カテゴリー別アーカイブ: お知らせ

東日本大震災復興支援チャリティオークション@ハーマンミラーストア

先日松屋銀座で行われたチャリティオークションの模様を当ブログにてご報告しましたが(記事は下へ↓)、今回は5月20日に東京丸の内のハーマンミラーストアで開催されましたチャリティオークションについてレポートします。

今回のチャリティオークションは、この度の震災で被災された方々や東北地方の復興のために、一人一人の小さな一歩を合わせて大きな力にしていこうという趣旨の下、イームズなどのデザイン家具でおなじみのHerman Miller Japan、ラグジュアリーブランドのBally Japanなど数社の共催で開催されました。シンワアートオークションはこのイベントの運営協力をさせていただきました。

気になる出品商品は……、
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ハーマンミラーを代表するアイテム、「Aeron Chair」(写真左)と「Eames Shell Chair」(写真右)をはじめ、

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ラベルカラーがおしゃれな「ドンペリニョン ヴィンテージ2002 アンディ・ウォーホル」(写真左)や野尻湖ホテルエルボスコ宿泊券(写真右)、センチュリーコート丸の内のフレンチ・ディナー券、Ballyのウォレットなど、超豪華なラインナップです!

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控室で出番を待つ商品たち。この日は合計40点が出品されました。

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会場となったのは丸の内のハーマンミラーストア。
今回は女性オークショニアの長が担当しました。震災で亡くなった方々へ黙とうを捧げた後、いよいよオークションがスタート。初めてオークションに参加される方も多いので、まずは全員で競りの練習です。

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軽食やドリンクもふるまわれ、オークションは終始和やかな雰囲気で進行しました。
マグカップやTシャツなど、人気商品のロットは大盛り上がり!目玉商品の「Aeron Chair」や「Eames Shell Chair」のロットではじわじわと競り上がり、息を飲む展開となりました。

以前のブログにも書きましたが、出品者様と落札者様の思いが被災地に届けばいいなあとチャリティオークションではいつも感じます。震災から3ヶ月が経ち、被災地への義援金はかなり減少傾向にあるそうです。復興のための支援は継続的に必要なので、日々の小さな一歩を合わせ、大きな力にしていけたらいいですね。シンワアートオークションは引き続き、積極的にチャリティ活動に携わっていきたいと考えています。

(執筆:S)

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復興支援チャリティーオークション@松屋銀座“4.20 Message”

4月20日(水)松屋銀座にて、復興支援チャリティー“4.20 Message”が開催されました。
これは東日本大震災の復興支援のために様々なチャリティーイベントや商品を展開し、被災地のことを考え、行動する一日にしようと企画されたものです。
シンワアートオークションは、このイベントの「復興支援チャリティーオークション」にご協力させていただきました。

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松屋銀座エントランス →
文字美術家・遠山由美さんの「Heart Sutra」がイベントのシンボルマークです。

このチャリティーオークションは、各界の著名人やデザイナーから提供された私物やサイン入りのアイテムを来場されたお客様に競っていただくというもので、その売上金は日本赤十字社を通して被災地の復興・支援にあてられるそうです。オークションは、1階のスペース・オブ・ギンザにて正午からの第1部、午後6時からの第2部の2回に分けて開催されました。


スペシャルベストに女優の酒井美紀さんを迎えて始まった第1部は、35点の豪華な商品が出品されました。
主な出品商品は、
・大地真央さん(女優)「バカラの星型ペンダント」
・酒井美紀さん(女優)「手作りのブリザーブドフラワーアレンジメント」
・上田桃子さん(プロゴルファー)「パーリーゲイツのサンバイザー」
・東儀秀樹さん(雅楽師)「サイン入りエレキギター フェンダーUSAストラトキャスター」など。
ほかにもフレンチやイタリアンの名店のディナー券など、魅力的な商品がたくさん。昼の部は、銀座にお買いものに来られた女性のお客様が多く、大地真央さんのペンダントは特に盛り上がりました!

