座りにいらっしゃいませんか?


WINTER+オークション下見会が本日オープンしました!
さて、恒例の下見会場ご案内です。

今回のオークションは、デザイン&コンテンポラリーアートということで、
下見会もいつもとちょっと違う雰囲気に。
アートにあまり興味のないご友人やお子様とご一緒にお越しくださっても、
楽しんでいただけるかもしれませんよ。


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↑ 1階はこんな感じで、デザイン家具にぴったり合う写真やプリントが展示
   してあります。

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こちらはB1階です。 →
フロアの明かりをやや落として、倉俣史朗のテーブル、デザイン照明や発光ダイオードの作品など、「光」がポイントとなる作品をたくさん展示しています。シャンパンが欲しくなってしまうような、とってもいい雰囲気です。


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Lot.338 トム・ディクソンの照明です。 →
本体の部分がスイングします。
天井に映った影までスパイラル!





会場に置いてある椅子は、実際に座ってお試しいただけます。
スタッフも座ってみました。

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↑ Lot.291 イームズのロッキングチェアー。かわいいです!女性にぴったり。

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↑ Lot.271&272 ヤコブセンです。DVDを見たり、音楽を聴くときのおともにぜひ。

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↑ Lot.324 ナナ・ディッツエルのベンチとテーブル。こんなベンチでコーヒー
飲みたいですね。

今日もおすすめの作品をご紹介します。
個人的には、冬のボーナスでこんな贅沢なお買いものができたら…、
と夢見てしまう憧れの逸品です。

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Lot.313,314 ミース・ファン・デル・ローエ
《バルセロナチェアー》A,B
 w76×d76×h76 cm
 ステンレス、革・ノル
 エスティメイト ¥400,000-600,000


 モダンデザインの代名詞的存在であり、言わずと知れた名品です。リプロダクトの製品も多く作られていますので、もし《バルセロナチェアー》という名前をご存じなくても、テレビドラマやCMで使われていたり、カフェやバーに置いてあるのをご覧になったことがあるかもしれません。

 この作品をデザインしたミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969)は、20世紀モダニズム建築を代表するドイツの建築家です。建築の5原則を見出したル・コルビュジエ、旧帝国ホテル・ライト館の設計で日本にも馴染みの深いフランク・ロイド・ライトとともに、近代建築の3大巨匠と呼ばれています。「よりシンプルであることは豊かなこと」という“Less is more”というコンセプトに基づいて住宅や高層ビル、家具を設計・デザインしました。1930年には、カンディンスキーやクレーが教鞭をとった建築と芸術の学校、バウハウスの第3代校長も務めています。

 《バルセロナチェアー》は、1929年ミースがバルセロナ万博のドイツ館を設計した際、スペイン国王アルフォンソ13世を迎えるためにデザインしたもので、「20世紀の王様の椅子」と呼ばれています。Xの形に交差し、なめらかな曲線を描く脚部が目を引きますが、これはハサミをモチーフにしたもの。古代ギリシアやローマ帝国において、ハサミ型の椅子は神々や支配者が座る玉座であり、権力の象徴でした。ここから発想を得て、近代的な新しい解釈で本作品を表現したミースは、スマートかつシンプルな形で、この椅子に座る人が最高の快適さを得られるようにデザインしました。高い機能性を備えながら、「神は細部に宿る」というミースの言葉を見事なまでに美しく体現した作品です。

◆DESIGN and CONTEMPORARY ART◆
=WINTER + AUCTION=
12月6日(土) 17:00~ シンワアートミュージアム
下見会  12月3日(水)~5日(金) 10:00~19:00
       12月6日(土) 10:00~12:00
※ワインオークションは 12月6日(土) 14:00~ シンワアートミュージアム
  にて開催いたします。

                                      
                                         (執筆:S)