カテゴリー別アーカイブ: バッグ・ジュエリー&ウォッチ

近代美術・ジュエリー&ウォッチ・近代陶芸の下見会がスタート!

 暑い日が続きますね。
銀座の中央通りでは、ランチタイムにご婦人方が差す日傘が、まぶしく夏の日差しを照り返しています。
大通りが交差する碁盤の目のようになった銀座。ひさしがあるお店はごくわずかですよね。ご来場の際には、クロークに預けられた日傘をお持ち忘れなく!


 さて昨日より、近代美術、ジュエリー&ウォッチ、近代陶芸の下見会がスタート致します。(詳細はこちら
Image5371_convert_20090716150246.jpg


 欧米では長いバカンスに突入する7月は、昔からオークションの開催数や美術界の話題が減る傾向にありますが、国内のオークションでも、例年、この月は出品数が限られるようです。
 7月のオークションは、小規模ながら3種類のオークションの作品が一つのカタログ、一つの下見会でご覧いただける、遠方のお客様にとっては便利なメリットもある開催形式になっています。(※近代美術パートⅡの作品はお申し付け頂ければご覧頂けます。)

Image5381_convert_20090716150306.jpg


 今年に入ってから、弊社では近代美術と近代美術パートⅡ、ジュエリー&ウォッチのオークションを同時開催してきました。
 これに対するお客様方からのご反応はというと、好意的にお考えいただける方が多くいらっしゃいましたようで、オークション会場には大勢の方が足を運んで下さり、熱気溢れる競りとなりました。


 これまでは近代美術に出品される絵画作品に関心をお持ちの方が下見会場でジュエリーや時計をご覧になりたい場合、スタッフにお声掛けいただき、どちらかをオフィスからお持ちしてご覧いただくしかありませんでした。
 それが同日開催の場合は、お待たせすることなくご覧いただける準備を整えてありますので、ご自由にご関心をお持ちのアイテムを探して頂くことができるのです。

Image5361_convert_20090716150152.jpg

 これまで一つのオークションのみにご参加いただいていたお客様も、この機会にぜひ、他のジャンルのオークションへもお目を向けていただければ幸いです。

(執筆者:井上素子)

続きを読む

名古屋下見会、明日から開催です!

本日、7月のオークションカタログが完成いたしました。
順次発送して参りますので、お手元に届くまでいましばらくお待ちください。

明日からは名古屋下見会を開催いたします。
お近くにお住いの方は、お誘いあわせの上、是非ご来場ください。
会場では、7月18日のジュエリー&ウォッチ・近代美術・近代陶芸オークションに出品される作品(近代陶芸のみ一部)をご覧いただけます。

さて、本日も近代美術オークションに出品される作品をご紹介いたします。


【オークション終了につき、図版は削除いたしました】


山口長男「孤」です。
この作品は、画家の晩年にあたる1976年9月に制作されました。
この時期、画業とともに山口のマチエールも充実期を迎えます。戦後から作品に描かれてきた矩形や円は、次第に拡大し、ほぼ画面全域を覆い尽くすようになり、代わってそこには切り込みのような線状の形が現れてきます。
 本作品は、晩年の作風の特徴が顕著に表れた一点です。黄土色は山口が自身の性格色と呼ぶ色であり、中国を表しているといいます。ここでは、弧を描くような中央の切り込みに向かって絵具を塗り重ねることに、山口の関心が注がれています。「重ねるということは、(中略)自分のまた養分になってゆく面があるはずですから、もうこれ以上いかないというまで繰り返し、充実が出るまで塗りますよ。」と、山口はこの頃、マチエールについて語っています。マチエールを塗り重ねることは、山口自身のためであるとともに、作品自体が豊かな生命力を獲得することでもあると言えるのではないでしょうか。


【名古屋下見会スケジュール】
6月26日(金)・27日(土)
10:00~18:00  DAITEC・SAKAE 6F クリエイトホール 地図はこちら

<展示内容>
ジュエリー&ウォッチ / 近代美術 / 近代陶芸(一部)

