カテゴリー別アーカイブ: 社会貢献活動

一般財団法人日本おもちゃ図書館財団 創立30周年記念祝賀会【チャリティーオークションレポート】

 10月を迎え、いよいよ秋の到来。有明にあります弊社オフィスの窓からは、白く霞んだ青空が見えて、牛島憲之の描く柔らかな青天のようだ、などと秋らしい気分になったりするこの頃です。 さて、先月25日、一般財団法人日本おもちゃ図書館財団創立30周年記念祝賀会 (於:東京会館)において開催されましたチャリティーオークションに、弊社オークショニア外池が出張してまいりました。(一財)日本おもちゃ図書館財団... Read more

ヒューマン・ライツ・ウォッチ チャリティー・ディナー東京 2012

昨年初めてお手伝いさせていただいたチャリティー・ディナー。ヒューマン・ライツ・ウォッチ(以下、HRW)の一年間の活動の成果の発表と、活動資金を募るファンドレイジングのために今年も開催され、ディナー後半でのイベントであるチャリティーオークションのオークショニアを私平野が務めてまいりました。

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各界の著名人が多く集うこのディナーは、「人権」という重いテーマを扱いながら同時にイベントとして楽しめる要素も併せ持つ、国内でも珍しい欧米型のファンドレイジングイベントです。ディナー前のレセプションは、並行して行われるサイレントオークションの下見も兼ねており、装いも美々しい参加者はカクテルなどを片手に出品作品を眺めながら楽しげに談笑していました。


レセプションroom
ディナーの前には、昨年大きなニュースにもなった中東、北アフリカにおける抑圧政治に対する民衆の蜂起、いわゆる「アラブの春」に関するVTRが流されました。アラブの春に際してHRWがいかなる役割を担ってきたか、また国際社会に対してどのように影響力を駆使してきたかを、衝撃的な映像とともに非常にリアルかつ強いメッセージで参加者に訴えてくる印象深いVTRでした。世界で今何が起こっているか、普段は国内のニュースで触れられることのないような出来事を目にして、VTR後の会場は不思議な緊張感と高揚感に包まれていました。
(VTRはこちらから見ることができます)
 Uprising 民衆蜂起

スピーチが続き乾杯の後は、ディナーの始まりです。ホテルオークラの本格的ディナーを食しつつ歓談に移ると、席を立ち知人のテーブルに移って談笑する方などもいらっしゃり和やかなパーティーの雰囲気に。途中、チュニジアのジャーナリスト、シヘム・ベンセドリン氏へのアリソン・デ・フォージ人権賞(自らの危険も顧みず人間の尊厳と権利の保護に奮闘している個人の勇気をたたえる賞)の授賞式や、世界的なダンサー黄帝心仙人さんによるダンスパフォーマンスなどがあり、チャリティーとしての真摯な雰囲気とイベントとしての楽しさが両立され、全体として非常に飽きさせない構成となっていました。なんと、この黄帝心仙人さんのダンスパフォーマンスは「踊ってもらう権利」としてその場でオークションにかけられ、激しい競りの応酬の結果、52万円で落札されました。
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ベンセドリン氏

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黄帝心仙人&タイムマシーンのパフォーマンス


そして、スピーチを挟んでいよいよチャリティーオークションの始まりです。今回のロットは5点。まず始めは「世界に1つだけのヒューマン・ライツ・“ウォッチ”」と題された、ウブロの腕時計。この時計、文字盤にミクロの文字で世界人権宣言の30カ条が刻まれており、このチャリティー・ディナーのために特別にデザインされたもの。破格とは思いましたが、ビッドを引き出すため敢えて30万円からスタート。早速会場の各テーブルからたくさんのパドルが上がります。1万円ずつ競り上げ、40万円後半からは残った2人の1対1。じりじり競り上がり、結果56万円でご落札いただきました。
残りの4点はアート作品。今回のチャリティーにはアーティストやギャラリーからも多くの寄付を受け、他にもサイレントオークションに9点出品されていました。
以下、出品された4点と落札金額です。

 米田知子 「池-地雷でできた池/メシヌリッジ・ベルギー」 20万円
 照屋勇賢 「Color the World」 18万円
 ピーター・マクドナルド 「Cup of Tea」 90万円
 荒木経惟 「花曲」 70万円

