皆様お久しぶりです、ブログ担当のNです。
毎日うだるような暑さが続きますね。
銀座の街も、あまりの日差しの強さに外に出るのを躊躇してしまうほどです。
とはいえ、美術ファンとしては、いよいよ間近となったフェルメール展をはじめ、
各美術館の様々な企画展は見逃せませんよね。
せめて涼しい朝のうちを狙おうか・・・などと考える今日この頃です。
さて、7/7までSUMMER+AUCTIONに関連する情報をお届けしてきた
このブログですが、今後は、シンワアートオークションの最新情報をはじめ、
コンテンポラリーアートや近代美術など様々な情報を随時掲載していく予定です。
現在当社では、9月のオークションカタログの製作が進行中です。
カタログ完成は、8月中旬の予定ですが、カタログが出来上がるまで待ちきれないという方のために、
出品作品を一足先に、一点ご紹介します。日本画の巨匠 加山又造「冬の谷」です。(9月13日近代美術オークション出品予定)
【オークション終了につき、図版は削除いたしました】
現在、当社HPのトップページも飾っています。
雪景は加山が自らの心象を晩年にいたるまで色濃く表現し続けたモティーフです。
本作品は、渕を挟んで前景を平面的に描き、遠景に奥行きある空間をつくりだしたもの。渕と樹木の枝を装飾的に描出することにより、雪との色彩のコントラストを際立たせています。また、凹凸のある絵肌で表現した雪山の斜面は、斬新な発想と卓越した技法により、雪の質感のリアリティと光に反射して輝く様子を追求したものです。構図と装飾性の工夫を巧みに施したこの風景には、自然の静けさと厳しさのみならず、陶酔を誘うような優美さや人間を包み込むような優しさが表現されている一枚です。
その他、近代美術オークションには、東山魁夷、坂本繁二郎、佐伯祐三、レオナール・フジタら日本の近代美術を代表する巨匠の優品が揃います。合計では137点の作品が出品されます(2008.07.29現在)。
9月に開催するのは近代美術オークションだけではありません。
近代陶芸オークションには、浜田庄司の「青釉白流描大鉢」が出品されますし、近代美術PartⅡオークションには、2006年に東京渋谷のBunkamuraで開催された一大回顧展が大好評を博したM.C.エッシャーの作品が登場します。
また、JEWELLERY&WATCHESオークションに出品される、Van Cleef&Arpelsの鹿や花を模った愛らしいブローチも見逃せません。
盛りだくさんの内容でお届けする、シンワアートオークションの9月のセールにご期待ください。
オークションのスケジュールはこちら。
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