続きを読む

シンワブログ開設一周年 ・7月のオークションのご案内

こんにちは。
各地で梅雨入りが発表され、はっきりしないお天気が続く今日この頃ですが、皆さまお変わりありませんか。
お陰さまでこのシンワブログ、開設から一年を迎えることができました。
いつもこのページにお立ちよりくださる皆様に、ブログ執筆チームを代表してお礼申し上げます。
今後も読者の方々に楽しんでいただける記事、お役に立てる情報を掲載していきたいと思いますので、ご愛顧いただけますよう宜しくお願いいたします。

さて、本日は7月のオークションのご案内をお届けします。
7月18日に丸ビルで開催するオークションは、
「ジュエリー&ウォッチ / 近代美術Partll / 近代美術 / 近代陶芸」の4つです。
すっかりお馴染みになりつつありますが、今回も一日でたくさんのジャンルのセールをお楽しみいただけますので、是非会場へお越しください。

また、今月末より名古屋・大阪・東京の3か所で下見会を開催いたします。
こちらも、お誘いあわせの上、お気軽にご来場ください。

カタログは6月25日完成予定です。
カタログがお手元に届くまでしばらく時間がありますので、最後に近代美術Partllオークション出品作品を一点ご紹介させていただきます。
勝川春章「立美人図」です。

勝川春章


 ご存じのとおり、浮世絵は17世紀後半に登場した多色摺り木版画のことで、歌舞伎役者や、巷で評判の美人、相撲取り等を主題とし、そこから風景画や春画へと展開していきました。その洗練された構図は、19世紀の印象派にも影響を与えたと言われています。
 本作品は、役者似顔絵を得意とした春章が遊里の女を描いたものです。浮世絵は当時の一般市民のためのエンターテインメントでしたから、現在の芸能人やモデルにあたる歌舞伎役者や、街で評判の美しい遊女がよく描かれました。
 江戸時代までの日本では、髪の毛の生え際の美しさは、女性を評価する大きなポイントでした。ここでも、作家は額に沿った髪の毛の繊細な筋を、非常に丁寧に描いています。


勝川春章「立美人図」
87.3×29.7cm / 絹本・彩色 軸装
右下に落款・印
落札予想価格:250万円~350万円


~7月のオークション~
ジュエリー&ウォッチ / 近代美術Partll / 近代美術 / 近代陶芸
オークション:7月18日(土)
会場:
丸ビルホール(東京・丸の内) 地図はこちら
時間: 14:00(ジュエリー&ウォッチ / 近代美術Partll)
17:30(近代美術)
18:00(近代陶芸)
下見会:
【名古屋】
6月26日(金)・27日(土)10:00~18:00  DAITEC・SAKAE 6F
【大阪】
7月10日(金)・11日(土)10:00~17:00 御堂会館 南館 B1Fホール
【東京】
7月8日(水)~11日(土)10:00~18:00 シンワアートミュージアム
7月15日(水)~18日(土)10:00~18:00 / 最終日は12:00まで 同上

オークションスケジュールの詳細はこちら

 

 

 


(執筆:N)

続きを読む

5月23日開催!ジュエリー&ウォッチオークション

先週の名古屋・大阪下見会にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。ジュエリーに関しては、ヒスイを見に来られる方が多く、大変盛況な下見会となりました。しかし、今回のジュエリーの目玉はヒスイだけではありません!その他、注目の商品をご紹介いたします。

122ctのタンザナイト


lot335 タンザナイト
約30.6~25.6×22.4mm
122.11ct
300万円~400万円


ご覧ください、このボリューム!以前、ブログでタンザナイトをご紹介しましたが、今回のジュエリー&ウォッチオークションでは、なんと、122ctのタンザナイトが登場します。
写真ではお伝えできないのが残念ですが、タンザナイトの奥の方から、濃紺の光りがキラキラと輝いています。
ニューヨークで今年2月に開催されたサザビーズのオークションでは、49.04ctのタンザナイトのルース(クッションカット)が約280万円(31,250USD)で落札されています。その2倍以上もの重さがあるタンザナイト。一見の価値がありますよ!