上の3点は、アーティスト自らがこのチャリティーにふさわしいものとして自ら選んだ作品です。その思いが来場者にも伝わったのか、オークションは大いに盛り上がりギャラリーでの販売価格を上回る金額で落札されていきました。
オークション


そしてオークション後半は、HRWの活動を支援するためのロット。昨年同様こちらは競り上げではなく、希望者を募る形でのオークションです。今年サポートする活動は、「中東での緊急調査ミッション」、「HRWモスクワ事務所の活動」そして「HRW東京事務所の活動」でした。中東のミッションは一口50万円、モスクワ事務所のサポートは一口20万円でしたが、いざビッドを募ると中東は5名の方、モスクワは4名の方がビッドされました。いずれの方も躊躇なくパドルを上げていらして、HRWをサポートするという強い意志が壇上にいる私にもはっきりと感じられました。最後の東京事務所へは3万円からサポートが可能ということもあり多くのビッドがよせられました。
おそらくこれらのビッダーの中には、昨年の私のようにHRWという国際人権NGOの存在すら知らなかった方々もいたかもしれません。

人権NGOなどと言うと堅いイメージを受けがちですが、このチャリティー・ディナーはこうして参加者がイベント全体を楽しみながら重要なテーマについて考え、そして寄付という形でそれに参加できる非常に意義のあるものだと感じました。
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HRW日本代表の土井香苗さん

2年連続でこのディナーのお手伝いができたのは、弊社にとっても大いに得るべきもののあることでした。こうしたイベントを通して世界の知らなかった部分を知ることができ、自らの世界が広げられたことに私自身も改めて感謝したく思います。微力ながら、シンワアートオークションにもできる社会貢献の形を今後も探り続けていきたいと思います。

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ジャパンインターナショナルボートショー 2012 チャリティーオークション

 さる3月1日~4日まで4日間にわたり、横浜みなとみらいにあるパシフィコ横浜にて開催された、ジャパン・インターナショナル・ボートショー2012のイベントとしてチャリティーオークションが行われました。東北の復興支援のためのこのオークション(3日と4日に開催)、海好きの著名人が持ち寄ったとっておきのアイテムは二日間で合計45点。今回は3日が長オークショニア、4日に私平野がオークショニアを務めてまいりました。

 このボートショー、展示はもちろんマリーナでの体験乗船や各種ボートの安全講習会、またトークショーやボート・オブ・ザ・イヤー2012の発表など、イベント盛りだくさん、出展者も優に100を超え4日間の来場者が35,060名と、かなり大きなイベントでした。

 今回のオークションは大きな催しのイベントの一つとして行われたものでしたので、舞台や出演者、効果音なども含め普段のオークションとは違った非常にイベント性が高く演出されたオークションでした。
 大きなボートショー会場内一角に設営された舞台と、その前には100人分ほど用意された椅子。オークション前には場内アナウンスでチャリティーオークションの案内が流され、時間が近づいてくるに従って座席がお客様で埋まっていきます。その周りには立見のお客様もちらほら。壇上に並べられた商品を遠巻きに興味深げに眺めています。

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明るい雰囲気の会場。ミス日本海の日がさらに華やぎを添えてくれます

 開始のファンファーレとともに進行役の方々2名とミス日本海の日の2名が入場、自己紹介や少しのやり取りがあって後、オークショニアが呼ばれます。改めて呼ばれて登場することはあまりないのでちょっと気恥ずかしい思いもして緊張しましたが、舞台に上がってお客様のオークションを心待ちにしているような笑顔を見ると少し落ち着きも取り戻しました。今回は進行役の方がいるので商品の説明などはなく、私の役目は純粋にオークションを進めていくのみ。ミス日本海の日がかざす商品を一つ一つ競って行きます。落札されハンマーを打つ度にファンファーレが鳴り進行役の方がコメントを挟んでいくので、あまり競り上がらなくてもなんだか盛り上がったような気持ちになりました。これはなかなか上手い手法だなと感じましたが、残念ながら普段のオークションでやるわけにはいきません。

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この笑顔でビッドも上がる!?

