未来の巨匠を目指す、アーティストの卵たち。
そんな彼らを応援するイベントvia art2007が12月18日から、ここ、シンワアートミュージアムで開催されます。
期間中は、公募より10人の審査員によって選出された77名の美大生の手による作品が一堂に会し、アートを様々な視点から考えるイベントが予定されています。
クリスマスシーズンを彩るこのイベント、実は、企画・運営を行うのもまた学生なのです。
夏から約半年間にわたって準備してきたイベントにかける想い・見どころなどを運営チーム3人にインタビューしました。
Q.そもそも、この企画が立ちあがったきっかけは?
伊藤(圭): ビジネスとか、イベントとかそういうものを運営する側になってみたいという志を持つ者同士、以前から何かとこの3人は集まっていたんです。
特に井上は演劇を専攻していることもあって、アートには興味を持っていた。
伊藤遥子も同じくアート好きで。僕はアート自体に対しては素人だったのですが、日本の文化発信力の弱さを残念に思っていました。素人目に見てもいいものは沢山あるのにですよ。
この状況が生まれてしまった原因は色々あるとは思うんですが、発信側に関して言えば「いい作品を描く能力と、それをプロデュースする能力は別物」ということが大きいと思います。だから、僕達みたいな運営することが好きな人間が同世代である美大生を社会に発信するようなイベントを作れないかな、と。
で、ご縁があって、シンワアートオークションの倉田社長がシンワミュージアムを貸してもいいよとおっしゃって下さったことから、一気に企画が具体化した感じですね。それが今年の6月の半ば。
Q.6月半ばに開催が決定して半年間、真っ白の状態からイベントを形にしていく過程では壁にもぶつかったと思いますが1番苦しんだことは?
井上: やっぱりなんといっても作品募集ですね〜。
伊藤(瑶): うんうん。最終的に200点以上の応募を集めるまで胃が痛かったです。
井上: そもそも企画立ち上げ、作品募集の告知から締切まで約1カ月というタイトなスケジュールだったので、とにかくイベントを知っていて頂かなければならなかったんですね。で、各大学にポスターを張ったり、校門前でビラを配ったり、必死にPR活動をしました。中でも一番効果があったのは芸大の学祭ですね。
伊藤(瑶): 10人くらいのスタッフで、見知らぬ学生1人1人に声をかけてイベントの趣旨や、作品を募集していることなんかを説明していって・・・。出店のお客さんの隣にいきなり座って「あの〜」って話しかけたり。いま考えると結構怖い人かも(苦笑)。
井上: でも、熱意が伝わったのか「知り合いにビラを配ってあげるよ」とか、「友人同士のメーリングリストで情報を流してあげるよ」なんて言ってくださる方が沢山いて。人の厚意のありがたさを知りました。
それに、「まさにこういうイベントをやるべきだと思っていた!」という声もあって、需要の高さを感じました。
Q.企画チームは所謂美大生ではなく、一般大学の学生で構成されていますよね。美大生や、アートに対する思い入れなど聞かせてもらえますか?
伊藤(瑶): やっぱり、自分たちとは全く違う道を選んだ同世代が、必死に頑張っているんだ。ということを知って、何か力になりたいな。プロデュースしていきたいなと思うようになりました。
伊藤(圭): 僕は、日本の文化発信力は弱いと常々思っているんです。だから日本のアートには興味が持てなかった。でもだからこそ、世界に日本の文化を発信していきたいとも思っていて。このイベントがそのきっかけになっていけば良いと考えていますね。
Q.最後に、多くの努力を重ねてとうとう形になった2週間後のイベントにかける意気込み・情熱を一言。
井上: まだ学生である自分たちに何ができるだろうと、多少の不安も抱えながら始めたこのイベント。多くの企業の方にご協力頂いて、いよいよ、本番を迎えます。私自身もドキドキで、とても楽しみ。まだ、こんな大きなことを言うのは気恥ずかしいですが、いつかこのイベントが、日本で大きなプレゼンスを持つ存在になっていけばと思います。
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