日本画家。広島県生まれ。東京藝術大学で前田青邨に師事。東西の文化交流から日本美術の源流を求め、精神性に満ちた幻想的な表現を獲得した。古都やシルクロードを舞台とする壮大な芸術世界は、現在の日本画壇で際立って評価が高い。また多くの社会貢献活動でも知られ、近年では奈良薬師寺の壁画制作が著名である。
主な所蔵先は平山郁夫美術館、広島県立美術館、成川美術館。


■ 略年譜

西暦

和暦

年齢

事項

1930

昭和 5

0

広島県の旧家に生まれる

1945

昭和20

15

広島市で勤労動員中に原爆が投下され、被爆

1947

昭和22

17

東京美術学校に最年少で入学

1952

昭和27

22

卒業制作が学校に買い上げられる
芸大日本画科副手となり、前田青邨に師事

1953

昭和28

23

院展に初入選

1955

昭和30

25

美校の同期生と結婚、青邨の媒酌による

1959

昭和34

29

原爆の後遺症に苛まれ、制作面でも葛藤
仏教伝来のシリーズを制作し始める

1967

昭和42

37

法隆寺金堂壁画再現事業に、青邨と共に参加

1968

昭和43

38

中央アジア、アフガニスタンなどを歴訪
以後、シルクロードの取材に情熱を傾ける

1973

昭和48

43

東京藝術大学教授となる

1974

昭和49

44

ヴァチカンに作品を寄贈し、ローマ法王に謁見

1989

平成 1

59

東京藝術大学長となる

1991

平成 3

61

平山郁夫賞(優れたシルクロード考古研究者に贈呈)が創設される

1998

平成10

68

文化勲章受賞

2000

平成12

70

20年越しの作品である薬師寺壁画を完成