 出品された商品はやはり海や釣りに関わるものがほとんどで、釣り具やクーラーバッグ、ライフジャケットやウェイクボードなどなかなか洒落た商品もありましたが、なんと船外機付きのボートというものもありました。チャリティーということもあり、いずれも数千円~一万円くらいからスタート。さすがにお客様は興味があってきている方ばかりだからなのか、手が上がらないということもあまりなくみなそこそこに競っていきます。やはり釣り具などは人気がありましたが、意外と手が挙がったのがライフジャケット。舟釣りに行かれる方などには必需品でしょうから、マイライフジャケットを手に入れるいいきっかけだったのでしょうか。

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二日目も盛り上がりました

 最後に出品されたのはさかなクンから提供の船外機付きのボート。定価がいくらするのか存じませんが、素人でも破格とわかる2万円からスタートしました。さすがにボートはビッドする人が限られるだろうと思っていましたが、なんと発句するや否や7、8人ほどの手が上がり、方々から5万円!7万円!と声も上がりました。10万円近くになってくるとついに1対1の戦い。お一人は電話で相談しながらビッドしており、さながら弊社のいつものオークションのような緊迫感がありました。最後はハンマープライス17万5千円でご落札。後で伺った話によるとそれでもかなり安いとのことでした。

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さかなクンのボート。本体とエンジンには直筆のイラストが!

 2日間で45ロット競りましたが、1,474,000円の収益金が集まりました。オークション終了後は、いわき市の「みなとまち創造会議」への贈呈式が行われ、これにその他の寄付を合わせた合計1,576,000円が贈られました
 震災からちょうど1年が経過しましたが、まだまだ復興への道のりは遠く感じられます。私たちにできることはほんのわずかなことかもしれませんが、こうしてお声掛けいただき微力ながらお手伝いできることは私たち自身の励みにもなります。東北の1日でも早い復興を祈念しつつ日々仕事に邁進すべく気持ちを新たにした1日でした。


(平野)

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チャリティーオークションレポート NIKE MAG 2011

さる9月22日、原宿にて特別なスニーカーがオークションにかけられました。
今回もシンワアートオークションがそのお手伝いをすることとなり、私平野がオークショニアとして競りを担当したのでその模様をレポートしたいと思います。
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NIKE MAG 2011

 一部メディアでも取り上げられたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回出品された「2011 NIKE MAG」というスニーカーは1989年の映画「Back to the Future 2」で2015年にマイケル・J・フォックス扮するマーティ―・マックフライが履いていたシューズです。
アメリカですでに1500足がパーキンソン病研究のためマイケル・J・フォックス財団に寄付されており、それらはインターネットオークションによって既にアメリカで販売されています。そのうちの貴重な1足が日本に到来しこのたびのチャリティーオークションが開催される運びとなりました。
会場はナイキ原宿。ショップを会場にして招待客と一般応募の方々で100人近くの参加者。司会の高田延彦さんがチャリティー趣旨やマイケル・J・フォックスのメッセージビデオなどを紹介し、会場も徐々に盛り上がってきたところでついに「2011 NIKE MAG」の登場!ライトアップされスモークの中から現れたスニーカーに会場からはどよめきと歓声が上がり、参加者のボルテージも一気に上がりました。
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NIKE MAG 2011の登場!

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アーティストデザインのホバーボード

高田さんによるスニーカーの紹介の後はいよいよオークションスタート。私も壇上に上がり、まずはスニーカーの前に映画の中にも登場したホバーボード(宙に浮くスケートボード)4点が競りにかけられました。1点目から4点目へ徐々に落札金額も上がっていき会場のテンションも段々上がっていきます。4点目のホバーボードが13万円で落札され、ようやく本命のNIKE MAG。オークショニアのロット紹介からスタート金額の発声までほんの2秒ほどだったと思いますが、いったん静まりかえった会場からはヒシヒシと「ビッドするぞ!」という意気込みが伝わってきて私も思わず力が入りました。
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ビッドのたびに会場は大盛り上がり!

