丸ビルにて開催!! コンテンポラリーアートオークション
11月17日に丸ビルホールで開催するコンテンポラリーアートオークションには、日本の現代美術の基礎を築いた巨匠から、最近注目を集める気鋭の新人まで全259点の作品が集まります。今回は、その中でも特に注目すべき画家をご紹介します。
(画像をクリックするとオンラインカタログがご覧になれます。)

自他共に認める「前衛芸術の女王」。 海外での評価も確たるものです。 今回は合わせて17点もの作品が出品されます。中でも、
「T. QX Infinity Nets 1961」の4000万円の落札予想価格は、今回のオークションに出品されるなかでも最高額です。

【訂正】こちらの作品は、当初の「草間彌生作品登録カード」の記載にもとづき、カタログ上では1961年制作と記載しておりますが、2007年11月16日付で記載内容が訂正され、新たに登録カードが発行されました。
従いまして新しい登録カードの記載にもとづき、カタログ記載が変更になりますのでご注意下さい。詳しくはこちらをクリックしてください。
20世紀後半の最も重要な美術運動のひとつにも数えられる、「具体美術協会」を主催した、前衛芸術のパイオニア的存在です。戦前も、九室会を結成して日本の抽象絵画をリードしました。
今回の出品作品は、晩年に登場する、赤地に青の円という組み合わせの作品。明度の高い二色の拮抗が画面に緊張感をもたらし、円環の求心力と遠心力の間に観る者を引き込みます。
前述の、「具体美術協会」の主要会員として知られる田中敦子。2007年の「ドクメンタ12」(ドイツの権威あるアートフェア。ドクメンタとは5年に一度の意)にも作品が出品され、今、再注目されている画家です。
今回の出品作品は、最初に円を描き、その後複雑な経路を辿る多様な線を画面に満たすように描いたもの。一見冷やかなようでありながら、不穏なまでのエネルギーと、新しい関係が生成されていく生命の律動に溢れる優品です。 
瑛九は生涯、執筆活動と並行して油彩画、銅版画、石版画、フォト・デッサンなど、新しい技術をもちいた作品に挑戦し続けた画家です。自由美術家協会に所属し、又、戦後はデモクラート美術家協会を設立するなど、既成の権威を拒否して、自由・独立の精神による制作活動を主張しました。
今回出品されるのは、油彩画制作が最も充実していた晩年の3年間に生まれた作品です。
 

10月23日の、テレビ東京「ガイアの夜明け」でも、上海のアートフェアで彼の作品を巡って争奪戦が繰り広げられる模様が紹介されていました。今、世界でもっとも人気のある日本人アーティストといえるでしょう。
可愛らしい外見をもちながら、外界に、挑むような視線を向ける強い大きな目をした女の子は、もはや説明するまでもない彼の作品の象徴的存在です。
今回のセールには、立体なども含め、15点の作品が出品されます。
絵画作品だけでなく、漫画や小説、映像、パフォーマンスなど、ジャンルを超えて幅広く活動しているアーティスト。個展の他に主なグループ展として、「横浜トリエンナーレ2001」(パシフィコ横浜、2001年)、「ぬりえ」(パリ、カルティエ現代美術財団、2002年)、「アートで候。会田誠・山口晃展」(上野の森美術館、2007年)などがあります。また東京都現代美術館をはじめ、代表作はパブリックコレクションとして収蔵されています。
会田は、女子高生、戦争、エロス、社会問題などセンセーショナルな題材を主とし、挑発的で物議を醸す作品を発表してきました。
その作品は、社会の暗部や恥部を照らし、現代人が抱いている、隠された衝動や欲望、鬱積した思いなどを浮き彫りにします。作品は時に扇情的、猟奇的であり、残忍な暴力性をも孕みますが、その根底には喜劇的なアイロニーとウィットに富んだ会田の世界観が流れているのです。
美しい容姿と相まって、メディアからも熱い視線を浴びる松井冬子。ファッション雑誌にも度々登場しています(講談社 FRaU11月号など)。しかし、女優顔負けのビジュアルだけでなく、「日本×画 しょく発する6人」(横浜美術館)展でも作品が展示されるなど、その画力への評価も着々と高まっています。
今回オークションにかけられる「浄相の持続」は、「MOTアニュアル No Border「日本画」から / 「日本画」へ」(東京都現代美術館)展出品作品。彼女の代表作の一つです。
2005年に31歳の若さで夭折した画家。現代に生きる人々の日常生活に潜む不安や息苦しさを現すような作品群は、人々の心をとらえて離さず、大きな共感をよんでいます。死後出版された遺作集は、一時アマゾンでも売り切れ状態になるほどの人気ぶりで、既に23000部という画集としては異例の売上を上げています。また、今年4月のコンテンポラリーアートオークションに出品された彼の作品は、落札予想価格の実に13倍の660万円で落札されました。

