2007年4月14日(土)に『コンテンポラリーアートオークション』、その前夜祭として、13日(金)に『クラブナイト・プレビューVer. 2.0』が開催されました。銀座に熱い視線が注がれた2夜の模様をお伝えします。

4月13日(金)17時。DJ ワタルとDJ OyakataによるBGMの中、徐々に下見会場に人が集まりだしました。1Fエントランスには、キッチンオオタによる華やかなフードが並び、お客様はシャンパングラスを片手に作品を鑑賞しています。
そして18時。空気を震わせる和太鼓の音が、会場いっぱいに響き渡りました。シンワアートオークションがコンテンポラリーアートのオークションにおいて提唱する「和の本質と新たなる胎動」をシンボライズした和太鼓の演奏です。

その後は地下会場で、アートライター住吉智恵氏と、シンワアートオークションの倉田陽一郎社長によるトークライブ 「アートライフ/ライフアート」。つい数日前に終わったばかりのアートフェア東京の話や、最近面白いと思ったアートの話など、アートライターとしての視点を交えてカジュアルなトークが繰り広げられました。



続いて20時からは、ニッポニアエレクトロニカによるヴィデオパフォーマンスが始まりました。「ニッポン」を題材に、サンプリングされた映像と音楽を、楽器の様にコントロールして繰り広げられるユニークなパフォーマンスに、多くの人が見入り、体を動かしました。


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そして明けて14日(土)。オークション当日は、雨の天気予報とは裏腹に良い天気に恵まれました。開場前から、シンワアートミュージアムの前には入場を待つお客様の行列ができ、予定開始時刻を少々後ろにずらしての開催となりました。

昨年12月以来4ヶ月ぶりとなった今回のオークションには、120点の作品が出品。すでに海外での評価も高いウォーホル、草間彌生、奈良美智らの作品をはじめ、1990年代の日本の現代アートシーンを賑わせた作家や、ここ数年のうちに台頭してきた新進気鋭の若手アーティストまで揃った充実のラインナップとなりました。

会場には多くの人々が詰め掛け、熱気に包まれた中オークションがスタートしました。
前半は、ポップ・アートの巨匠アンディ・ウォーホル、リキテンシュタインなどの作品が盛り上がりをみせます。特に、アンディ・ウォーホルの「Ingrid Bergman:Herself」は、国際市場価格を上回る460万円まで競り上がりました。
会場内の熱気は後半に掛けてより一層高まります。近年国際的に注目度が上がっている草間彌生の作品は軒並み落札予想価格を上回る金額で落札され、李禹煥、蔡國強ら海外勢の作品も、落札予想価格の2〜3倍に伸びていきました。

今回は海外からの電話ビッドも多く、中には、海外からの電話ビッド同士で競り合う、という作品もありました。
外国人作家の好調につられるように、続く若手日本人作家の競りも活発に進んでいきました。そして、ロット112の村上隆「レイチェル」が、落札予想価格150万〜200万を上回る520万円で落札されると、さらに快進撃が始まります。
今回のオークションの中で一番高額である、700〜1000万円のエスティメイトがついていた奈良美智の作品では、オークショニアの発声と同時に一斉にパドルが上がり、最終的には1400万円で落札されました。

続いて、今回、オークション前から多くの注目を集めた石田徹也の作品の競りが始まると、書面、電話ビッドのブースから一気にたくさんのパドルが上がり、それに続いて会場からもパドルが多数上がります。電話ビッド席では、立ち上がってビッドする営業マンの姿も。あっという間に300万円を越え、その後も緊迫した競り合いが続き、とうとう落札予想価格の13倍にあたる660万円でオークショニアのハンマーが振り下ろされると、会場内からはため息とともに拍手が沸き起こりました。

そして、カタログの表紙を飾った小林孝亘の「Stray Dog」では、競り開始後すぐに会場内から「400万円!」の声が上がり、その勢いに乗って最終的には落札予想価格(200〜300万円)の6倍の1200万円での落札となりました。
さらに、前回のオークションで大きな伸びを見せた天明屋尚が続きます。今回出品された大型の作品「鵺」は、あっという間に1000万円の大台を突破。最後は2名の会場参加者による一騎打ちとなり、1650万円まで上がったところでハンマープライスとなりました。これは、落札予想価格(400〜600万円)の実に4倍に当たる金額です。

そしてこの熱気に押されるまま最後のロットまで駆け抜け、セール終了となりました。会場内は、「自分たちは、何かとんでもない瞬間に立ち合っているのではないか」という期待と驚きの空気に満ち、日本のアート市場に何か新しい胎動が生まれつつあることを感じさせる一夜となりました。

■落札結果はこちらから>>
配信日:2007年4月 / Copyright 2007 Shinwa Art Auction, Co. Ltd. All rights reserved.

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次回のコンテンポラリー・アート・オークションは11月開催に決定!

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