スタート金額は20万円からでしたが、たくさんのビッドとともに会場の方々から声が上がりあっという間に100万円を超えてしまいました。その辺りからは1対1の対決。互いに譲らず10万円ずつ声を出し合い、ビッドのたびに大きな拍手が起こるという白熱した競りの結果、この未来のスニーカーは220万円で落札されました。落札直後はさらに大きな拍手が巻き起こり、オークショニアの私を含め会場全体は一体感に包まれた心地がしました。こういう瞬間に出会うたびに、オークショニアをやっていてよかったなと思います。またこの落札代金が全額寄付されるということもあり、一つのスニーカーを通して参加者もスタッフも皆で一つの方向に向かっていくそのエネルギーの凄さを感じることができたような気がします。

 終了後、来場の方々とお話ししていると、皆さん「オークション楽しかった!」とおっしゃってくれました。こうしたチャリティーのお手伝いを通してオークションというものをもっとたくさんの方に知っていただけるよう今後も努力していきたいと思います。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチ チャリティー・ディナー東京2011

7月5日(火)にホテルオークラにて開催された「チャリティー・ディナー東京2011」。オークショニア平野が国内でも珍しいファンドレイジングイベントをレポートいたします。

ヒューマン・ライツ・ウォッチ(以下HRW)とは、ニューヨークに本拠を置く世界的な人権NGOで、1978年の設立以来30年以上にわたって世界の人びとの権利と尊厳を守ってきました。
今回我々がお手伝いさせていただいたのは、HRWの東京オフィスの活動を支えるための資金を集めるファンドレイジングイベントです。各界の著名人が参加したチャリティーディナーのメインイベントであるチャリティーライブオークションの進行を務めてまいりました。

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本格的なディナーのテーブルセット。    
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受付にも活動内容を伝えるメッセージが。

会場はホテルオークラ。大変豪華な雰囲気で、来場者も皆さんが一度は耳にしたことがある様な方々がズラリとお名前を揃えていました。ウェルカムスピーチの後は「Eyewitness‐時代の目撃者」と題された、HRWの活動を生々しく伝えるビデオの上映。世界で起こっているさまざまな人権に対する抑圧を実地に調査するHRWのスタッフの映像に、来場者もかなり心を動かされていた様子でした。

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活動紹介のVTRはリアリティに溢れる内容でした。

その後はミュージカル女優の新妻聖子さんによる素敵な歌やサイレントオークションの途中経過発表など、豪華なディナーと合わせて全体として非常に楽しめるイベントとなっていました。

さて、いよいよメインイベントのライブオークションです。まず第1部は通常のオークション。プロゴルファーの片山晋呉氏使用のサイン入りパターやベルリンフィルハーモニー管弦楽団を指揮したこともある指揮者の佐渡裕氏のサイン入りタクト、石坂浩二氏や安藤忠雄氏の版画など魅力的な4ロットが出品されました。佐渡氏のタクトは70万円まで競りあがるなど、どのロットもスタートから活発なビッドの応酬で大変盛り上がったオークションとなりました。
第2部はHRWの活動そのものを支援するためのオークション。オークションといってもこれは競り上げ方式ではなく、希望者を募る形で行われました。ビッドの対象となるのは一口50万円で2週間のアフリカおよび中東での事実調査ミッションをサポートするというもの。いつもと違うやり方で、オークショニアを務めていた私もどうなるかとドキドキでしたが、いざ「ではパドルを…」と声をかけると会場内からなんと18本ものパドルが上がりました。2ロット目に東京オフィスのサポートを一口5万円で募ると今度は会場のほとんどかと思われるほどのたくさんのビッド。パドル番号を読み上げながらビッドした方々の思いの強さに少なからず感銘を受けました。

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たくさんの方々がチャリティーの気持ちを表してくれました。

こうしてオークションが終了し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。HRWのスタッフの方々にもオークションの成功を喜んでいただき、お手伝いした我々も非常に充実感を感じることができました。
HRWの活動のますますの発展を願うとともに、我々もオークションを通してできる社会貢献の形を模索し続けていきたいと思います。

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東日本大震災復興支援チャリティオークション@ハーマンミラーストア

先日松屋銀座で行われたチャリティオークションの模様を当ブログにてご報告しましたが(記事は下へ↓)、今回は5月20日に東京丸の内のハーマンミラーストアで開催されましたチャリティオークションについてレポートします。

