と裸婦」シリーズで人気を博した、昭和の洋画壇を代表する画家の一人です。

 

  24 《薄絹の女》
               68.1×33.6cm
        キャンバス・油彩 額装
              昭和48(1973)年作
              東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書付
            『画集 宮本三郎 花と風景と女』
                    (1973年/毎日新聞社)№.30
            『宮本三郎』(1974年/三彩社)P.15
            『宮本三郎の世界 花と裸婦と…』
                    (1978年/毎日新聞社)P.21
              落札予想価格 ¥2,000,000~¥3,000,000

【オークション終了につき、画像は削除いたしました】

 
宮本が、裸婦を主題とする華麗な連作に着手したのは、円熟期にあたる1967年のことです。
女性が鏡の前に立ち、帽子を被る様子が描かれたこの作品も、なんとも官能的な一点。顔の部分に陰影が施され、女性の表情をうかがい知ることはできませんが、それがかえって、シースルーのワンピースから透ける肌に、観る者の視線を誘導するようでもあります。



 25 《立像裸婦》
        67.8×33.8cm
       キャンバス・油彩 額装
        東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書付
        落札予想価格 ¥2,000,000~¥3,000,000

【オークション終了につき、画像は削除いたしました】
 
こちらの作品にも、鏡の前の裸婦が描かれています。この「鏡」は、宮本作品にしばしば登場する重要なモティーフです。そこに映るもう一つの世界を効果的に取り入れることで、作品の幻想性がいっそう高められています。
また、燃えるように鮮やかな色彩と奔放な線が交錯する背景は、宮本作品の見どころの一つで、昂る画家の情熱を表わすようです。



26 《三美神》

78.2×46.7cm
キャンバス・油彩 額装
右上にサイン
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書付
落札予想価格 ¥3,000,000~¥5,000,000

【オークション終了につき、画像は削除いたしました】

宮本の代表作《レ・トロワ・グラース》(1970年作・小松市立宮本三郎美術館蔵)と同様、ギリシャ神話の三美神を主題とした作品です。
三美神は、「輝き」、「喜び」、「花の盛り」を表わす美と優雅の女神たち。ですが、描かれているのは、日本人女性をモデルにした現実の裸婦でしょうか。様々な色彩が丹念に塗り重ねられた、上気したように赤みを帯びた裸婦の透き通る肌、肉体のヴォリュームの表現が圧巻です。まるでそこには、宮本三郎の理想の女性美が凝縮されているようです。


これらの作品は21日(水)からの下見会でご覧いただけます。
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このほか、加山又造や上村松園、福田平八郎といった近代美術の巨匠たちの名品、同時開催となる手塚治虫オークションのペン画やセル画も展示いたします。

内容盛りだくさんの下見会にぜひお越しください。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

(佐藤)

【イベント情報】アートフェア東京 2018 ×3331 ART FAIR レポート

 東京・有楽町では国内最大のアートフェア、アートフェア東京2018が11日(日)まで開催されています。今年は164軒のギャラリーがブースを展開。ルノワール、マティス、キース・ヘリングに李禹煥、東京国立近代美術館で開催中の個展が話題の熊谷守一といった人気作家から新進気鋭の若手まで、ギャラリーオーナーが今の「押し」を並べます。

 ギャラリーオリムブース(North Wing -N18)では、当社にて3月24日(土)に開催される「手塚治虫特別オークション」の出品作品を展示。オークションカタログも配布していますので是非足をお運びください。また、会場受付などで手に入れることができるフリーペーパー類も要チェック。
アートマーケットレポートやアートの買い方についての記事が掲載されており、読んで損のない内容となっています。今週末は東京のアートシーンが一望できるアートフェア東京2018 をお出かけ先候補にご検討ください!