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会場風景。出品商品が目の前に展示     出張オークショニアは平野です。
されました。     

午後6時から行われた第2部のスペシャルゲストは、野球解説者の槇原寛己さんとスポーツジャーナリストの中西哲生さん。

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お二人のトークの模様です。         出品商品はサインボールとポロシャツの
                           セット。

同じく35点の商品が出品された夜の部は、お仕事帰りの方々も参加されて大盛況に。槇原さんと中西さんの商品のほかにも、以下のような豪華な品々が出品されました。
・黒谷友香さん(女優)「ブラック&ホワイト サイン入りポロシャツ」
・佐藤卓さん(グラフィックデザイナー)「佐藤卓プロデュース ロングボーダーリカちゃん」
・クリスチャン・ルブタン「サイン入りシューズとメッセージカード」
・マーク・ジェイコブス「サイン入りバッグ」 など。

会場でのオークションと同時に、入札式のサイレントオークションも開催されました。

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女優の藤村志保さん愛用のお着物と、   サッカーの川島永嗣選手、スポーツコメ
草刈民代さんの「白鳥の湖」衣装。      ンテーターの古田敦也さんのユニフォ
まさに超レアな逸品です。           ームなど。
      
オークションの売上金とともに、参加されたお客様や出品者の方々の思いが被災地に届くといいですね。
ニュースでもよく目にしますが、最近はこうしたオークションが様々な場所で行われているようです。そういった場面では、私たちオークション会社にできることがきっとたくさんあると思います。オークションを通して、また様々な形で、私たちは今後も積極的にチャリティー活動を行ってまいります。

(執筆:S)

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小島剛夕・上村一夫・矢口高雄 漫画絵師三人原画展 量画の先を見た巨匠たち 「この一枚のために」

銀座のシンワアートミュージアムでは9月27日(月)から、
小島剛夕・上村一夫・矢口高雄 漫画絵師三人原画展 
量画の先を見た巨匠たち「この一枚のために」
を開催いたします。


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最近は「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生や「SLAM DUNK」などで人気の井上雄彦先生が、美術館で展覧会を開催されていますね。漫画家が原画や描き下ろしのアート作品を発表するのは最近珍しいことではないようです。逆に、コンテンポラリーアートの中にも漫画に影響を受けた作品はたくさん見受けられます。漫画とアートの境界はとても曖昧になってきているようです。

今回出品される3人のうち、“昭和の絵師”と呼ばれた「同棲時代」の上村一夫先生も没後、川崎市市民ミュージアムで回顧展が開催されています。「子連れ狼」の小島剛夕先生は、没後、漫画界のアカデミー賞と呼ばれるアイズナー賞を受賞していて、現在も海外で人気が高いそうです。また、矢口高雄先生の代表作「釣りキチ三平」は一昨年、映画「おくりびと」の滝田洋二郎監督によって映画化され、話題になりました。

先日開催いたしましたシンワの9月PartⅡオークションでも小島剛夕先生、矢口高雄先生の作品が出品されました。これからは、オークションで漫画を競るという場面が増えていくのかもしれませんね。

展覧会の詳細はこちら
ミュージアムでの展覧会のほかに、矢口先生のサイン会や原画販売、銀座のショットバー3店での展示など、関連イベントもたくさんあるそうです。

みなさまのご来場、心よりお待ちしております。

(執筆:S)

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年末年始おすすめ展覧会

いよいよお正月ですね。
今年一年、シンワブログをご愛読いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 せっかくの長いお休み、楽しくエネルギーを充電して新年を迎えたいですね。
 今日は、お仕事がお休みのあいだに美術館でも行こう、とお考えの方のために、お勧めの展覧会情報をご紹介します。
 名画を見たり、若手の作品に触れたりして、気持ちの充電もできたらいいですね。

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<展覧会情報>

1.お正月からアート鑑賞!
 東京国立近代美術館、ブリヂストン美術館は1月2日(土)AM10:00から開館しています!
  東京国立近代美術館「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」
  1月2日(土)~2月14日(日)
 