今回のチャリティオークションは、この度の震災で被災された方々や東北地方の復興のために、一人一人の小さな一歩を合わせて大きな力にしていこうという趣旨の下、イームズなどのデザイン家具でおなじみのHerman Miller Japan、ラグジュアリーブランドのBally Japanなど数社の共催で開催されました。シンワアートオークションはこのイベントの運営協力をさせていただきました。

気になる出品商品は……、
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ハーマンミラーを代表するアイテム、「Aeron Chair」(写真左)と「Eames Shell Chair」(写真右)をはじめ、

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ラベルカラーがおしゃれな「ドンペリニョン ヴィンテージ2002 アンディ・ウォーホル」(写真左)や野尻湖ホテルエルボスコ宿泊券(写真右)、センチュリーコート丸の内のフレンチ・ディナー券、Ballyのウォレットなど、超豪華なラインナップです!

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控室で出番を待つ商品たち。この日は合計40点が出品されました。

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会場となったのは丸の内のハーマンミラーストア。
今回は女性オークショニアの長が担当しました。震災で亡くなった方々へ黙とうを捧げた後、いよいよオークションがスタート。初めてオークションに参加される方も多いので、まずは全員で競りの練習です。

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軽食やドリンクもふるまわれ、オークションは終始和やかな雰囲気で進行しました。
マグカップやTシャツなど、人気商品のロットは大盛り上がり!目玉商品の「Aeron Chair」や「Eames Shell Chair」のロットではじわじわと競り上がり、息を飲む展開となりました。

以前のブログにも書きましたが、出品者様と落札者様の思いが被災地に届けばいいなあとチャリティオークションではいつも感じます。震災から3ヶ月が経ち、被災地への義援金はかなり減少傾向にあるそうです。復興のための支援は継続的に必要なので、日々の小さな一歩を合わせ、大きな力にしていけたらいいですね。シンワアートオークションは引き続き、積極的にチャリティ活動に携わっていきたいと考えています。

(執筆:S)

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復興支援チャリティーオークション@松屋銀座“4.20 Message”

4月20日(水)松屋銀座にて、復興支援チャリティー“4.20 Message”が開催されました。
これは東日本大震災の復興支援のために様々なチャリティーイベントや商品を展開し、被災地のことを考え、行動する一日にしようと企画されたものです。
シンワアートオークションは、このイベントの「復興支援チャリティーオークション」にご協力させていただきました。

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松屋銀座エントランス →
文字美術家・遠山由美さんの「Heart Sutra」がイベントのシンボルマークです。

このチャリティーオークションは、各界の著名人やデザイナーから提供された私物やサイン入りのアイテムを来場されたお客様に競っていただくというもので、その売上金は日本赤十字社を通して被災地の復興・支援にあてられるそうです。オークションは、1階のスペース・オブ・ギンザにて正午からの第1部、午後6時からの第2部の2回に分けて開催されました。


スペシャルベストに女優の酒井美紀さんを迎えて始まった第1部は、35点の豪華な商品が出品されました。
主な出品商品は、
・大地真央さん(女優)「バカラの星型ペンダント」
・酒井美紀さん(女優)「手作りのブリザーブドフラワーアレンジメント」
・上田桃子さん(プロゴルファー)「パーリーゲイツのサンバイザー」
・東儀秀樹さん(雅楽師)「サイン入りエレキギター フェンダーUSAストラトキャスター」など。
ほかにもフレンチやイタリアンの名店のディナー券など、魅力的な商品がたくさん。昼の部は、銀座にお買いものに来られた女性のお客様が多く、大地真央さんのペンダントは特に盛り上がりました!

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会場風景。出品商品が目の前に展示     出張オークショニアは平野です。
されました。     

午後6時から行われた第2部のスペシャルゲストは、野球解説者の槇原寛己さんとスポーツジャーナリストの中西哲生さん。

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お二人のトークの模様です。         出品商品はサインボールとポロシャツの
                           セット。

同じく35点の商品が出品された夜の部は、お仕事帰りの方々も参加されて大盛況に。槇原さんと中西さんの商品のほかにも、以下のような豪華な品々が出品されました。
・黒谷友香さん(女優)「ブラック&ホワイト サイン入りポロシャツ」
・佐藤卓さん(グラフィックデザイナー)「佐藤卓プロデュース ロングボーダーリカちゃん」
・クリスチャン・ルブタン「サイン入りシューズとメッセージカード」
・マーク・ジェイコブス「サイン入りバッグ」 など。