そしてもう一箇所、チェックしたいイベントが…


 末広町・アーツ千代田3331にてアートフェア東京と同時開催されている3331 ARTFAIRにもお邪魔してきました。こちらは趣が異なり、より観る者を選ぶエッジ&ジョークの効いた作品、広いスペースを使用したインスタレーション・作家の世界観を重視した展示、美大在学生の作品を見ることができます。評論家やキュレーター、ギャラリーなどを推薦者として若手作家が多く出展されているのも見どころ。道半ばなものの、言おうとしていることが少しずつ伝わってくる彼らの作品に時間をかけて耳を傾ける楽しみがあります。

 また、比較的手頃な価格で作品を手に入れられるのも魅力。誰もがアートコレクターの目線になることができます。会場では揃いの法被を着た国際色豊かなスタッフとPepperが来場者をエスコート。全体に独特のユートピア感が演出されていました。鑑賞後は会場入口付近で買える創作コッペパンを片手に、自分のお気に入りの作品について他の来場者とおしゃべりしてみるのも良いかもしれません。

アートフェア東京2018公式サイト
https://artfairtokyo.com

3331 ART FAIR公式サイト
http://artfair.3331.jp

 

魯山人と芹沢作品に見る遊び心

桃の節句も過ぎ、いよいよ春が間近に感じられるようになってきましたね。

さて、今週末に行われます「近代陶芸/近代陶芸PartⅡオークション」から、こちらの作品をご紹介致します。

LOT.213・北大路魯山人「そめつけ唐子花入」
      H36.2×D22.1cm
      高台内に描き銘「魯山人」
      共箱
     ¥4,000,000~¥6,000,000

 

北大路魯山人の染付の大きな花入と言えば、詩文などを袋文字で絵付けしたものか、染付一色で描かれる魚図等が代表的ですが、こちらは唐子図で赤玉が入った珍しい作品です。

 明末あたりによく描かれた呉須赤絵の模様のひとつである、赤や緑の網目と花模様の中に赤い玉が描かれた「赤玉手」と呼ばれるこの模様を、魯山人は甚く気に入っていたようで、初期のころから約30年間作り続けました。ここではその赤玉のみを抽出し、ぐるりと配置することで、唐子たちがリズミカルに歩く様子を演出しています。唐子図は通常七人、五人、三人の図柄があり、松の木の下で様々な遊びをしている様子が描かれます。こちらの図柄は、孟母三遷、司馬温公の瓶割、木馬遊び、風車遊び、そして采配を振って遊んでいる五人の唐子が描かれています。人物を描くこと自体稀有な作家ですが、それぞれの動きがなんとも愛嬌のある作品に仕上がっています。

LOT.214・芹沢銈介「型絵染 いろは文六曲屏風」
     134.7×29.5cm
     六曲一隻(171.5×279.0cm)
     芹沢長介シール
    ¥700,000~¥1,200,000

芹沢銈介は、「型絵染(かたえぞめ)」で1956年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された作家です。元々芹沢は、静岡で図案家(デザイナー)として仕事をしていましたが、1928年に日本民藝館にて展示された沖縄の「紅型(びんがた)」に魅了され、染織家としての道を歩き始めました。「紅型」は、一枚の型絵を使い、多彩な色を木綿地やまたは上布に染める沖縄の民藝品です。図案家としての技も型絵染に反映させ、染布表紙の装幀の仕事や、屏風、のれん等を数多く手掛けました。また、ガラス絵や板絵、絵本も制作するなど多岐にわたる活動を続けました。

「いろは文」は、芹沢の代名詞ともいうべき作風です。1959年に第一作が作られたとされています。画面に踊るようなデザイン的な文字回りに描かれている様々な民藝品・四季を感じさせる動植物などは、見ているものを飽きさせない遊び心に溢れた作品と言えるでしょう。

 

今回はその他に、印籠や根付が多く出品されます。江戸後期に隆盛を誇った印籠や根付は、身近な装飾品として男女問わず身につけることができ、かつ江戸の人々の繊細な美意識やユーモアを凝縮したような工芸品です。当時の人々の粋な装飾文化もぜひ併せてお楽しみください。

 

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小出楢重の油絵―《裸女》と《ばらの花》

こんにちは。
先週の近代美術PartⅡオークション下見会にお越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。新年のご挨拶が遅くなってしまいましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、今週は2018年1回目のオークションとなる、近代美術/戦後美術&コンテンポラリーアート/近代美術PartⅡオークションを開催いたします。
その出品作品の中から、今回もおすすめの作品をご紹介いたします。
西洋にはない、日本女性独特の美しさを描き出し、「裸婦の楢重」と呼ばれた小出楢重(1887-1931)の名作2点です。


88
 小出 楢重《裸女》
41.7×71.6cm
キャンバス・油彩 額装
大正14(1925)年頃作
右上にサイン
小出楢重の会鑑定証書付
落札予想価格 
★¥5,000,000~¥10,000,000