ファンシーカラーダイアモンド

lot285.jpg
★lot285 ダイアモンド
No.5080292 RB 0.363ct 4.44-4.48×2.89mm 
FANCY DARK GRAY GREEN SI2 YELLOW (04/15/2009)
エスティメイト 10万円~20万円

lot289.jpg
lot 289 ダイアモンド
GIA DIAMOND GRADING REPORT
No.17419951 Round Brilliant 0.52ct 5.21-5.22×3.21mm 
FANCY YELLOW SI1(06/26/2008)
エスティメイト 20万円~30万円


ダイアモンドは無色であればあるほど価値が高くなる一方、一定上の色の濃さを持つダイアモンドは「ファンシーカラーダイアモンド」と呼ばれています。
今回のオークションではピンク、イエロー、そしてグリーンのファンシーカラーダイアモンドが出品されています。
ロット285の「ファンシー ダーク グレイ グリーン」は、通称「カメレオンダイアモンド」と呼ばれており、加熱、または暗所での保管により、一時的に色調が変化するのが特徴です。実際、朝金庫から取り出した際に、黄色に変化していて驚きました。このダイアモンド自体はそれほど希少性が高いものではないのですが、色が変化するのを目の当たりにすると、なんだか胸が高鳴ります。色の変化の仕組みは、まだはっきりとは解明されていないとのことです。


華やかな南洋真珠ネックレス

313_.jpg

lot313 白蝶貝養殖真珠ネックレス
エスティメイト \800,000.~\1,200,000.

白蝶貝という大型の貝から採れる貝を白蝶貝養殖真珠(別称:南洋真珠)といいます。この貝は赤道を中心とした熱帯の海にしか生息しておらず、主にオーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、日本では奄美大島などで養殖されています。
貝が大きい、海の水温が高い、養殖期間を2年以上かける、などの理由で、直径13mm以上に成長する珠もあります。
lot313の白蝶貝養殖真珠ネックレス(無穴)は、直径約14.9mm~18mmという大珠で、上品でありながら華やかな雰囲気を醸し出しています。



昨日から、東京でも下見会が始まりました。ジュエリー&ウォッチはミュージアムの地下1階に展示しておりますので、ぜひ足をお運びくださいませ。皆様のご来場を心よりお待ちしております!(執筆:M)

下見会  会場:シンワアートミュージアム
5/20(水)~22(金) 10:00-18:00
5/23(土) 9:30-11:30 

オークション 会場:丸ビルホール
       5/23(土) 13:30-

続きを読む

ヒスイ96点、成り行きで出品!

いよいよゴールデンウィークに突入しますね!当社は4月29日から5月10日までお休みをいただきますが、5月12日(火)からは早速、名古屋、大阪でジュエリー&ウォッチと近代美術オークションの下見会、東京では近代美術Part2の下見会、香港ではAsian Auction Weekの開催等、イベントが目白押しです。

本日は5月23日開催のジュエリー&ウォッチオークションから、ヒスイをご紹介いたします。今回はなんと、96点のヒスイのリングがすべて「成り行き」価格で登場します!

lot401.jpg
lot401 ヒスイ ダイアモンドリング
エスティメイト 10万円~20万円

日本や中国で古くから親しまれてきたヒスイ(英語名:ジェード、Jade)。日本では、5月の誕生石でもあります。
一般にヒスイと称されているものには硬玉と軟玉の二種類がありますが、硬玉は「ジェイダイト」に対し、軟玉は「ネフライト」と呼ばれ、鉱物学上はまったく別の石を表します。硬玉、軟玉という名の通り、ジェイダイトに比べネフライトは少し柔らかく、主に彫刻の置物や装飾品などに使用されています。中国では有史以来、様々な玉器が作られてきましたが、それらに用いられていたのは主にネフライトであり、ジェイダイトは18世紀頃、ミャンマーから輸入されるようになってから使われるようになりました。宝石としての価値は大きく異なり、主にミャンマーで産出されるジェイダイトは希少価値が高く、ダイアモンドやルビーと同じ「貴石」に分類されているのに対し、ネフライトは「半貴石」と分類されており、その産地は中国、台湾をはじめ、ニュージランド、カナダ、アメリカなど世界に広く分布しています。

