先週のBAGS、JEWELLERY&WATCHESオークションが終了し、これで2011年のオークションも無事すべてが終わりました。ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
師走に入り残すところ今年もあと3週間、オークション会場のある銀座界隈はクリスマスや忘年会で人出も多く、街中は綺麗なイルミネーションで彩られています。今回はこの時期にしか見ることのできないそんな銀座のクリスマスツリーを皆様にご紹介したいと思います。
まずはじめは、銀座のクリスマスツリーと言えばまず思い出されるのが中央通り4丁目のミキモトのジャンボクリスマスツリー。弊社ジュエリーオークションでも人気の高いミキモトの本店前広場にそびえる高さ10mの樅の木は、1976年以来今年で34本目となるそうです。そんな銀座の風物詩ともいえるこのツリー、今年は東日本大震災からの復興を願って「子供たちの夢」をテーマにした美しいイルミネーションが飾られています。私が行った日も周りでたくさんの人が写真など撮っていました。
ミキモトジャンボツリー
中央通りを挟んだその向かい、銀座三越にはエントランスホールにこちらも同じく震災からの復興の願いを込めた「祈りのツリー」が飾られています。日本ユニセフ協会主催のプロジェクトである祈りのツリーは銀座エリアに5か所あり、募金活動やワークショップ、ミニコンサートなどが行われています。この時期たくさんの人が集まる銀座でこその活動と言えるのではないでしょうか。
三越の「祈りのツリー」
さて、中央通りを京橋方面へ移動して2丁目まで来ると、目に飛び込んでくるのはクリスマスツリーではありませんが、綺麗なイルミネーションで飾られたカルティエのブティック。ジュエリーはもちろん、昨年から本格的に始まったブランドバッグのオークションでも根強い人気を誇っています。今年はニューヨーク5番街の店も同様のイルミネーションで飾られているとか。いつか私もここで素敵なプレゼントを買いたいですね。
カルティエのイルミネーション
さらに中央通りを進んで1丁目。ここには少し趣向の変わったツリーがあります。貴金属の取り扱いの老舗、田中貴金属のウィンドウにはなんと高さ2.4m、純金の総重量約12kgを使用した参考価格約1億5000万円相当!のゴールドクリスマスツリーが飾られています。今年は金の価格が高騰し弊社オークションでも純金製の工芸品が多数出品され、中には金の相場を大きく上回る金額で落札された作品もありました。純金の胡蝶蘭やハートで装飾されたこのツリーは華道家の假屋崎省吾氏のデザインだそうです。
純金のクリスマスツリー!
今度は1丁目から一気に8丁目へ。外堀通りのリクルートビルの前には大きな青いクリスマスツリーがあります。新橋から銀座への入り口となるこの場所、日中は買い物客や観光客もあまり多くは通りませんが、日が暮れるとこのあたりは飲み屋さんの多い夜の街へと変貌し、この忘年会シーズンは遅い時間まで人出があります。飾りも特になく昼間はちょっと地味ですが、夜になると冴えたブルーのイルミネーションが輝き向かいのタクシー乗り場に並ぶ酔客たちの目を楽しませているこのツリー、この場所にふさわしく思えるのは私だけでしょうか?
リクルートのツリー
弊社でも、先週のBAGS、JEWELLERY & WATCHESオークションの下見会の間にクリスマスツリーを飾っていました。上記のツリーに比べるべくもない小さなクリスマスツリーでしたが、下見会場の雰囲気を盛り上げるのに一役買ってくれました。
我らがツリーです
クリスマスムードが否が応でも盛り上がるこの時期、大切な人へのプレゼントなどを買いに銀座へお越しの際には、少し足を延ばして色々な思いのこもったこれらのツリーを見に行ってみてはいかがでしょうか。
(執筆:平野)