[掲載文献]
『小出楢重画集』(2002年/小出楢重画集刊行委員会)№H112  ほか多数
[出品歴]
「没後70年記念 小出楢重展」2000年(京都新聞社/京都国立近代美術館) ほか多数

楢重の裸婦の代表作の一つとして知られる作品です。
明治から大正期にかけて、多くの洋画家たちは西洋的なプロポーションを理想とし、裸婦像を描きました。しかし、楢重は絵画のモデルとしては好まれなかった日本人女性の身体に美しさを見出し、モデル一人一人の味を引き出すように裸婦像の連作に取り組んでいきました。

さらに、日本では現実味に乏しい「裸婦」というテーマに必然性を与えるために、西洋や中国のおしゃれな家具や小物をアトリエに設え、「裸婦が生活している自然な空間」を作り、そこに横たわる姿をモダンに表現しました。この翌年、楢重は当時流行していた洋風建築に転居しますが、本作はそれ以前にアトリエとして使っていた和室に外国製の敷物を敷いて描いたものでしょう。

裸婦は顔を背け、腰を大きくひねった姿で横たわっていますが、身体を大胆にデフォルメして画面に構成しつつ、豊満な肉のあたたかみやヴォリュームを際立たせるというこの手法は、マティスの裸婦像に影響を受けたものと思われます。楢重独特のねっとりとしてつやのあるマチエールにより、日本女性の肌の色や質感がよく表現されており、「日本の油絵」の魅力を感じさせる一点です。


89
 小出楢重 《ばらの花》
105.5×54.5cm
キャンバス・油彩 額装
大正15(1926)年作
左上にサイン
裏に署名・タイトル・年代
小出楢重の会鑑定証書付
落札予想価格 
¥10,000,000~20,000,000

 [掲載文献]『小出楢重画集』
(2002年/小出楢重画集刊行委員会)№H135  ほか多数


1920年代、日本各地の都市で近代化が著しく進み、
洋風のモダン建築が次々に建設されていきました。楢重も芦屋に油彩画制作に相応しい洋風のアトリエを構え、また、友人の建築家・笹川愼一の依頼を受け、こうした洋風住宅の壁面を飾るための「装飾画」を数点手掛けました。楢重自筆の「作品控えメモ」より、1926年に《菊》(参考図版。完成後の画題は《菊花》)と一対の作品として制作された本作は、この「装飾画」の優れた作例であり、当時は西宮市の瀟洒な邸宅に飾られていたそうです。

本作は「装飾画」らしく、キャンバスの角を落とした八角形の支持体が使用されています。豪華な大輪の薔薇が《裸女》と同様に、つやと粘り気のある色彩、簡潔なフォルムによって描かれ、100cmを超える画面の中で堂々とした存在感を放っています。六角形の台座の上に散らされた花弁や葉が装飾的な意図を感じさせますが、画面には明暗のコントラストや奥行きが表わされ、「装飾画」の中でも特に絵画的な要素が強調された作品と言えます。単独の作品として鑑賞しても十分に見応えがあり、魅力的なのはそのためでしょう。題材の薔薇は、楢重が油絵を追求する上で意識し続けた西洋の象徴であり、ここでは満ち溢れるような花の香気や生命力とともに、モダンな西洋文化に憧れる時代の気分がよく表現されています。

残念ながら、下見会では一対で作品を展示できませんので、制作当時のように画像を並べてみました。昭和モダンの重厚な洋館に飾られているのを想像してみましょう。

            
    【オークション終了につき、画像は削除いたしました】

            参考図版:小出楢重《菊花》
            大正15年 キャンバス・油彩 105.5×55.0cm
                                           大阪新美術館建設準備室蔵

実際の作品で、ぜひ楢重のマチエールの魅力をご確認ください。
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これらの作品のほか、下見会では安井曽太郎や児島善三郎の名品もご覧いただけます。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

(佐藤)

華麗な金襴手作品―釉裏金彩・琳派

 いよいよ12月1日よりシンワアートオークション株式会社は、Shinwa wise Holdings株式会社へ変わります。これに伴い、Shinwa Auction 株式会社がオークション事業を承継いたします。より良い作品をご紹介できるよう邁進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