ヒスイを漢字で表記すると「翡翠」。これは、中国にミャンマーから初めてジェイダイトがもたらされた時に、ネフライトにはないその美しさから、カワセミ(漢字で翡翠)に例えて「翡翠」と名付けられたといいます。ヒスイ(ジェイダイト)というと緑色の石というイメージがありますが、「翡」は赤、「翠」は緑を意味するように、ヒスイは緑以外にも、赤、黄、薄紫(ラベンダー)など、色調のバリエーションがあります。中でも、透明感があり、かつ深く澄んだ緑色のジェイダイトは高く評価されています。さらに、とろりとしたテリのあるものが最高品質とされており、「琅玕(ろうかん)」と呼ばれています。

lot432.jpg
lot432 ヒスイ ダイアモンドリング
エスティメイト 7万円~15万円

今回、オークションに出品されるヒスイは96点。うち93点はヒスイダイアモンドリング、3点はヒスイリングとなっています。これをヒスイの品質により3種類に分け、5万円~、7万円~、10万円~、というエスティメイトで出品されています。これは、出品者の事情により通常のエスティメイトの半額未満になっています。さらに、すべて成り行き、つまり最低売却価格(リザーヴプライス)を設定しておりません。お手頃な価格でヒスイを手に入れるチャンスです!また当社のオークションでは、色石はすべて全国宝石学協会の鑑別を取っておりますが、今回のヒスイももちろん、鑑別は済んでいます。

リーズナブルとはいえ、リングとしてのデザインがちょっと…という方には、リフォームのご案内もしております。今回出品されるほとんどの商品の地金はプラチナ。最近、プラチナの価格が再び上昇傾向にありますので、オークションで落札後にリフォームを希望される場合、商品によっては地金を換金すると数万円から10万円近くになるものもあります。リフォーム後の地金、脇石のダイアモンドの量によって金額が異なりますが、元の地金を売却することで費用を抑えることが可能です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

それでは皆様、良いゴールデンウィークをお過ごしください。(執筆:M)


【Jewellery & Watches】
下見会  名古屋 DAITEC SAKAE 6F クリエイトホール
5/12(火)・13(水) 10:00-18:00

大阪 御堂会館 南館 B1Fホール
5/15(金)・16(土) 10:00-17:00

東京 シンワアートミュージアム
5/20(水)~22(金) 10:00-18:00
5/23(土) 9:30-11:30 

オークション 丸ビルホール
       5/23(土) 13:30-

続きを読む

イタリアンジュエリー

いよいよ明日から、近代美術オークション、ジュエリー&ウォッチオークションの下見会がはじまります。今回、ジュエリー&ウォッチオークションでは、先月ご紹介したルビーやサファイアだけでなく、欧米のブランドの商品も数多く出品しています。大阪、名古屋の下見会やカタログをご覧になった方からのご質問も多数頂戴しておりますので、本日はそれらの中から、イタリアのブランドをご紹介いたします。

CHIMENTO(キメント) 
lot309.jpg    
lot309 ダイアモンドペンダント 
エスティメイト 5万円~10万円

イタリア北部のヴィチェンツァ(Vicenza)に本社を構えるCHIMENTO。1964年、ジュエリー職人アドリアーノ・キメント(現会長)が工房を設立したことがその始まりです。若い頃から才能を開花させた彼は、ゴールドの素材を引き出すことに長け、「ゴールドジュエリーマスター」としてその名を轟かせました。現在でも、ジュエリー製作のほぼすべての部分は熟練した職人の手によって行われており、アドリアーノ・キメント自身がクオリティを厳しくチェックしているといいます。


scavia(スカヴィア)
4120.jpg
lot412 ダイアモンドリング
エスティメイト 20万円~30万円

scavia は1923年ミラノで創業。ミラノのスピーガ通りに本店を構えています。3代目のオーナーでデザイナーでもあるフルヴィオ・マリア・スカヴィアは、1969年、19歳の時にダイアモンド・トゥデイアワード(Diamond Today Award)を受賞。その後もダイアモンド・インターナショナルアワード(DIA, Diamond International Award)をはじめ、ジュエリー界の名誉ある賞を数多く受賞しています。


