初めてシンワアートオークションと出会ったのはいつ頃ですか?
確か、5年くらい前だったと思います。日本に居たとき、偶然シンワアートオークションの前を通りがかり、ここを見つけました。 外に掛かっている絵を見てとても興味深かったので、下見会場へフラッと入ってみました。
日本でのオークション参加はそれが初めて。シンワアートオークションと出会ってからは、カタログが送られてくる度にそれを手にしながら、営業担当の人と電話でいろいろな作品について聞いたり話したりするのですが、それが今ではひとつの楽しみになっています。
外国でこのようなオークションにはよく参加されるのですか?
ええ、以前から参加しています。向こうでも良くオークションに参加をして、沢山のお金をつぎ込みました(笑)。
画廊やデパートではなく、このようなオークションという場で絵を購入されるということを、
どのようにお考えですか?
まず第一に、様々な考察を持った人たちがこの場に集まり、色々なモチベーションを持って買いに来ることに興味があります。出品されているものに対してどのような興味を持っているのかを知ることができる事もとても面白い。 ある人は絵に興味があったり、それが茶碗であったり、彫刻であったり、ジュエリーであったりする。 そういった人達によって作られる場の雰囲気によって、なぜこの作品に人気があるのかなどを知ることにより、それが勉強になり、知識となります。これは、画廊などでは味わえないし、
オークションならではの醍醐味。私にとっては最高の遊び、趣味だと思っています。
次に大事なことは値段。私はオークションで物を購入する方がお得だと思います。特に日本人作家のものに関しては、オークションの方が安く買えると感じています。
日本人作家でお好きな方はいらっしゃいますか?
私は藤田嗣治が好きです。その他にも荻須高徳、小磯良平なども好きな画家たちです。彼らのようにとても有名な作家の他にも、私は使われている素材にとてもこだわりがあり、興味があります。決して有名ではない作家でも、どういったものに描いてあるのか、その使われている素材に対して惹かれてゆく事があります。また、そういった無名の作家と出会うことは楽しみであり、喜びでもあります。
お持ちのコレクションはどのような系統のものが多いですか?
やはり購入している作品はヨーロッパのものが多いです。シンワアートオークションに来ると、ヨーロッパのものでも海外のオークションでは見つけられないようなものが安いエスティメイトで出ていることがあります。
日本ではまだリアル・オークションというものが一般に浸透していないと思うのですが、この点はどう思われますか?
そうですね、週末のひとつの過ごし方として、違う価値観を持った人たちがひとつの“オークションという場”に集まり、アートを知り、溶け込んでいくということはすばらしいことだと思います。特にこのような場所での人との出会いというものを私は大切にしたい。それはとてもすばらしいことだと思っています。
トルシエさんのお持ちのコレクションはどのように保管されているのですか?
お部屋に飾られたりしていらっしゃるのですか?
自分にとっては今、飾るということよりも集める、収集する、ということにとても興味がありますね。というか今は場所がない。それを時々出して見たりするのが楽しい。(笑)
それでは最後の質問となりますが、“ART”とは、トルシエさんの人生において、どのような意味がありますか?
自分にとってアートは生活の一部です。集めた作品、集めるということを通しての“文化交流”にとても意味があります。アートを通して人、文化を知る、触れるということが私の生活の一部になっている。人が建物の中に住んでいるのが当たり前のように、私にとってはアートが私の中に住んでいるのが当たり前という感じです。
今日は本当にありがとうございました。オークションは楽しんでいただけましたか?
また、是非いらしてくださいね。
こちらこそありがとう。
配信日:2007年1月 /
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