「MOTアニュアル No Border「日本画」から / 「日本画」へ」(東京都現代美術館)展をはじめ、多くのグループ展に出品している三瀬夏之介。今年9月の、大原美術館におけるアーティスト・イン・レジデンスも記憶に新しいのではないでしょうか。
その作品は、出身地である奈良への愛着と、その延長線上にある富士山を原風景に、日本画の素材を用いて日本的なモチーフを描く「日本の絵」でありながらも、古典的な日本画の枠から外れた斬新さを併せもっています。
国内での個展のほか、オランダ、上海でのグループ展や、ドイツのギャラリーにおける中国人アーティスト劉野(りゅういえ)との同時個展など、国際的な活躍もめざましい気鋭のアーティスト。2007年5月のクリスティーズ香港のセールでは、26,000 HKD 〜(日本円で約38万円)の落札予想価格で出品された作品が216,000 HKD(手数料含 / 日本円で約317万円)で落札されるなど、オークションにおける評価も高まっています。今回出品されるのは、クリスティーズで落札されたものと同じ、「Human's Own evo2」シリーズの一作。
2005年の「VOCA」展で大賞であるVOCA賞を受賞している画家。
今回の出品作品では、日野がVOCA賞受賞後に描くようになった少女が、彼の作品ではお馴染みの不自然なほど目を見開き、口を半開きにした姿で描かれています。同じく少女を描いた作品が、今年5月のクリスティーズ香港のセールにて、70,000 HKD(日本円で約102万円)の落札予想価格で出品され、 1,140,000 HKD(手数料含 / 日本円で約1676万円)で落札されました。世界で存在感を増しつつあるアーティストです。
映画「さくらん」の監督として、今年一気にメジャーになった彼女。女性誌のグラビアや広告、書籍装丁など多方面で活躍していますから、色鮮やかで、生命力あふれるその写真を目にしたことのある方は多いのではないでしょうか。所謂コマーシャルフォトの分野での活躍が目立ちますが、2001年には日本で最も権威のある木村伊兵衛写真賞も受賞した実力派です。父親は、“世界のニナガワ”ともいわれる演出家 蜷川幸雄
なんといっても、本年の「VOCA展2007」でVOCA賞を受賞したことが印象に残る山本太郎。受賞作品は、展覧会のチラシにも掲載されたので、それで彼の作品を知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
山本は、日本に古くから伝わる昔話、古典などを積極的に取り入れた、独自のウィットに富むポップな作品を描きます。伝統的な風景に星条旗・電信柱といった西洋文化や現代生活の入り混じった作品制作を通して、何が真に日本的であるのか模索しているのです。
小竹顕也は、本年のアートフェア東京で、maru galleryのブースを個展形式で飾り、人気を博しました。牧歌的で詩情にあふれた優しい色調の画面とまん丸い瞳が印象的な作品を制作しています。彼の描くキャラクターは、仏の優しさにも似た普遍的な安心感を与える穏やかな表情を呈しています。
今年9月の二人展(於:ギャラリー小柳)が記憶に新しい山口智子。2005年「VOCA」展(上野の森美術館、東京)にも出品しました。画家は、白いパンツだけを身につけた少女たちを中心に部屋、食べ物などの日常風景をパステル調の色彩で描きだします。それらは、山口自身の中を通過した等身大の感情や情景であり、身の周りのものを描くことで、ネガティブな感情を明るい方向へ転換していきたいという作家の世界観が投影されているのです。

 

■下見会のお知らせ■
11月17日(土)開催/CONTEMPORARY ART オークションの下見会は下記の日程で開催いたします。
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東京: シンワアートミュージアム
11
月14日(水)〜16日(金) 10:00〜20:00
11月17日(土) 10:00〜13:00

入場は無料です。 どうぞお気軽にお越し下さい。

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