PASQUALE BRUNI(パスクワーレ ブルーニ)
lot448.jpg
lot448 ダイアモンドペンダント
エスティメイト 20万円~30万円

イタリア、ヴァレンツァ(Valenza)に本社を構えるPASQUALE BRUNI。代表を務めるパスクワーレ・ブルーニ・ボッシオはジュエリー職人として出発し、1976年に前身となる会社を設立。現在は娘のユージニアもクリエイティブディレクターとして活躍しています。ハートや花、月、星などをモティーフとした精巧な細工が特徴です。

その他、STEFAN HAFNER (ステファン・ハフナー、lot457/458)、CANTAMESSA(カンタメッサ、lot446)、Garavelli(ガラヴェリ、lot450)等の商品も出品しております。人気の高いBVLGARI(ブルガリ)は、時計も含め5点出品しております。(lot468/469/471/476/494)

今回のオークションはバラエティーに富んでおり、イタリアだけでなく、以下のブランドも出品しております。
イギリス・・・ASPRAY(アスプレイ、lot479)
       GARRARD(ガラード、lot475)
スペイン・・・CARRERA Y CARRERA(カレライカレラ、lot438)
       YANES(ヤーネス、lot344/447/467)
       masriera(マリエラ、lot439)
フランス・・・BOUCHERON(ブシュロン、lot316)
        Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル、lot470)
        Cartier(カルティエ、lot472/473/488/496)
アメリカ・・・TIFFANY&Co. (ティファニー、lot315/360/474/480)

スタイリッシュでデザイン性の高いジュエリーがずらりと並び、下見会はいつも以上にとても華やかです。この機会に、オークションを利用して賢く買い物してみてはいかがでしょうか?

【JEWELLERY&WATCHES】
下見会  シンワアートミュージアム
            3/18(水)~20(金) 10:00~18:00   
            3/21(土) 10:00~12:00  
オークション  丸ビルホール  3/21(土) 14:00~

皆様のご来場をお待ちしております!(執筆:M)

続きを読む

大阪・名古屋下見会のお知らせ

一気に春がきたような陽気だった週末から一転、東京には凍えるような寒さが戻ってきました。
三寒四温といいますし、少しずつ春が近づいている証拠かもしれませんね。

梅

さて、本日は3月に開催するオークションと、大阪・名古屋の下見会についてお知らせします。
3月は21日(土)にJEWELLERY&WATCHES / 近代美術Partll / 近代美術オークション、28日(土)に近代陶芸オークションを開催いたします。とりわけ、近代美術オークションは当社の20周年記念オークションとして開催いたします。
このブログでも出品作品をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。

これらのオークションの下見会を大阪・名古屋にて2/27(金)・28(土)及び、3/2(月)・3(火)に開催します。
特に今回の大阪下見会は会場が変更となり、より多くの作品をご覧いただくことができるようになりました。


~下見会スケジュール~
<大阪下見会>
会期:2/27(金)・28(土) 10:00~17:00
会場:御堂会館 南館B1Fホール(地図はこちら

<名古屋下見会>
会期:3/2(月)・3(火) 10:00~18:00
会場:DAITEC SAKAE 6F クリエイトホール(地図はこちら

展示作品:
近代美術・JEWELLERY & WATCHES(全作品展示) / 近代陶芸(大阪のみ一部展示)

主な展示予定作家:
■近代美術
岡 鹿之助 / 岸田 劉生 / 熊谷 守一 / 佐伯 祐三 / 中村 彝 / 中川 一政 / 林 武 / 三岸 好太郎 / レオナール・フジタ / 山口 長男 / 川合 玉堂 / 杉山 寧 / 前田 青邨 / 棟方 志功 / 平山 郁夫 / 横山 大観 / アンリ・マティス / ジャン・ピエール・カシニョール / ポール・アイズピリ / ラウル・デュフィ 