さて、今週末に開催されます「近代陶芸/古美術/近代陶芸PartⅡオークション」からこちらの作品をご紹介いたします。

LOT.156 加藤土師萌「色絵釉裏金彩水指 春夏秋冬」
     H13.4×D21.4cm
     高台内に描き銘「土師萌造」、蓋裏に「日吉篁居」記
     共箱/1963年作
     『原色現代日本の美術15陶芸(1)』掲載 P.65(小学館)【図録付】
     落札予想価格:¥2,500,000~¥3,500,000

 1900年、陶磁器の名産地として名高い愛知県瀬戸市で加藤土師萌(はじめ)(本名・一)は生まれました。小学校を卒業してすぐに製陶業者で画工見習いとして働き出した土師萌は、26歳の時に岐阜県陶磁器試験場の技手として勤務することになり多治見市へ移り住みます。

当時の多治見市には荒川豊蔵、加藤唐九郎ら才気溢れる若手の陶芸家達が集まり、切磋琢磨し合って共に新たな陶芸界の構築を目指している時期でもありました。多くの仲間と古陶磁器を研究する中で、土師萌は特に中国・明の嘉(か)靖(せい)年間の技法に傾倒し研究を進め、後の制作の礎を築きました。1940年独立の際には、地場の瀬戸や多治見ではなく、横浜・日吉へ移り住み「日吉窯」を築窯しました。

今回使用された「釉裏金彩」とは、“白磁の素地の上に緑釉などの釉をムラのないように掛けて窯で焼き、その上に金箔を貼って百度前後の温度で焼き付け、さらにその上から低火度釉を全面に掛けて焼成する方法”註)のことです。金箔が釉薬に挟まれる形になり、落ち着いた色見の金に透けて見える緑釉が美しい作品です。蓋と身にわたり描かれている草花文が、釉裏金彩を用いていない赤の色絵で縁取られ、全体を引き締めています。

地位や名声を手に入れてもなお飽くことなく研究を進めた、実に脂の乗った時期の名品といえるでしょう。釉薬の美しさをぜひ間近でご覧下さい。

LOT.115 鈴木其一「秋草図屏風」
   140.3×340.3cm
   六曲一隻(155.0×365.2cm)
   『時代屏風聚花』掲載 53番しこうしゃ/平成二年(1990)【図録付】
   落札予想価格:¥5,000,000~¥10,000,000

 鈴木其一(きいつ)【寛政八年‐安政五年(1796‐1858)】は、「江戸琳派の旗手」と称される絵師。江戸初期の京都にて、本阿弥光悦や俵屋宗達が創始した琳派は、江戸後期の江戸の地で酒井抱一によって再興されました。その新様式を江戸琳派と呼びます。

十八歳の時に抱一に入門し、その高弟となった其一は、琳派の伝統を継承しながら、鮮やかな色彩と斬新な構図によって新しい絵画表現を追求していきました。近年には各地で大回顧展が開催されるなど、その個性的な作風でますます注目を集めています。

 本作は、琳派の伝統的な画題の一つ、秋の草花を描いた屏風。白菊と芒を主な題材として金地に配した典雅な作品であり、其一の号「祝琳斎」の朱文円印が左下に捺されています。特筆すべきは、草花を三つのブロックに分けて三角形に配した特徴的な画面構成でしょう。それぞれのブロックには、桔梗、羊歯(しだ)、山帰来などの秋草も添えられています。

 また、左上から右下へ斜めに淡墨を刷く雨の表現は、古くは鎌倉時代から使用され、室町時代には雪村も試みたものです。それに合わせて、左から右方向へなびく芒は、強い風雨を表わすとともに画面に動きをもたらしています。其一はこうした表現を時折使用しましたが、琳派の作品の中では稀有と言えるでしょう。四季や気象の変化の中で、自然が見せる表情をいかに的確に捉えて描くかを、其一が独自に追求していたことをうかがわせる作品です。

今回の古美術では加賀前田家が旧蔵していた「島物花瓶口茶入」、初代大西浄林の「石州好 俵形釜」、そして重要美術品の後西天皇「宸翰御消息」など、近代陶芸では、北大路魯山人、十三代・十四代酒井田柿右衛門、河井寛次郎といったおなじみの作家群のほかに、宮之原謙も多数出品されます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

