いよいよオークション前日となりました。
みなさま、下見会にはご来場いただけましたでしょうか?
明日は13:00まで開催しておりますので、
まだご覧になっていない方は、ぜひぜひお越しください!
丸ビル7階の丸ビルホールです。
銀座の当社で下見会をご覧になって、
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銀座・丸の内エリアでランチ。
銀座の老舗も魅力的ですが、丸ビルのレストランも充実してます。
しばしショッピングでお楽しみいただいた後は…、
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丸ビルホールでオークションに参加!
という優雅な休日をお過ごしになってみてはいかがでしょうか。
オークションは17時から開催いたします。
詳細はこちらへどうぞ。
シンワアートオークションHP
本日も1点、おすすめ作品をご紹介いたします。
Lot.46 萬鉄五郎《風景》です。
萬鉄五郎 YOROZU Tetsugoro(1885-1927)
《風景》
33.4×45.6cm
キャンバス・油彩 額装
1926年作
落札予想価格:250万円~350万円
萬は、ゴッホやマティスの感化を受けた《裸体美人》(東京国立近代美術館蔵・重要文化財)や、キュビスム、フォーヴィスム風の前衛的な作品で知られる大正期の画家です。大正時代に活躍した画家たちは個性派が多いのですが、以前このブログでもご紹介しました岸田劉生と同様に、萬も後世に幅広い影響をおよぼしたカリスマ的な画家と言えるでしょう。
本作品は晩年にあたる1926年、終の住み処となった茅ヶ崎で制作されたものです。この地に移住してからの萬は、特に南画をはじめとする東洋絵画に関心を深め、水墨画なども手掛けました。油彩画では、東洋の南画と西洋のモダニスムを融合させた画風を展開していきます。豊かな自然に恵まれ、半農半漁の人々が暮らすこの土地は、穏やかな文人的作品を描くのにぴったりだったのでしょう。明るい光に満ちた色彩と自由でゆったりとしたタッチは、萬がヨーロッパの模倣ではなく、東洋人ならではの油彩画を見出したことを確信させます。
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