  ブリヂストン美術館「安井曾太郎の肖像画」
  開催中~1月17日(日)
 安井ファンの方は必見です。《金蓉》は、モデル小田切峯子さんの写真と並べられています。


2.美しいコンテンポラリーアートで癒されたい
  資生堂ギャラリー 「第4回shiseido art egg 曽谷朝絵展」
  1月8日(金)~1月31日(日)
 淡く透き通るような色彩に癒されます。


3.やはり名画こそ見たい
  国立新美術館「ルノワール—伝統と革新」
  1月20日(土)~4月5日(月)
 《レースの帽子の少女》《ブージヴァルのダンス》ほか80点が揃います。(※開催は1月20日(土)からです。)

  京都国立博物館「THE ハプスブルク」
  1月6日(水)~3月14日(日)
 東京で見逃した方、京都でならまだ間に合います。


4.ミュージアムついでに新春のお買いもの!
  三菱一号館美術館「竣工記念展 一丁倫敦と丸の内スタイル展」
  開催中~1月11日(月)
 今話題の丸の内ブリックスクエアに隣接している三菱一号館美術館。どちらも2日から開いています。
 美術館の正式なオープンは4月ですが、今から竣工記念展が見られます。

  渋谷区立松濤美術館「没後90年 村山槐多 ガランスの悦楽」
  開催中~1月24日(日)
 東急百貨店本店の先にあります。槐多作品を150点集め回顧する展覧会。※新春は4日(月)からです。


5.時間があるときに足を延ばして美術館
  川崎市岡本太郎美術館「対照 佐内正史の写真」
  開催中~1月11日(月)
 700点の写真を展示。手にとって見ることができます。こちらは「TAROブレンド」が飲めるカフェや、ショップも 面白いですよ。

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 待ちに待った冬休み、ご家族との楽しいひと時をどうぞ健やかにお過ごしください。
 来年もまたシンワアートオークションをよろしくお願い申し上げます。

(井上素子)

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via art2009 Coming Soon!!

 こんにちは。クリスマスが近づくにつれ、銀座のイルミネーションがなつかしくなってしまう今日この頃です。
さて、シンワアートオークションのクリスマスといえば・・・、今年3回目を迎える「via art展」です。22日から始まる展覧会に向けて、今日は少しだけご紹介します。

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 via art展は、「社会とアートをつなぐ」をコンセプトに掲げ、学生アーティストを社会に発信するアートイベントです。過去2回の出展作家の中には、現在も活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。今回は、全国の美術を志す学生さんたちの中から27名が選ばれました。その出品作品の中から、美術家・天明屋尚氏をはじめ、そうそうたる顔ぶれの審査員の方々により審査員賞の作品が選ばれます。そのほかに、シンワからはKURATA賞としまして、シンワアートミュージアムで展覧会を開催できる権利を贈呈します。例年通り、トークショーなどのイベントも開催予定です。連休を含む5日間開催しておりますので、クリスマスの予定がもうお決まりの方も、そうでない方もぜひぜひお越しください!

展覧会の模様は当ブログでまたお知らせいたします。

via art 2009
会期:2009年12月22日(火)~12月26日(土) 10:00~18:00
会場:シンワアートミュージアム 
    東京都中央区銀座7-4-12 ぎょうせいビル1F
お問い合わせ:info@viaart.jp
公式ホームページ:http://www.viaart.jp


(執筆:S)

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新社屋への行き方

 残暑お見舞い申し上げます。
 
 8月17日、本日よりシンワアートオークションは有明の新オフィスにて営業を開始いたします。
今後ともご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


 本日のブログは、初めて有明へお越しになるお客様のために、写真を交えつつ道順をご説明申し上げます。

=新オフィスの住所=
〒135-0063
東京都江東区有明三丁目1番地25 (有明フロンティアビル)

=最寄り駅=
りんかい線 国際展示場駅より徒歩3分
新交通ゆりかもめ 国際展示場正門駅より直結


ルート1~東京駅より~
東京駅(京葉線・190円・9分)- 新木場(りんかい線・260円・5分)- 国際展示場

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JR東京駅から、京葉線東京駅に乗り換える改札口です。改札は地下にございます。
ディズニーランドにお出かけになったことがおありでしたら、見覚えがおありかもしれませんね。

