新春 下見会スタートです



 あけましておめでとうございます!
寒い寒いお正月でしたが、皆様はお元気に新年をお迎えでいらっしゃいますか。


昨日より、シンワアートミュージアムでは近代美術パート2オークションの下見会を開催しております。
東京ではこれが新春初めの下見会となります。

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会場風景
正面に児玉三鈴の金屏風が立ち、いかにも新春らしい会場の雰囲気です。

LOT571 児玉 三鈴《松の図屏風》
左隻175.6×181.0cm(180.2×186.0cm) 
右隻175.8×181.0cm(180.2×186.0cm)
各紙本・彩色
左隻:左下に落款・印
児玉陶欧シール
Est. ¥150,000.~¥300,000.

 児玉三鈴(こだま・さんれい/1915-2002)とは、川端龍子に師事した日本画家です。
青龍会で活躍した後に日本画府という画壇を創立し、理事長まで務めた人物です。
 本作品は龍子を彷彿とさせる堂々とした作風が魅力的です。


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LOT661 モーゼル《飾り壷》
H63.7×D18.4cm
下部に陰刻銘
Est. ¥200,000.~¥400,000.

 珍しいモーゼルの壷も出品されています。
 モーゼル(Moser)は、ルドヴィック・モーゼルによって1857年に設立されたブランドで、最高級のボヘミアングラスと言われます。
 職人気質で造形された芸術性の高い工芸品は贈答品としても人気があります。


 今回のオークションで注目を集めているのが、織田広喜の作品群。

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 壁一角が織田の作品で埋まり、展覧会を見ているような気にすらなります。
 茶系や灰褐色を主調にした作品の数々を眺めていると、このような色彩の混ざり合いの中から、これ程の心地よい世界を描くことができた画家の才能に改めて驚きます。
 

 近代美術・ジュエリー&ウォッチに関しては、既に今週月曜と火曜に大阪下見会を終え、金曜と土曜には名古屋で下見会を開催しております。
 東京でご覧いただけるのは1月20日(水)~23日(土)となります。

詳しい時間等はこちら


 皆様のご来場をお待ち申し上げます。

(井上素子)