■近代美術Partll
池田 満寿夫 / 絹谷 幸二 / 小杉 小二郎 / 平野 遼 / 山形 博導 / 池田 遙邨 / 今野 忠一 / 後藤 純男 / 清水 規 / アンドレ・ボーシャン

■近代陶芸(大阪のみ)
板谷 波山 / 音丸 耕堂/ 金重 陶陽 / 金重 素山 / 加守田 章二 / 河井 寛次郎 / 北大路 魯山人 / 楠部 彌弌 / 富本 憲吉 / 浜田 庄司 / 藤田 喬平 /樂 了入 / 樂 覚入 / 芹沢 介


長男
山口長男「作品」
60.2×91.0cm / 板・油彩 額装
落札予想価格:700万円~1,000万円

(近代美術オークション出品)


~オークションスケジュール~
<JEWELLERY & WATCHES / 近代美術Partll / 近代美術オークション>
日時:3/21(土) 
14:00~(JEWELLERY & WATCHES /近代美術Partll)
18:30~(近代美術)
会場:丸ビル7階 丸ビルホール

<近代陶芸オークション>
日時:3/28(土)  16:00
会場:シンワアートミュージアム


みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

(執筆:N)

続きを読む

ルビー&サファイア

幼い頃、母に読んで聞かせてもらったオスカー・ワイルドの童話、「幸福な王子」。金箔で包まれた王子の像が、ツバメの手を借りて自身の眼のサファイア、剣の柄についたルビーを貧しい人に与える、という物語に胸が揺らいだ記憶が蘇ります。
古から、ルビーとサファイアは聖書や神話など様々な物語にも登場し、愛されてきました。
本日は、弊社のジュエリー&ウォッチオークションではおなじみ、ルビーとサファイアについてお伝えいたします。

lot323.jpg
lot323 パープルサファイア 
ダイアモンドリング
エスティメイト:5万円~10万円

lot369.jpg
lot369 ピンクサファイア 
ダイアモンドリング
エスティメイト:7万円~15万円

lot423.jpg
lot423 ルビー ダイアモンドリング
エスティメイト:13万円~20万円
ルビーとサファイアは、鉱物学では同じコランダムに属しており、ダイアモンドに次ぐ硬さを持ちます。主な成分はアルミニウムと酸素です。純粋なコランダムは無色で、1%程クロムが混入することで赤くなったのがルビー、鉄とチタンの混入で青くなったものがサファイアです。その他のものはサファイアに分類されており、「ファンシーカラー・サファイア」として、色のバリエーションが豊富にあります。

例えば、ルビーとしては淡い赤色のものは「ピンクサファイア」、黄色は「イエローサファイア」など、サファイアの前に色を冠った名称が付けられています。また、ピンクとオレンジの中間色をしたサファイアは「パパラチア」(蓮の花)と呼ばれ、その微妙な美しい色合いから高い人気を誇っています。
しかし、これらのファンシーカラー・サファイアの色合いのはっきりとした線引きは難しく、鑑別機関や販売業者に委ねられています。

写真上からパープルサファイア、ピンクサファイア、ルビー。
微妙な色の違い、お分かりになりますか?


ルビーの語源はラテン語で赤を意味するルベウス。主な産地は、ミャンマー、タイ、スリランカ、アフリカなどです。ミャンマーのモゴック地方の鉱山から採掘されるルビーは柔らかい色が特徴ですが、中でも「ピジョンブラッド」(鳩の血の色)と呼ばれる透明度の高い、濃厚な色のルビーは、最高級品として評価されています。10カラットを超えるルビーの希少性は高く、宝石の中ではダイアモンド以上に最も高額で取引されています。

一方、サファイアの主な産地は、ミャンマー、インド、スリランカ、オーストラリアなど。通常、サファイアとルビーは同じ鉱山から採掘されますが、産地により比率が異なり、スリランカではサファイアが多く採掘されています。最高級品とされるのはインド、カシミール産のサファイアです。柔らかく優しい色合いから、「コーンフラワー」(矢車草)の色合いに例えられていますが、現在はほとんど産出されていません。