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改札を入ったら、ディズニーランドと同じ、舞浜方面へお乗り継ぎください。

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乗車して二駅、5分で新木場駅に到着。りんかい線へお乗換え下さい。
※<豆知識>お帰りの際、りんかい線を逆向きに乗車していると、新木場に到着する直前に、車内アナウンスが流れます。「京葉線の東京方面にお乗り継ぎの方は○○線、××分に発車致します・・・」という情報が得られて、大変便利です。

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りんかい線ホームでは、「国際展示場・大崎方面」にお乗りください。

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最寄り駅の国際展示場駅に到着です。
東京オリンピック招致に向けたフラッグがはためいています。改札を出たら、右にお進み下さい。

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目印はコンビニエンスストアのサンクスがある方向です。

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駅から見た新社屋方面です。右端のビルが、シンワの入っている有明フロンティアビルです。

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駅から直進方向にアーケードが続いています。雨の日や日差しが強い日は途中までこちらをお通り頂くと便利です。

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屋根が無くなった所から右に向かうと、弊社がございます。1階にコンビニエンスストアのサンクスが見えます。

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中央の吹き抜けです。新オフィスはここを挟んでA、B棟にございます。


ルート2~新橋駅より~
新橋駅(新交通ゆりかもめ・370円・22~23分)- 国際展示場正門

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ゆりかもめ線の新橋駅。
切符売り場はエレベーターを上がった場所にございます。
※<豆知識>ゆりかもめ線はPASMO・Suicaもご使用可能です。

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JR線からお越しの方は、烏森口(からすもりぐち)からお乗換え下さい。

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新橋駅が始発駅ですので、早く来た方の列車にお乗りください。

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次の駅は汐留(しおどめ)駅です。日本テレビ本社、コンラッドホテルがございます。
この後、車内からは、東京タワー、東京湾、フジテレビ本社、レインボーブリッジ、等がご覧いただけます。 
乗り心地の良い列車から、ゆったりと東京ウォーターフロントの景観をお楽しみください。

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最寄り駅に到着。ここから駅直結でオフィスです。

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改札を出たら左右に道が分かれます。左へお越しください。右は東京ビッグサイトです。


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右手のトンネルを抜けた先にありますので、雨には濡れることなく到着可能です。

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「有明フロンティアビル」が、新しい社屋です。

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中央の吹き抜けです。新オフィスはここを挟んでA、B棟にございます。


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1階にはカフェもございます。コーヒーが170円です。


ルート3~羽田空港方面より~
羽田空港(東京モノレール・21分・470円)- 天王洲アイル(りんかい線・5分)- 国際展示場
※上記はANAご利用で第二ターミナルからお越しの場合。JALご利用で第一ターミナルからですと、19分・400円となります。


ルート4~大井町方面より~
京浜東北線大井町(りんかい線・10分・320円)- 国際展示場


ルート5~新宿方面より~
山手線大崎(りんかい線・13分・320円)- 国際展示場


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A棟オフィスのエントランスです。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

(井上素子)

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Archives展 開催中です

先週の浮世絵オークションにお越しくださった皆様、どうもありがとうございました。

さて、今週当社1Fのシンワアートミュージアムでは、「Archives」という展覧会を開催しております。
この展覧会は、芸大・美大受験のための美術予備校、湘南美術学院の主催で、学院出身の作家58名の作品を展示することにより、現在の美術作家たちの「Archives」、すなわち記録の全貌を表現するものです。

まだご覧になっていない方のために、展覧会の模様を少しだけご紹介します。

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1Fは立体作品がたくさん展示されています。
中央に立っているのは小柄な男の子、ではなく藤川真由子さんの《無題》という木彫の作品です。


気になる作品を見つけました。
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ASADA《MAYBE MAMA》
陶器、革、木材、金具、油性塗料ほか