会場でのオークションと同時に、入札式のサイレントオークションも開催されました。

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女優の藤村志保さん愛用のお着物と、   サッカーの川島永嗣選手、スポーツコメ
草刈民代さんの「白鳥の湖」衣装。      ンテーターの古田敦也さんのユニフォ
まさに超レアな逸品です。           ームなど。
      
オークションの売上金とともに、参加されたお客様や出品者の方々の思いが被災地に届くといいですね。
ニュースでもよく目にしますが、最近はこうしたオークションが様々な場所で行われているようです。そういった場面では、私たちオークション会社にできることがきっとたくさんあると思います。オークションを通して、また様々な形で、私たちは今後も積極的にチャリティー活動を行ってまいります。

(執筆:S)

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緊急チャリティオークション開催いたします

東日本大震災に被災され、甚大な被害を受けられた皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

このたびの災害は日本がかつて経験したことのなかった規模のものであり、いまだ予断を許さぬ状況と、時間が経つにつれて明らかになる被害の大きさに胸が痛みます。東北地方では、寒さの厳しい日が続いているようですが、被害に遭われた皆様におかれましては、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

さて、シンワアートオークションでは「東日本大震災被災地支援 緊急チャリティオークション」の開催を決定いたしました。これは被災地に対して、今私たちができる限りの支援をしようというものです。この収益は日本赤十字社に寄付し、被災地の救護活動や被災者の皆様に送る支援物資のために使っていただく予定です。

会期:3月26日(土)  
時間:17:00頃(近代美術オークション開催前)
会場:丸ビルホール

現在出品作品を募集しておりますので、詳しくはホームページトップをご覧ください。
ご出品、ご入札ともに皆様のご参加をお待ちしております!
また、下見会、オークションの会場では当面の間募金箱を設置いたします。チャリティオークションと合わせてこちらにもご協力くださいますようお願いいたします。
5月21日開催の近代美術オークションでも第2回チャリティオークションを開催する予定です。
 
なお、開催を予定しておりました3月12日近代陶芸オークションは3月26日に、3月19日浮世絵/近代美術PartⅡのオークションは4月9日に延期させていただきました。会場は丸ビルホールになります。詳細はこちらをご確認くださいますようよろしくお願い申し上げます。

(執筆:S)

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日中漫画オークション・AITチャリティーオークションのお知らせ

立冬を過ぎて、銀座の街にも冬の気配が漂ってきました。
銀座・有楽町界隈は早くもクリスマス仕様。
先日帰りがけに目にした、キラキラと輝くイルミネーションには心が踊りました。

さて本日は、当社がお手伝いするチャリティーオークションと、
日中友好条約30周年記念「日中漫画オークション」のお知らせをお届けします。


【日中友好条約30周年記念~日中漫画オークション~】
日中友好条約30周年を記念して、これまで漫画を通して様々な交流を続けてきた日本、そして中国を代表する漫画家達の作品を集めた「日中漫画交流展」が、11月27日から、東京・港区の「元麻布ギャラリー」にて開催されます。その展覧会に出展される作品がオークションにかけられます。

~開催概要~
展覧会<下見会>
●日時:11月27日(木)~12月6日(土)10:00~19:00 / 最終日のみ15:00まで
●会場:元麻布ギャラリー(東京都港区元麻布3-12-3) / 入場無料
オークション
●日時:12月7日(日)14:00 / 開場13:00
●会場:シンワアートミュージアム(東京都中央区銀座7-4-12ぎょうせいビル1F)

~主な出品作家~
ウノカマキリ、鮎沢まこと、やなせたかし、ちばてつや、矢尾板賢吉、矢野功、横山孝雄、森田拳次 ほか(順不同、敬称略)

やなせたかし←やなせたかし先生の作品

ちばてつや←ちばてつや先生の作品

つね←中国の漫画家、常鉄鈞先生の作品




【AITファンドレイジング&チャリティーオークション】

キュレーターやアート・オーガナイザー6 名が、現代アートと視覚文化を考えるための場作りを目的として、2001 年に設立したNPO 団体であるAITが、新たなプロジェクトのためのファンドレイジング(寄付金集め)や、アフガニスタンの子供たちの学校設立や就学環境を整える活動へのチャリティーを目的としてオークションを開催します。
当日は、会田誠、畠山直哉 、名和晃平をはじめとする16か国32名のアーティストの手による作品がオークションにかけられます。