またサファイアは、気品に溢れた高貴な風格から、古より王室や聖職者に愛されてきたという歴史があります。イギリス王室では、多くのブルーサファイアの宝物があり、王室第一級公式王冠であるインペリアル・ステート・クラウンには、サファイアが使用されています。ダイアナ妃がチャールズ皇太子から贈られた婚約指輪も美しいブルーサファイアだったそうですが、ダイアナ妃はロイヤルファミリーの色であるブルーサファイアを好み、よく身に付けていたといいます。

3月21日開催のジュエリー&ウォッチオークションは、約200ロット出品され、ルビー、サファイアもお手頃な価格で多数取り揃えています。来週末からは大阪、続いて名古屋で下見会を開催いたしますので、お近くの方はぜひ、会場に足をお運びください。皆様のご来場をお待ちしております。(執筆:M)

【JEWELLERY&WATCHES】

オークション:2009年3月21日(土) 14時~ 丸ビルホール

下見会:【大阪】御堂会館 南館B1Fホール
            2/27(金)・28(土) 10:00~17:00 
     【名古屋】DAITEC SAKAE 6F・クリエイトホール
            3/2(月)・3(火) 10:00~18:00 
      【東京】 シンワアートミュージアム
            3/18(水)~20(金) 10:00~18:00   
            3/21(土) 10:00~12:00  

続きを読む

ご自慢の腕時計!

 今日は、この間あるお客様にうかがった腕時計に関する軽いエピソードから話を始めさせて頂きます。

 そのお客様がヨーロッパへのんびりした旅行に出かけた時の話です。ジーンズ姿で気軽にギャラリー回りをしていた時、ある立派なギャラリーに入ったところ、あまり丁寧ではなく、それに人を無視するような店員さんたちの態度に、少しお腹立ちになったそうです。

 言葉もうまく通じない状態だったので、怒ったりするのもなかなか難しかったようです。そこで、自分が無視されたりする存在ではない、という根拠を見せるものが何かないかと思った時、自分の腕につけていた有名な高級腕時計を思い出し、クルクルと上着の袖を巻くふりをしながらうまく見せることに成功したそうです。


 もちろんその後、ギャラリーの店員さんたちの態度は180°変わり、積極的に絵を見せてくれたり、丁寧な見送りを受けたりしたそうです。
 その話を伺った私は、そのようなご自慢の腕時計をお持ちのそのお客様も、そして、短い時間でその時計の価値に気付くことができたその店員さんも、両方ともスゴイ、と思ってしまいました。


 今回のJEWELLERY&WATCHESオークションには、この話のように誇れる立派な高級時計が多数出品されます。その中、今日ご紹介するLot 403, Lot399の腕時計の2点は、複雑機構という特別な機能をそなえたスペシャルな時計です。

 複雑機構には、さまざまな種類がありますが、そのほとんどがブレゲの創始者であるアブラアン・ルイ・ブレゲによって発明されたそうです。
 閏年でも狂うことなく日時を示す永久カレンダーや、時刻を鐘でならすミニッツリピーター、複雑機構の代名詞のようなトゥールビヨンなどが、すべてこのブレゲの発明です。彼はその功績により時計の歴史を200年も進化させたと言われています。

 今回出品されるロット403の「ブレゲ クラシック グランド コンプリケーション メンズ」は、そんな複雑機構がなんと三つも入っている最も特別な腕時計です.。ブランドによって異なりますが、複雑機構を二つ以上備えている時計のことをグランド・コンプリケーションと呼びます。
 その中、このブレゲには、トゥールビヨンに永久カレンダー、そして12時位置の日にちを指し示す針など、複雑機構の計三つが備えられています。複雑機構一つでもその生産は難しいとされているのに、それが三つも搭載されているなんて、とても贅沢な時計ですね。