陶器製の鎧です。装着するとこんな風になるとか。
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 鎧は戦いのとき、身を守る防具ですが、ASADAさんはそれを陶器という脆く壊れやすい素材で制作しています。各パーツともディテールにこだわり、つややかな仕上がりに。弱さと美しさの分だけ、シニカルな感じのする作品です。


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B1は平面作品が中心です。こちらでは、初日にオープニングパーティーや講演会が行われました。作家さんたちも来場されて、ご覧の通りの大盛況でした。


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出品作家さんの中にはこの方も。
キリン・アート・アワード2002で最優秀作品賞を受賞し、海外のオークションでも人気の高い佐藤好彦さんです。
 今回出品の《Business Prosperity》は、おなじみのギターのエフェクターをモチーフにした作品。エフェクターのつまみは25個、作品のサイズは25.0×25.0cmと、「25」にこだわって制作されたそうです。
《Business Prosperity》の意味は「商売繁盛」ですので、「しょうばいはんじょう」→「一半升」→「二升と一升の半分」→「25」ということなんですね。リーマンショック以降、経済の分野では信じがたいような出来事がたくさん起こっていますが、そんな気持ちを明るくしてくれるような縁起のよい作品です。

ちなみに、昨日はこの方も来場されていました。
日本画家の千住博さんです。
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本多恵理さん(写真・右)の作品を熱心にご覧になっていらっしゃいました。


さて、今回の展覧会、普通のグループ展とは異なる特徴的なことがあるそうです。
それは、入札制のオークションによって作品の購入ができるということ。会場で展示をご覧になった後、その場でご希望の作品の入札のお申し込みができるとのことです。もしお気に入りの作品がありましたら、ご参加されてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ:Archives実行委員会 0467-46-1338
                      (会期中のみ 03-3569-0030)
ホームページ:http://www.geocities.jp/archives_shonan/index.html

みなさまのご来場を心よりお待ちしています。


Archives
会期:2009年6月2日(火)~6月7日(日)
時間:10:00~18:00 ※最終日15:00まで
会場:シンワアートミュージアム(当社1F)
主催:湘南美術学院 
入場料:無料


(執筆:S)

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アートフェア東京2009に行ってきました

 土曜日のコンテンポラリーアートオークションにご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。様々な国からお越しのお客様にご参加いただき、活気あるオークションとなりました。

 先日のブログでもお話しましたが、先週の東京はアートイベントが盛りだくさんでした。夜や土日は混雑している会場も多かったようです。もしかしたらみなさんとどこかですれ違っていたかもしれませんね。本日は、4/3(金)~4/5(日)まで東京国際フォーラムで開催されたアートフェア東京のレポートです。

 4回目となる今年は、過去最大規模の140以上のギャラリーが出展。古美術からコンテンポラリーアートまでが一堂に会した東京国際フォーラムの会場に加えて、今年から、国際フォーラム隣のTOKIAが第2会場として設定されました。TOKIAの方では、設立5年以内の若手ギャラリーが展示を行いました。一度にこんなにたくさんのギャラリーを見られるなんて、なかなかない機会ですよね。

 広いホールに100以上のブースがひしめく国際フォーラムの会場は、コンテンポラリー系のギャラリーが目立ちます。
当社のオークションでおなじみの作家の作品もそこかしこに。


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加藤 泉
無題、2008
木、油彩、アクリル、石
114 x 98 x 33cm

撮影:渡邉郁弘
courtesy of ARATANIURANO

加藤泉は、2007年のヴェネチア・ビエンナーレで展示したアーティストで、ギャラリーの個展ではすぐ作品が売切れてしまうとか。シンワの4月4日のオークションには水彩作品が出品されました。


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塩田千春
“ZUSTAND DES SEINS(存在の状態)- 子供服” 2008
鉄枠、糸、衣服、アクリル絵具
h.60 x 30 x 30cm

photo : Tetsuo Ito
courtesy of KENJI TAKI GALLERY

塩田千春は、ドイツで勉強し活動を続けてきたアーティストです。初期の代表的な映像作品が5月15日に香港で開催するコンテンポラリーアートオークション、Asian Auction Week in Hong Kongに出品される予定です。