~開催概要~
下見会
●日時:12月15日(月)- 12月18日(木)11:00-19:00
●会場:AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-3 ツインビル代官山 A-502) / 入場無料、予約不要
オークション
●日時:2008年12月19日(金)18:00-20:30
●会場:ヒルサイドプラザ(代官山)東京都渋谷区猿楽町29-10
●タイムテーブル:18:00 ~ 開場、カクテル / 19:20 ~ オークション開始
●参加費:一般        ¥2,000(入札には事前登録が必要となります)
       AITハウスメンバー 無料
●主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
  協力:シンワアートオークション株式会社、ヒルサイドテラス、
株式会社ポンテヴェキオホッタ、株式会社トップアート


~参加と入札について~
*オークションの見学のみをご希望の方は、参加費¥2,000にて入場が可能です。
*入札をご希望の方は、事前に入札の登録申込が必要となりますので、ご注意ください。
*オークションの入札方法、カタログの購入方法などの詳細については、下記のウェブサイトをご覧ください。
http://a-i-t.net/modules/bulletin/article.php?storyid=112

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Room to Read チャリティパーティ in Estnation,Ginza

今日は、10/4(土)に行われたチャリティーオークションのお話をさせていただきます。これまで、当社はオークションを通していろいろなNGOやNPO、各種団体の社会貢献活動にご協力してきました。今回は、国際協力NGO「Room to Read」主催のチャリティパーティに、出張オークションに行ってまいりました。

「Room to Read」は、途上国の子供たちの教育を支援するために、マイクロソフトの幹部社員だったジョン・ウッド氏が2000年に設立した国際NGO団体です。活動内容は、学校や図書館などの施設開設、児童書の寄贈や現地語版の発行、男子に比べて教育を受ける機会の少ない女子への奨学金の支給などで、8年間でアジアやアフリカを中心とした13ヶ国、250万人の子供たちに支援を行いました。
今回シンワがご協力したのは、このジャパンチャプター(日本支部)の活動の一環となるイベントです。

当日、会場となったエストネーション銀座店には、イベントの趣旨にご賛同された250名以上のお客様がご来場されました。パーティは、スタイリスト・森岡弘さんのトークショー、エストネーションの商品を購入すると、代金の一部が寄付されるというショッピングタイム、豪華賞品が当たる抽選会(はずれてもチケット代金が寄付されるシステム)、そしてオークションとイベントが盛りだくさん。


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↑ エストネーション店内。大混雑です。

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↑ いよいよオークション開始。おしゃれな洋服とバッグと平野オークショ ニア。


オークションにかけられたのは9アイテム。
といってもいつも私たちが扱っている絵画ではなく……、
Lot.1 北海道トマムコンドミニアム1週間滞在権
Lot.2 森岡弘パーソナルファッションアドバイス権
Lot.3 サウスビーチコンドミニアム1週間滞在権
Lot.4 ダイヤブレスレット
Lot.5 ダイヤブレスレット(ピンク)
Lot.6 ヘリコプター東京1周&アークヒルズお食事券
Lot.7 学校建設(スリランカ)
Lot.8 図書館建設(カンボジア、インド、スリランカ、ラオス、ザンビア)
Lot.9 女子への奨学金10年分(ネパール、カンボジア、インド、スリランカ、ラオス)

という、なんともスケールの大きなラインナップ。


もし自分の建てた学校が海の向こうにあって、そこに子供たちが通って足し算を覚えたり、走り回ったりして大きくなって…と想像すると、本当にすごいことですよね。

平野オークショニアが会場を盛り上げに盛り上げ、なんと落札合計額は1000万円近くにも!
不落札のアイテムは一つもありませんでした。


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↑ オークション風景。白熱してます。


落札された方々のチャリティへのご理解のすばらしさはもちろんのこと、パーティを盛り上げてお客様に楽しんでいただこうというスタッフの方々の姿勢もすばらしく、私たちも良い経験をさせていただきました。

(担当:S)

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