1月23日から26日の4日間、東京ビックサイトにて「第19回 国際宝飾展 IJT2008」が開催されました。これは世界35カ国から1670社が出展するという日本最大の宝飾品の仕入れ・買い付けの展示会で、業界関係者向けに行われています。
テレビなどで「今年の日本ジュエリーベストドレッサー賞に輝いたのは・・・」といったニュースをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年は松坂大輔投手が特別賞を受賞し、話題となっていましたが、各世代で最もジュエリーが似合う著名人が選ばれる「日本ジュエリーベストドレッサー賞」も、国際宝飾展で併催されています。
では実際、どのような展示会なのでしょうか。今回はこの国際宝飾展に足を運んできました。

会場はとにかく広い!それぞれのブースに立ち止まっていては、とても一日で見て回ることはできません。そして、すごい数のジュエリー!何をどう見るべきなのか途方に暮れてしまいそうでした。

 


【 イタリア 】
1864年創業という老舗、『VENICE STYLE』では、伝統的なヴェネツィアン・グラス(イタリアではムラーノ・グラスと呼ばれる)の技法を取り入れたジュエリーを展示していました。
写真左:ウィンドウに並ぶ2008年の新作ジュエリー。ガラスには金が組み込まれており、透明感と豪華さが融合したスタイリッシュなデザインが魅力的。
写真中央:一つ一つのジュエリーを丁寧に説明してくださったマッテオ・パルマス氏。



【 オーストラリア 】
オーストラリアといえばブラックオパール。世界の産出量の約95パーセントを占めているのだとか。深い色彩の中から放たれる独特の輝きが神秘的で妖艶。
写真中央:オパールを贅沢に使用したジュエリーの数々は奥様(Melissa Berta)のデザインによるもの。最近は大きなジュエリーが人気なのだとか。
写真右:とても気さくに対応してくださったデニス・ベルタ氏。





ダイヤモンドを扱う会社が集まるゾーンでお話を伺ったのは、泣Wャグ・ダイアムのジャティン・パテル氏。流暢な日本語で対応してくださいました。お父様の代からインドでダイヤモンドに携わっていらっしゃるとか。ズラリと並んだダイヤモンドの数々に、その希少性を疑ってしまうほど。インドで研磨されたという極めて小さなダイヤモンドは、まるでキラキラと輝く砂のよう。ふっと吹いたらハラハラと飛んでいってしまいそうです。




桜をモティーフとした華やかなジュエリーに惹かれて足を止めてしまったのは、ミノワダジュエリークラフト、クラフトマンの蓑和田元さん、デザイナーの蓑和田幸恵さんご夫妻による作品。JAAジュエリーデザインアワードでのグランプリ・経済産業大臣賞をはじめ、数多くの賞を受賞されています。七宝の技術を取り入れた、精巧で優美な作品にうっとり。




今回新設されたこのコーナーでは、デザイン企画から製造までを一貫して行うメーカーなどが軒を連ねていました。 開‐ONEのブースでは、職人さんが実演されている一方、CADによるジュエリーデザインが紹介されていました。
Computer Aided Design:コンピュータを用いて設計すること。
写真右:熟練の職人さんによる一点もののジュエリー。高い技術を持った職人は減少しているのだとか。職人さんの仕事ぶりを垣間見て、その細かい作業に脱帽しました。




とりわけ目を引いたのは、ニューヨークで活躍するマイケル・ミショーさんの作品。メトロポリタン美術館から所蔵品をモティーフにした作品を依頼されるなど、世界的に高く評価されています。草花や貝などの自然をモティーフに、その微妙な色彩、繊細さを見事に表現したジュエリーは芸術品そのもの。



また、冒頭で紹介した「日本ジュエリーベストドレッサー賞」をはじめ、併催イベントとして、ブライダルジュエリーのイメージリーダーに最もふさわしい著名人が表彰される「ブライダルジュエリープリンセス」や各種セミナーが開催されており、国際的で活気に溢れた、華やかな印象を受けました。一言でジュエリーといってもジャンルは幅広く、大変奥深い世界であることを実感しました。
今後もジュエリーに関する情報を随時発信していきますのでご期待ください。
(次号は2月16日頃に掲載する予定です。)