 コンテンポラリー系は、新作はもちろん、自分が知らなかった作家の作品に出会えたりしていつも刺激になります。運が良ければ、作家さんご本人とお話しできたりしてしまうのも楽しいですね。私が訪れたときは、ちょうどブースにいらっしゃった秋山祐徳太子さんが作品のお話をしてくださり、ロッカクアヤコさんのライブペインティングも見られました。

 また、近代美術、陶芸、古美術系は、展示のすばらしさが目をひきました。
川瀬忍の青磁と高松次郎の油彩、鈴木治の陶芸と山口長男の油彩など、ジャンルや時代の異なる作品を組み合わせて、様々な年代層のお客様にアプローチされていたようです。畳を敷いたり、引き戸の入口を設けたりと、作品やお店の雰囲気に合ったブースづくりをされていたのも印象的でした。

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川瀬 忍
“青磁花入” 2007
陶磁器
22.8 x 18.4 x 17.3cm

(c)2008 Shinobu Kawase/Ginza-Kuroda touen Co., Ltd. All Rights Reserved.




個人的には、「こんな名品をアートフェアで見られるなんて!」という出会いを毎回期待してしまいますが、今年はデ・キリコや伊藤若冲の作品が見られました。

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伊藤若冲
“兜に鷹図”
江戸時代(19c)
紙本 水墨
96×28cm(本紙寸法)
181×40cm(全体寸法)

加島美術


 

 
 アートフェア東京の魅力的なところは、様々なジャンルのギャラリーが出展しているので、コンテンポラリーアートを好きな人が、陶芸作品を購入したり、逆に、古美術通のお客様がコンテンポラリーアートに興味を持ったりするところかもしれませんね。
最近は、アートフェア東京のほかにも日本で開催されるアートフェアが少しずつ増えて、だんだん一般的になってきたような気がします。アートを生活の中に取り入れることが、いろいろなジャンルを超えて広い世代にもっと浸透していったらいいですね。


(執筆:K&S)

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日中漫画オークション 

 今週末は、ワインとデザイナーズ家具、コンテンポラリーアートのオークションを土曜日に開催した後、日曜日には漫画のオークションを開催します。

 シンワでは四川大地震のチャリティオークションとして6月に開催して以来、二回目となる漫画オークションは、現在、元麻布ギャラリーで開催されている「日中漫画交流展」のイベントとして実施されるものです。日本と中国から著名な漫画家が描いたオリジナルの作品が出品されます。
 今日はこの漫画オークションの下見会を兼ねた「日中漫画交流展」の会場レポートをお届けします。


 都営大江戸線の麻布十番駅から徒歩五分、オーストリア大使館の向かい側に、元麻布ギャラリーはあります。
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 間口はひっそりとしていますが、中は2階に分かれており、シンワアートミュージアムと同じくらいの広さがあります。
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 この展示は、中国と日本の平和友好条約調印30周年を記念して開催されるもので、合計約200点の作品が並びます。
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 会場の中国作家の展示スペースには「歓迎 中国漫画家」という文字が、日本の漫画家の手によってイラストレーションされ、楽しい雰囲気を演出しています。
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 今回、落札予想価格がもっとも高いのは、アンパンマンの原作者である、やなせたかし先生の作品。直筆の作品3点は、エスティメイト各50万円~です。
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 ちばてつや先生の作品には心を躍らせる40代男性のお客様が多いようです。
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 日本では、少年少女から大人まで親しみを持って楽しめるストーリー展開豊かな作品というイメージが強い漫画ですが、中国では、社会風刺絵や4コマ漫画が主流で、批評の一部として機能してきたものだそうです。

中国の作家の作品。
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 会場を見ていて伝わってくるのは、笑いを誘うユーモアや皮肉に満ちた作品が多いせいか、アートとはまた違う独特の和やかな雰囲気があることです。

 
2フロアに分かれている会場の、階段わきには作家の手描きでこんな貼り紙も!
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 作品は5万円から入札できるものもあり、ちょっとユーモアのあるプレゼントにもお勧めです。
ぜひご注目ください。