                              執筆者:E

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江戸の華―北斎、歌麿、写楽の浮世絵

こんにちは。
今週の近代美術PartⅡ下見会にご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

さて、来週の18日(土)は近代美術/近代美術PartⅡ/戦後美術&コンテンポラリーアートオークションを開催いたします。近代美術では、加山又造や平山郁夫、ピサロなど、戦後美術&コンテンポラリーアートでは、草間彌生の《INFINITY-NETS[QPRS]》など、それぞれお勧めはありますが、今回は近代美術PartⅡに浮世絵の名品がたくさん出品されますので、その中から3人の絵師の作品をご紹介いたします。

葛飾北斎(1760-1849)といえば、代表作《富嶽三十六景》です。
この作品がゴッホやドビュッシーに影響を与えたことはあまりにも有名ですが、現在も国際的に評価が高く、四十六図のうちの一つ《神奈川沖浪裏》は今年4月にニューヨークで行われたオークションで、943,500ドル(約1億370万円)という高額で落札されています。
このたび出品される2点も人気の高い図柄です。



763  葛飾 北斎

《富嶽三十六景 甲州石班沢》
25.3×36.6cm
落札予想価格 
¥6,000,000~¥9,000,000

画題は、「こうしゅうかじかざわ」と読みます。現在の山梨県富士川町の風景だそうです。
《富嶽三十六景》は、北斎の天才的な構図のセンスが光るシリーズでもありますが、この作品は最もそれが端的に表われたものの一つ。漁師を頂点として網と岩がつくる三角形が富士山と相似形をなすという、緊張感溢れる画面構成が見事です。



764 葛飾 北斎
《富嶽三十六景 山下白雨》
25.1×36.6cm

落札予想価格 
¥6,000,000~¥9,000,000

《神奈川沖浪裏》、《凱風快晴》とともにシリーズ中最も有名な作品の一つです。
「白雨」は夕立を指し、画面右下には稲妻が光っています。まるで上空から富士を眺めているような構図は、飛行機のない江戸時代、とても斬新なものだったに違いありません。


続いては、喜多川歌麿(1753?-1806)です。
歌麿といえば美人絵、しかも女性のバストアップを描く「大首絵」ですね。


769 喜多川 歌麿
《六玉川 野路の玉川》
37.8×25.1cm
落札予想価格 ¥2,500,000~¥4,000,000


《六玉川》(むたまがわ)は、古歌に詠まれた6つの玉川になぞらえて、当時吉原で最も人気の高かった6人の花魁を描いたシリーズです。
このシリーズは、花魁の顔の輪郭線が肌色で描かれているのが特徴で、そのためか、流行の「立兵庫」を結った本作の花魁は、やわらかでしっとりとした雰囲気を感じさせます。
なお、左上の短冊には、「たま川のたきとハ見せぬ八文字希に紫の花のよし原」という野辺亭広屋の狂歌が書かれています。



最後にご紹介するのは、東洲斎写楽(生没年不詳)です。
写楽は、およそ10ヶ月の間に役者絵と相撲絵150点あまりを版元・蔦谷重三郎から刊行し、姿を消したとされる伝説の浮世絵師。今回のオークションでも、役者絵2点が出品されます。


 766 東洲斎 写楽
《二世嵐竜蔵の金貸石部金吉》
36.4×22.8cm
落札予想価格  ¥6,000,000~¥8,000,000

「花菖蒲文禄曽我」という狂言に取材した作品です。二世嵐竜蔵という役者が演じる、金貸しの石部金吉という役が描かれています。石部金吉は、敵討ちをする主人公を助ける田辺文蔵から借金の取立てをする役どころ。口を真一文字に結び、腕まくりをして文蔵にすごむ場面をアップで捉え、デフォルメして表現しています。
背景の豪華な雲母摺り(きらずり=雲母の粉を摺り付ける技法)も見どころです。







778 東洲斎 写楽
《四代目岩井半四郎の乳人重の井》
  37.5×24.2cm
  大田蜀山人蔵印あり
  
落札予想価格  ¥7,000,000~¥12,000,000


歌舞伎「恋女房染分手綱義経千本桜」に取材した作品です。女形の名手として知られた四代目岩井半四郎が演じる、重の井という乳母の役が描かれています。上品でふっくらとした姿が印象的ですが、こちらでも雲母摺りの大首絵という写楽の本領が発揮されています。
また、本作は、江戸中後期に文人、戯作者、狂歌師としてマルチに活躍した大田南畝(蜀山人)の旧蔵印が捺されています。



上記を含む、全16点の名所絵、美人絵、役者絵が出品されます。

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皆様のご来場を心よりお待ちしています。

(佐藤)