デザイン家具のご紹介(2)


7月に入り、東京はいよいよ夏本番といった天気が続いています。
本日も10:00~18:00まで、銀座 シンワアートミュージアムにて下見会を開催していますので、是非遊びにいらしてください。

さて、先日に引き続き、デザイン家具を4点ご紹介したいと思います。


マークニューソン
Lot135マーク・ニューソン
「Sci-Fi Vase」

w33.0×d33.0×h34.0cm / セラミック / 1993
落札予想価格:10万円~20万円


現在世界で最も輝いているデザイナーの一人。大ヒットした、auのデザイン携帯talbyをデザインした人でもあります。世界最大規模のアートフェア、マイアミバーゼルの姉妹フェアであるデザイン・マイアミが選出する、デザイナー・オブ・ザ・イヤーを2006年に獲得して以来、その作品の取引価格もウナギ登りです。
今回の出品作品は、ちょっぴり不思議な形をしていますが、花瓶です。





デザイン2

パントン
Lot140、151ヴァーナー・パントン
「VPグローブランプ」

d60.0cm / アクリル、スチールクロムメッキ / 1969
ルイスポールセン
落札予想価格:40万円~50万円

「バチェラーチェア」
w52.0×d69.0×h75.0×sh40.0cm / スチール、布張り(キャンバス地)
1955/ フリッツハンセン
落札予想価格:12万円~18万円


代表作のパントンチェアはあまりにも有名。1967年に発表されるやいなや、プラスチックの一体成型という画期的なアイディアが世界中で絶賛されました。今回の出品作品のひとつバチェラーチェアは、彼の作品としては珍しく布が使われています。もう一点のVPグローブランプは、1970年にケルンで開催されたファニチャー・フェアのために製作された作品。アクリルの球体の中に入っているのは、赤や青にラッカーペイントされたアルミの反射板です。この作品は現在も復刻版が発売されていますが、本作品と同サイズの直径60cmのものは復刻されていません。




デザイン3
Lot146ジョージ・ネルソン
「ゲートレッグテーブル 4656」

w164.5×d112.0×h75.0cm / ウォルナット
19507’s / ハーマンミラー
落札予想価格:20万円~30万円


ジョージ・ネルソンは、1946年から22年間、本作品を生産しているハーマンミラー社のデザイン部長も務めた人物です。
このハーマンミラー社時代には、イームズ夫妻を見出しました。
また、デザイン以外にも、建築雑誌の編集長として活動したり、多くの著作も残しています。
今回の出品作品は、折りたたみ式のテーブル。復刻版は現在のところ発売されていません。




安藤

安藤忠雄
Lot157安藤忠雄
「ペインティングチェア」

w63.5×d68.6×h36.0cm / FRP、スチール、アクリル塗料
2007 / エディション3/3
落札予想価格:20万円~30万円


言わずと知れた、現代日本を代表する建築家。
近年では、表参道ヒルズや、先日開業したばかりの副都心線渋谷駅の内部空間(通称:地宙船)の設計を手掛けています。
今回の出品作品は、かつて、緑化再生運動「瀬戸内オリーブ基金」のためのチャリティーオークションに出品されたもの。
イームズ RAR シェルチェアにペインティングが施してあります。安藤忠雄ファンは是非!




シンワアートオークションHP