■展覧会<下見会>
会期 11月27日(木)~12月6日(土) 10:00~19:00 最終日のみ15:00まで
会場 「元麻布ギャラリー」 東京都港区元麻布3-12-3
お問い合わせ先 元麻布ギャラリー TEL 03-3796-5567(期間中のみ)
            日本漫画事務局『八月十五日の会』 TEL 03-3843-5618

■オークション
12月7日(日) 14:00(13:00開場)
会場 「シンワアートミュージアム」 東京都中央区銀座7-4-12 ぎょうせいビル1F
お問い合わせ先 シンワアートオークション株式会社 TEL 03-3569-0005


■画像の詳細などはこちら
https://www.shinwa-art.com/30manga/index.html


(執筆者:I)

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日中漫画オークション・AITチャリティーオークションのお知らせ

立冬を過ぎて、銀座の街にも冬の気配が漂ってきました。
銀座・有楽町界隈は早くもクリスマス仕様。
先日帰りがけに目にした、キラキラと輝くイルミネーションには心が踊りました。

さて本日は、当社がお手伝いするチャリティーオークションと、
日中友好条約30周年記念「日中漫画オークション」のお知らせをお届けします。


【日中友好条約30周年記念~日中漫画オークション~】
日中友好条約30周年を記念して、これまで漫画を通して様々な交流を続けてきた日本、そして中国を代表する漫画家達の作品を集めた「日中漫画交流展」が、11月27日から、東京・港区の「元麻布ギャラリー」にて開催されます。その展覧会に出展される作品がオークションにかけられます。

~開催概要~
展覧会<下見会>
●日時:11月27日(木)~12月6日(土)10:00~19:00 / 最終日のみ15:00まで
●会場:元麻布ギャラリー(東京都港区元麻布3-12-3) / 入場無料
オークション
●日時:12月7日(日)14:00 / 開場13:00
●会場:シンワアートミュージアム(東京都中央区銀座7-4-12ぎょうせいビル1F)

~主な出品作家~
ウノカマキリ、鮎沢まこと、やなせたかし、ちばてつや、矢尾板賢吉、矢野功、横山孝雄、森田拳次 ほか(順不同、敬称略)

やなせたかし←やなせたかし先生の作品

ちばてつや←ちばてつや先生の作品

つね←中国の漫画家、常鉄鈞先生の作品




【AITファンドレイジング&チャリティーオークション】

キュレーターやアート・オーガナイザー6 名が、現代アートと視覚文化を考えるための場作りを目的として、2001 年に設立したNPO 団体であるAITが、新たなプロジェクトのためのファンドレイジング(寄付金集め)や、アフガニスタンの子供たちの学校設立や就学環境を整える活動へのチャリティーを目的としてオークションを開催します。
当日は、会田誠、畠山直哉 、名和晃平をはじめとする16か国32名のアーティストの手による作品がオークションにかけられます。

~開催概要~
下見会
●日時:12月15日(月)- 12月18日(木)11:00-19:00
●会場:AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-3 ツインビル代官山 A-502) / 入場無料、予約不要
オークション
●日時:2008年12月19日(金)18:00-20:30
●会場:ヒルサイドプラザ(代官山)東京都渋谷区猿楽町29-10
●タイムテーブル:18:00 ~ 開場、カクテル / 19:20 ~ オークション開始
●参加費:一般        ¥2,000(入札には事前登録が必要となります)
       AITハウスメンバー 無料
●主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
  協力:シンワアートオークション株式会社、ヒルサイドテラス、
株式会社ポンテヴェキオホッタ、株式会社トップアート


~参加と入札について~
*オークションの見学のみをご希望の方は、参加費¥2,000にて入場が可能です。
*入札をご希望の方は、事前に入札の登録申込が必要となりますので、ご注意ください。
*オークションの入札方法、カタログの購入方法などの詳細については、下記のウェブサイトをご覧ください。
http://a-i-t.net/modules/bulletin/article.php?storyid=112

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