アンティークライカと100年の記憶


7月23日(土)開催の近代美術/近代美術PartⅡオークションでは、アンティークライカが2ロット出品されます。
モデルは共にライカⅠ(A型)[レンズ:エルマックス]、製造番号はそれぞれ「714」、「284」です。
本モデルの生産台数は約1500台にとどまり、且つ製造番号が1000番以内のものは870台しか生産されていないといわれています。製造年は共に1925年と、かなり初期。1920年代に飛行船を発明したフェルディナンド・ツェッペリンがエルンスト・ライツ社から280番のライカを贈呈されたというエピソードもあり、100年近く、世界の様々な瞬間を撮り続けてきたであろうこのカメラを、是非とも会場でご覧いただければと思います。

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Lot.771 Leica Ⅰ(A) H6.6×W13.5×D4.3cm レンズ:エルマックス 50mm F3.5 シリアルナンバー714 落札予想価格¥1,000,000.~¥1,500,000.

Lot.771
Leica Ⅰ(A)
H6.6×W13.5×D4.3cm
レンズ:エルマックス 50mm F3.5
シリアルナンバー714
落札予想価格¥1,000,000.~¥1,500,000.

 

Lot.772 Leica Ⅰ(A) H6.6×W13.3×D4.2cm レンズ:エルマックス 50mm F3.5 シリアルナンバー284 落札予想価格¥2,000,000.~¥3,000,000.

Lot.772
Leica Ⅰ(A)
H6.6×W13.3×D4.2cm
レンズ:エルマックス 50mm F3.5
シリアルナンバー284
落札予想価格¥2,000,000.~¥3,000,000.

 

 

「ライカ」とは

アンティークカメラと言えば「ライカ」
多くの人が思い当たる、有名なカメラブランドの1つではないでしょうか。
1849年、ドイツに光学機器メーカーとして設立されたエルンスト・ライツ社は、1925年に大衆向けとしてライカⅠ(A型)を発表。この機体をきっかけに「ライカ」は世界中のカメラ愛好家を魅了するところとなりました。
アンティークライカは、欧米ではオークションアイテムとして広く流通し、近年アジアでも日本・中国を中心にコレクターによる蒐集が活発となっています。
 2012年にはオーストリアのオークションで、1923年に作られた市販用試作機(25台の内の1台)が当時のレートで216万€=約2億2300万円(手数料込)で落札されるという記録を作っています。