good_convert_20090131110222.jpg

Lot403「ブレゲ クラシック グランド コンプリケーション メンズ」
落札予想価格 5,000,000~8,000,000円


 また、ロット399の「ブレゲ マリーン オーラ・ムンディ メンズ」についているワールドタイム機構もとても面白いと思います。
 ボタン一つで世界中の時刻に自動的に変わり、また同時に各都市の時刻も見ることができるという魅力的なセンスを持つ時計でございます。カシャっと音を立てて一瞬で時刻が変わるのを見ていると、まるで世界旅行をされているような気持ちになられるかもしれません。
399_convert_20090126150051.jpg
Lot399「ブレゲ マリーン オーラ・ムンディ メンズ」
落札予想価格 1,000,000~1,500,000円

 世界でも滅多に出ないような高級時計が多数出品される今回のJEWELLERY&WATCHESオークション、皆様、いかがでしょうか? 
 ぜひご自分の手で触っていただき、そのすごさを体感してください。

(執筆者:W)

続きを読む

名古屋&大阪下見会 開催いたします

 いよいよ寒さも厳しくなってまいりました。みなさま風邪などひいていらっしゃいませんか?
冬の乾燥は、私たちだけでなく絵画にとっても大敵です。お客様の大事な作品をお預かりしている当社では、加湿器が24時間社内のあちらこちらで活躍中です。絵画や陶芸をお持ちのみなさまも、この季節は特に保存にお気をつけくださいね。

 年末から2/1のオークションの出品作品をご紹介してきましたが、もうカタログはお手元に届きましたでしょうか?先日のブログでもお話ししました通り、今回はシンワ初めての試み、近代美術/近代美術PartⅡ/JEWELLERY & WATCHESの3ジャンル合同オークションとなります。いよいよ来週からは、下見会週間に突入いたします。名古屋、大阪、東京と出品作品が巡回いたしますので、ぜひぜひお近くの会場までお越しください!


〈名古屋下見会〉

会期:1/20(火)・1/21(水) 10:00~18:00
会場:DAITEC SAKAE 6F クリエイトホール
展示作品:近代美術・JEWELLERY & WATCHES


nagoya1
↑ 前回の下見会風景です。
  今回は2回目となります。名古屋のみなさま、よろしくお願いいたします。


〈大阪下見会〉

会期:1/23(金)・1/24(土) 10:00~18:00
会場:シンワアートオークション大阪営業所
展示作品:近代美術・JEWELLERY & WATCHES


osaka1
↑ 大阪営業所での下見会風景です。
  大阪のみなさま、いつもご来場ありがとうございます。  

 名古屋と大阪では、近代美術とJEWELLERY & WATCHESの作品をご覧いただけます。
近代美術の出品作品は、当ブログやホームページ内でご紹介しました下村観山、山口長男、松本竣介、長谷川利行のほかに、杉山寧、サルバドール・ダリなど、個性豊かなラインナップとなっております。
 JEWELLERY & WATCHESも、カルティエやハリー・ウィンストンのダイアモンドネックレス、オーデマ・ピゲやブレゲの時計など、上質なアイテムが揃いました。宝石と時計はすべて実際にお手に取ってお試しいただけますので、お気軽にどうぞ。


〈東京下見会〉

近代美術PartⅡ: 1/19(月) 14:00~18:00
1/20(火)~1/24(土) 10:00~18:00
 ※ カタログ記載の日程より、急きょ早めてオープンすることにいたしました!また、ご要望がありましたら、近代美術下見会中(~2/1)も作品をご覧いただけますので、会場にてスタッフまでお気軽にお声掛けください。

近代美術・JEWELLERY & WATCHES
: 1/28(水)~1/31(土) 10:00~18:00
  2/1(日) 10:00~12:00
会場:シンワアートミュージアム(当社1階)



〈近代美術/近代美術PartⅡ/JEWELLERY & WATCHES オークション〉

日時:2/1(日) 14:00~(JEWELLERY & WATCHES・近代美術PartⅡ)
          17:00~(近代美術)
会場:丸ビル7階 丸ビルホール


みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

                                     (執筆:S)

続きを読む